• ベストアンサー

温度センサや湿度センサの原理ってどうなっているの?

温度センサや湿度センサの原理ってどうなっているの? ある実験を行っている最中に疑問が浮かびました。 マイコンボードに温度センサをつかって温度を測るということをしたのですが あの小さい体でどうして温度を測れるのか不思議でたまりません。 一応ググって調べたのですがいまいちぱっとしない説明しか調べられませんでした。 どなたかわかりやすい解説をお願いできないでしょうか。 ちなみにその時の温度センサは ”LM35” というものです。

  • zora1
  • お礼率31% (7/22)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • geshon
  • ベストアンサー率61% (44/72)
回答No.2

まず、金属の抵抗は温度に関係します。 一般的に温度が高くなるほど抵抗値が高くなります。 身近な例では電球のフィラメントが顕著でしょう。 懐中電灯の明かりが電池の電位が低くても比較的明るいのは、 電流が流れなくなって発熱が低くなることで抵抗が下がるからです。 これは、原子の振動が温度上昇によって大きくなるため電子が通りにくくなるためと 考えてください(高校の物理の範囲)。 しかし、その抵抗の差は非常に小さいものです。逆にいえば、その性質さえうまく捉えれば 高精度の温度計になります。白金膜温度センサなどはこの原理です。 しかし、金属に不純物を混ぜたり性質の異なる半導体を接触させたりすると その温度特性や抵抗成分は劇的に変わります。 金属に不純物を混ぜてその温度による抵抗特性を劇的に大きくしたのがサーミスタです。 しかしその抵抗値は、温度に対して対数関数を変形したような形になり、 今が何度かを読み取るのには不便です。 通常は、ある温度を境に動作を変えるような場合に使用されます。 LM35 はサーミスタではなく、ダイオード(サーマルダイオード)を用いています。 ダイオードはある電位差が起きると一定方向に電気を流す性質がありますが、 ある特定の環境と電源条件で、温度とその電位差が比例関係になります。 LM35は 1℃で10mV 電位が上がる比例関係になっていて、温度を簡単に電位から 読み取れます。内部回路は、ダイオードとある特定の電源環境を作りだす構成に なっています。 最近のパソコン用のCPUやチップセットやマザーボードは温度を読み取れますが、 ほぼ全て、サーマルダイオード(実際はトランジスタの場合も多い)を用いて います。 なお、LM35は National Semiconductor社にデータシートとアプリケーションノート (内部回路の動作原理など)があります。難しいですが日本語ですので、読んでみても いいかと思います。 http://www.national.com/mpf/LM/LM35.html#Documents 熱電対は、ある異なる金属を接触させることで熱による起電力の差が電位となって 生じ、その電位差を読み取ることで熱(温度)を測定します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E9%9B%BB%E5%AF%BE 湿度センサーは、あまり詳しくありませんが、空気は湿度によって誘電率が 変わるで電極間の静電容量を測ることで湿度がわかるものがあります。 他の原理を応用して湿度を測定するものもあります。 一般的に、温度も同時に図り補正が必要なことが多いです。 LM35はモノリシックで設計されているのでサーミスタを使用してはいないし、 サーミスタを半導体と言い切るのは違和感を覚えるし、原理を聞いているのに 性質しか回答していないのしかないのは、ちょっとひどすぎると思います。

参考URL:
http://www.national.com/mpf/LM/LM35.html#Documents
zora1
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございました。 おかげで原理なども理解できてきたと思います。

その他の回答 (1)

  • tpg0
  • ベストアンサー率31% (3785/11964)
回答No.1

LM35はIC温度センサーです。 サーミスタという半導体は温度によって電気抵抗値が変化します。 この特性を利用した温度センサーは多いですが、抵抗値の変化を電気出力に変換したICです。 他の温度センサーに熱電対がありますが、高価なので精度を必要とするに場合等に使用します。 湿度センサーも湿度で電気抵抗値が変化するタイプや静電容量が変化するタイプがあります。

関連するQ&A

  • この湿度センサーはどんな原理で働くの?

    百均で売られていたアナログの温湿度計の中身の写真です。 奥のゼンマイ状は温度計用のバイメタルだと思いますが、 手前のゼンマイ状の部品は湿度により変化する部品のようです。 実際には湿度変化に対しての動きはわずかですが、一応は 湿度センサーとして組み込まれている部品だと思います。 このセンサーの構造と動作原理を教えて下さい。推測でも・・・

  • 温湿度センサーの応答性

    試験装置の温湿度の測定に市販のセンサーを使ったのですが、9年前のものは温度変化の応答性が悪く、熱電対を別に付けました. 今、別の会社のセンサーにて立ち上げている最中なのですが、やはり同じで、ヒーターの通電を変えて温度変化を見ようにも反応が遅いため、これではヒーター制御がまともに出来そうにありません. 市販の温湿度センサー、もちろん工業用ですが、これは分単位程度の変化を見るものなのでしょうか?

  • ニオイセンサー・臭いセンサー・臭気センサーの動作原理

    ニオイセンサーの動作原理が気になって調べてみました. 臭いセンサーのメーカーに計測原理という項目がありました. http://odorsensor.com/puroducts/genri.html すると,さらに疑問が出てきました. >>ヒーターを約400℃まで温め、ニオイ分子の吸着・脱着を活性化させ、 周囲の温度変化や湿度への影響を軽減しています。 とありますが,自分からしたら400℃って結構な高温なんですが, 一般の火災報知機などのニオイセンサーも, 同じような動作原理なんですか? 400℃だと,何か危ない感じがします.

  • 温度センサを使って温度を計測したい

    DS18B20 LM35DZ こちらの温度センサを、ブレッドボードにつなげて温度を計測しようとしています。 写真のように配線しています。 しかしこれでは、センサ自体の温度が急激に上がりすぎてか温度を測ることができませんでした。 白い線から3.3Vの電流が流れていて、黒い線がGNDです。 2つの緑の線は、値を読み取るためのものです。 そして、左のセンサがLM35DZ、右のセンサがDS18B20です。 私はこの手のことにはあまり詳しくないので、原因と解決方法がわかりません。 きちんとした値をとりたいのですが、どうすればいいでしょうか。 ちなみに、この値を見る方法(A-D / 7セグメントLEDなど)は別に用意していますので、その部分についてはお気になさらなくて構いません。

  • 現在、ArduinoにLM35の温度センサーをつないで実験しています。

    現在、ArduinoにLM35の温度センサーをつないで実験しています。 ベランダの温度を測定しようと、ケーブルを延ばしたところ値が定まらず、 ばらばらの値がでます。 LM35の電源はArduinoから5V直接とって、OUTを アナログinしているだけの単純なものです。 ハード面で、解決する方法をお教え願えませんでしょうか? 宜しくお願いします。

  • サーミスタが温度センサとして使われる理由を教えて下さい。

    サーミスタが温度センサとして使われる理由を教えて下さい。 温度センサの種類について学習しているのですが、 測温抵抗体、熱電対、サーミスタといったものがあることを知りました。 そこでふと疑問に思ったのですが、 測温抵抗体や熱電対を使わず(使えず?) サーミスタしか使えないというものがあるのでしょうか? 測温抵抗体や熱電対は聞いたことがあるのですが、 サーミスタというのは始めて知りましたので・・。 測温抵抗体や熱電対にはない、サーミスタ特有の利点というものがあれば教えて下さい。

  • 絶対湿度について

    420×280×200ほどの小さい密閉した容器に温度と相対湿度が測定出きる 温湿度レコーダーを入れて測定し、その結果から絶対湿度を計算したところ 温度変化に伴って上下していました。(温度が上がると絶対湿度も上昇) 容器から水の出入りが無いはずの為、容器内で結露する条件でなければ 絶対湿度は変化しないものだと考えていたのですが。。 この考えは違うのでしょうか? (空気の膨張分で多少は変化?) もしかしたら、結果にセンサーの特性などが出てきているのでは と疑っているのですが。。 下記結果の一部 温度 相対湿度 絶対湿度 絶対湿度 27.3℃ 68% 17.8g・m-3 0.0155 kg/kg(DA) 34.2℃ 59% 22.4g・m-3 0.0201 kg/kg(DA) また絶対湿度の表現には2種類あるようで、空気1m3の容積中 に含まれる水蒸気の質量を絶対湿度という場合と、 空気中の水蒸気の質量 (kg)と乾き空気の質量(湿り空気から水蒸気を 除いた質量)1kg(DA)の比[kg/kg(DA)]を絶対湿度という場合がある ようですが、特に使い分けは? (筐体内を温度と相対湿度を測定した結果から絶対湿度を出して 温度との関係をみたところ疑問が出たためにこのような密閉容器で 実験をしてみました。) 計測については初心者な為、もしかしたら大きな勘違いをした質問 かもしれませんが、天気相談所等に問い合わせても的を得た答えが 得られずここにたどり着いた次第です。。よろしくお願い致します。

  • リクガメの飼育環境(特に温度湿度)について

    こんどヒガシヘルマンリクガメを飼うことになりました 雄雌のつがいで甲長10センチ足らずくらいです 初心者でも飼いやすいと言うことで購入を決めたのですが ゲージの温度湿度管理で少し悩んでいます 色々調べて飼育ゲージ内の温度について勉強して 温度は全体に29~31度、湿度は40~50%と書いてあったので 60センチのゲージを用意して(レプロ1645) 昼はメタハラ(サンビーム20)とパネルヒーター(スーパー1 Mサイズ)とバスキングスポット 40W 夜はムーンシャワー40Wと上記パネルヒーターを使用してメタハラとバスキングスポットを切る 昼夜ともゲージ内保温(加温)のため上面ヒーター(ダントツ Mサイズ)を付けようかと思っています ※いずれも電球類などの装置は一個ずつです これを爬虫類サーもで30度くらいに設定しておこうと思うのですが 以下のような疑問があります ・2匹分で上記の装置でだいじょうぶか? ・昼夜の温度差は付けてはいけないのでしょうか?  夜も30度必要でしょうか? ・温度の勾配と言うことがよく書かれていますが  ゲージ内が全体が30度くらいあってさらにホットスポットが  必要なのでしょうか? バスキングライトなどの下で自身の温度調整をしてくれるなら ゲージ内の空気の温度は20度くらいでも良いのかなと思ったり するのですが、何せ初めてなので、頭でっかちになってしまっています そもそもこんなに装置がいるのかなと思ったり いやいや 生き物を飼うのだから、まずはきっちりとした環境から とも思ったりで、やりすぎとか考えすぎと言うことはないでしょうが 適度にきちんとした考え方というか、環境の作り方が よく分かりません、湿度についてはさらに謎でして スチーム加湿器を、湿度センサー付きスイッチでコントロール しようかと思っているのですがやりすぎでしょうか? 子供と一緒に楽しいカメライフをと思うのですが 飼育環境について何かアドバイスいただけると助かります よろしくお願いします

  • 赤外線センサによる温度測定におけるチョッピングの…

    赤外線センサによる温度測定におけるチョッピングの理由 赤外線センサーにより約600℃ぐらいのニクロム線の温度を 非接触で測定することを検討しています。 現在、センサ資料を収集中です。 そのなかで「センサ信号をチョッピングして交流結合で信号を得る」という 記載をみました。 私の理解では 1.センサー自体の雑音を除去するためにチョッピングする。 2.しかしセンサに入力される被測定物からの信号と周囲からの信号の 分離のためには全く効果はない。 と思えますが、間違っていたらご指摘ください。 測定は計測器のような精度を必要としませんので、実験によりますが チョッピングをやめて回路の簡素化をはかりたいと考えています。 具体的な回路例がみつかりません。紹介いただければ幸いです。 発熱体からの赤外線、また周囲からの赤外線は 光のように反射等をくりかえしてゴチャマゼになるものでしょうか? それともレーザビームのように直線性の鋭いものなのでしょうか?

  • 圧力センサについて

     圧力センサをブレッドボードにつなぎ、電子秤の上に圧力センサを置き、指で力を加えた力によってセンサの値(電圧値)を計測した際に、仕様書では重量が増えれば増えるほど電圧値が上昇しているのですが、実際に実験した結果、全く逆になってしました。  これは一体何が原因なのでしょうか。わかる方説明お願いします。 仕様書→FSR400Series_PD_94-00027RevE.pdf 検索すれば出てくると思います。

専門家に質問してみよう