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「シュレ猫」とは何ですか

「シュレ猫」とは何ですか

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回答No.5

現実世界では単なる「言葉遊び」です。

kazutatama
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

noname#175206
noname#175206
回答No.4

 シュレ猫とは「シュレーディンガーの猫」という量子力学についての思考実験(パラドクスといってもOK)です。  シュレーディンガーとは量子力学では非相対論的な式としては基本中の基本であるシュレーディンガー方程式を導き出した物理学者の名前です。  シュレーディンガーは、方程式を導き出したものの、その物理学的な意味について悩み、自分の出した結論に対して自分でそれがどこかおかしいとする思考実験を発表しました。それがシュレーディンガーの猫です。  量子力学においては、ミクロの物体の位置や速度などは、観測する前は確定しておらず、確率的に分布しているとしています。高校の化学の教科書や参考書の、そうですねたいていは最初のページあたりに、これが原子の姿だと称して奇妙な形(ひょうたんにリングがあるようなものとか)の図が載っていることがあります。しかし、それらを読み進めていくと、原子核の周りを電子が円を描いているような分かりやすい図が載っています。  この前者の奇妙な形をした原子が、実は量子力学が教える原子の形です。電子が確率的に原子核の周りに分布しており、それを量子力学的にきちんと計算すると、そのような奇妙な形でまるで雲のように原子核の周りに存在しているというわけです。  ここまでならミクロの世界は奇妙だ、と割り切ってしまえるのですが、シュレーディンガーは満足できませんでした。彼は、この奇妙な結果がそのまま猫のような大きい、つまりマクロな物体にも適用できてしまう、そうすると常識に反するおかしなことが起こるよ、と言いたくて、シュレーディンガーの猫と呼ばれることになる思考実験を表明したのです。  思考実験は次のようなものです。観測した時に50%の確率で分裂してしまう素粒子があるとします(言い換えれば、観測した時に50%の確率で分裂していない)。このような素粒子を考えることは量子力学的にOKです。  この素粒子を使ってスイッチを作ります。素粒子が分裂していないときはスイッチがOFFで、分裂したらスイッチがON、というものです。このような仕組みも量子力学を含む物理法則に違反しません。たとえば現実に実用化されている半導体は量子力学の法則通りに動作しています。  スイッチがONになったらパチンコ玉を勢いよく飛ばす装置を作ります。これも物理学的にOKです。  ここで致死量の青酸ガスの入ったガラス瓶を用意します。スイッチがONになったらパチンコ玉が飛ばされてこのガラス瓶を割るようにセッティングします。これも物理学的に何ら問題なしです。  さらにガラス瓶の傍らに生きている元気な猫を一匹置きます。  以上の仕組みを用意しておいて、外からは誰も中を観測できないような箱に、上記仕組み一式を収めます。箱を開けてみるまでは誰も中の様子を知ることができません。  この箱について、シュレーディンガーの方程式を適用して解釈するとこうなります。箱を開けてみるまでは、箱の中では50%の「確率的存在」としてガラス瓶が割れずに元気に生きている猫と、同時に残り50%の「確率的存在」としてガラス瓶が割れてしまって青酸ガスのせいで死んでしまっている猫がいることになる、と。半死半生の猫ではありません。見ていないから分からないだけで実はどこかの時点で決まってしまっているのでもありません。ピンピンしている猫とぐったりと息絶えた猫が「重ね合わせた」ように存在している、というわけです。  シュレーディンガーはこういう思考実験を発表して、量子力学はどこかおかしいだろう、と主張したわけです。人間が頭を撫でられるようなマクロな大きさの猫が、その猫を見るまでは、最初に化学の教科書で説明したような雲のように確率的に存在するなんておかしいだろうと。  これについての解釈は、さらに発展した議論を呼び、現在でも解決されていません。「いやその通り、生きた猫と死んだ猫が重ね合わせて存在しているのだ」と真っ向から常識に反する解釈をする人もいれば、「少なくとも観測するごとに宇宙は枝分かれしていくのだ。猫を観測したとたん、生きた猫の宇宙と死んだ猫の宇宙の二つが生まれるのだ」という人もいます。さらには「そもそも箱の中を観測不可能ということ自体が不可能だ。だからシュレーディンガーの猫の思考実験はそもそも成り立たない」という人もいます。その他さまざまな解釈があります。  ただ一つだけ言えるのは、「どういう解釈をしようが量子力学の計算自体には何の影響もない」ということです。だから、そうですね、たとえば我々は安心して半導体の塊ともいえるコンピュータを使ってよいわけです。

kazutatama
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.3

こんにちは。 No.1さんがおっしゃるとおりですが、説明はこちらを。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%8C%AB&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=10794423043200 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%8C%AB 簡単に言えば、 箱の中に猫がいて、放射線が出れば猫が死ぬという仕掛けがあるとき、 猫を直接見れば「生が100%か死が100%」になりますが、 放射線がいつ出るかはわからないので、 箱の中を見なければ、外にいる者にとっては、猫は「生と死が50%ずつ」(50%という数字になるとは限りませんが)になるということです。

kazutatama
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • ka28mi
  • ベストアンサー率41% (969/2315)
回答No.2

正式名称は先の方がご回答されている通りです。 ウィキペディアにも載っています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%8C%AB ちなみに、私はこのページを見て「何が言いたいのか、さっぱり分からん」と知人に尋ねたところ、「この文章で分からないようなら基礎知識がないから説明できない」と断られたことがあります。

kazutatama
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • ponman
  • ベストアンサー率18% (213/1126)
回答No.1

元ネタは「シュレディンガーの猫」 どういう文脈で出てきたのか不明なので本来の思考実験の意味で使われているのかは不明。

kazutatama
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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