江戸時代の肖像画の画賛の読み方
江戸時代安永年間に描かれた肖像画の画賛の初めの部分で、肖像画の人物の紹介がなされています。「沼波○弄山諱重長者勢州桑名産也・・・・」で始まります。この○の行書体部分は、某氏の解読では「氏」と読まれました。しかしくずし字解読辞典など複数の辞書で見ても「氏」のくずし字の下部にしっかりした横直線の入った書体がありません。よく見ると「互」に近似していますが意味が通じません。この人物の号が弄山ですので、○部分は「号」の行書体かとも思いますが、横直線が下過ぎるようですし、江戸時代に「號」の略字「号」が使われていたか?などの問題がありそうです。そこで、文章で判読した場合に、「沼波氏弄山諱重長者・・・・」か「沼波号弄山諱重長者・・・・」か、どちらが適切かお教えください。
肖像画の展示に解読と併せて読み下し文も付けたいのですが、正しい読み方についての読み下し方法も教えてください。後者を適切と見て「号」は「よびな」と読み、「沼波よびな弄山いみな重長は・・・・」では如何でしょう。
お礼
回答ありがとうございました。 教えて頂いた名前を確認したところ、亡くなった祖母の叔母にあたる人物ということです。 親類の疑問も解消できました。 ありがとうございました。