• 締切済み

雷の化石、雷管石について3つの質問

雷の化石、雷管石について3つの質問 この石の生成要因から日本でその存在を確認出来たのは1966年岩見沢市奈良町が最初らしいのですが、 (1)それ以降の発見はあったのでしょうか? (2)この石の発見によって地学的、他の学問分野において新たに解明されるようなことはあるのでしょうか? (3)地質地図や落雷分布図などの情報を使って日本でこの石を探し出すことは可能なのでしょうか? ご存知の方がおられましたら宜しくお願いします。

  • 地学
  • 回答数2
  • ありがとう数4

みんなの回答

回答No.2

こんにちは。専門の範囲内でお答えできることだけお答えします。 (2)について 雷管石は岩石学的に分類すると「変成岩」に相当します。変成岩とは、もともとの岩石に熱または圧力が加わることによって変化した岩石です。変成岩を作る要因となった変成作用の分類を見ると、変成岩に関するほとんどの専門書に、雷起源の変成作用に関する記述はありません。したがって、雷管石の研究で、一般的な落雷で雷管石が容易に形成される事実がわかれば、変成作用の幅をちょっとだけ広げるきっかけになるかもしれません。 (3)について 落雷分布図(詳細なもの)があれば雷管石を見つけるのは論理的には可能です。ほとんどの岩石は約1400℃もあれば溶けてしまいますので、落雷で生じた温度がそれ以上であれば、雷と岩石の接触部は溶けます。溶けた岩石は気温によって急に冷やされるので、多くの雷管石の熱接触部がそうであるようにガラス化します。ですから、落雷を確認したら、ピンポイントでその場所に急行し、ガラス化した岩石を探せば良いというわけです。もとの岩石の種類が何であっても約1400℃以上の熱が加われば岩石は溶けますので、地質や岩石の違いで雷管石のできやすさが変わるわけではありません。ただし、黒っぽいガラス質の火山岩や蛇紋岩が分布している地域は、色と質が似ているため、雷管石ができたとしても探しづらいと思います。

回答No.1

この【雷管石】という名前さえ知りませんでした。 http://www.kaminari-nandemo.com/name/tabemono/post_91.html 「ながいこと、日本では雷管石ができるような大きな電圧を発生する雷はできないと考えられており、事実、雷管石は発見されませんでした。 しかし、1966年6月6日に岩見沢市奈良町で発見された石が詳細な検査の結果、雷管石であることがわかり、日本初の雷管石とされました。現在、その石は岩見沢郷土科学館に資料として展示されています。 」 岩見沢郷土科学館でも「日本初」と表示しているから、これが最初の発見でしょう。 http://www2.city.iwamizawa.hokkaido.jp/kyouiku/Hpwebsite/Hpwebsite/INDEX.htm (1) 『この雷管石が日本国内では唯一、ここ岩見沢で発見されているそうだ。』という記載が http://images.google.co.jp/images?q=%97%8B%8A%C7%90%CE&hl=ja&btnG=%83C%83%81%81%5B%83W%8C%9F%8D%F5&biw=1035&bih=965 の1ページ目の最後の[岩見沢の雷管石]画像の説明についていました。 日本で他に「雷管石」が発見されたかどうかはわかりません。世界では沢山あるようですね。 http://www.google.co.jp/images?q=Fulgurites&num=20&hl=ja&prmd=ivs&lr=lang_ja&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=j1ShTOPVA4XcvQPshvyZBA&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CDcQsAQwAA&biw=1035&bih=965 (2) わかりませんが、おそらく何もないと思います。 (3) この雷管石は、堆積や火成ではないので、地質図から探すのは無理だと思います。 「石英の多い砂が6億ボルトもの落雷のエネルギーで溶解し、電流が流れた砂の部分が通路のようになって、その周辺の砂が管状にガラス化した石ができる。砂漠の表面から地中に向かって管状の石ができます。この石は雷管石あるいはFulguritesと呼ばれます。」という説明があるので、石英の砂が必要条件かもしれませんが、石英でなくても、強大な落雷のエネルギーで砂などが溶解して塊になることは最低条件でしょう。 どうも普通は2億ボルト以下(一般的には1億ボルト以下)の雷のようなので、6億ボルトの雷が発生するのはかなり珍しいことになるでしょう。 http://www.jlpa.jp/04/04_1.html#0112 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/interview/13/index.html http://www.gakkai-web.net/butsuri-jrsession/html/e.html http://www.otowadenki.co.jp/technical/05type.php ここに「1回の落雷の放電量は数万~数十万A、電圧は1~10億V、電力量換算で平均約90万MWであるが、時間にすると1/1,000秒程度でしかない」と記載してあります。地表部分でどの程度の電圧になっているのでしょうか。自然現象による雷サージ(直撃雷サージ、誘導雷サージ)については、図表7のイメージでは3百万ボルトくらいのようですね。 http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt073j/0704_03_featurearticles/0704fa02/200704_fa02.html 砂や土壌の長石がガラス化するには1000℃以上の温度が必要ですし、雷は極く短時間ですから、雷の中でも特に大きな雷の膨大なエネルギーが短時間に必要なのでしょう。 http://www.e-net.or.jp/user/igayaki/kozan/k3.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E7%9F%B3 岩見沢市で見つかったのすから、他の場所にもあるとは思いますが、非常に珍しい者であることは間違いないでしょう。大きな雷が頻繁に落ちる地点を探しに行っても、雷管石を見つけるのは難しいと思います。 石狩・空知・後志地方では落雷も多いようです。日本で雷が多いのは次のところに載っています。  http://www.kaminari.gr.jp/kiso/hatsurai.html

関連するQ&A

  • 地質学を将来宇宙関係の仕事に役立てる事は出来ますか

    私は地質学を大学で学びたいと考えているんですが、理由が「宇宙の惑星の秘密が知りたい」…と何とも幼稚な理由です。 初めは天文学かな?と思っていたんですが、仮に星を見つけるのが天文学だとするなら、その惑星を詳しく調べていくのは地質学の領分だと思い、天文学では無く地質学を学ぼうと決意しました。 宇宙の惑星には地球じゃ考えられない気候(超大型台風やあり得ない規模の雷など)や大きさなどがありますよね。そこから色々調べていく内に自然と地学が身につき、活かせる大学として東北大学の地球惑星物質科学科(地球科学系)を志望しています。理由として一番大きいのは地球・惑星の地質に関して学べるから…とこれまた単純な理由です。 ですが、調べても大学院に進むと地球の誕生・起源といった分野で 果たしてその道に進んだとして私が希望するような研究分野や仕事があるのかが不安になってきました。 宇宙といえば天文学・物理学のイメージが圧倒的に強いと思いますが、地質学はこれからの人類の宇宙進出をする上で必要不可欠な分野の一つだと考えています。 そこでお聞きしたいんですが、日本・海外問わず宇宙関連の仕事・研究(大学/院)で地質をメインに扱う所というのはあるのでしょうか? ご存知の方はご回答お願いします。

  • 超古代文明について

    現在の人類が生まれる前、先史文明よりももっと古く地球を制覇していた 文明があったとしたら、今まで謎だと言われていた遺跡、遺物の説明が 一気に解明できるとおもいますが。 アメリカで発見された「石の点火プラグ」は偽物だ。という定説が実しや かに囁かれていますが、証言した人間にそのような細工はできず笑い話に なっています。 石に点火プラグを付けてどんな意味があるのか。は現代人が考えることで 石は付けたのではなく付いた。というのが真相ではないでしょうか。 長い年月で化石化した泥や砂が点火プラグに付いて発見された。と思いま すよ。 また、極小のスプリングはかなりの古さで現在の人類が発生する以前の ものらしいです。 これらの物から推測されるのは、超古代には現在の人類とは違う人類が いてそれらが現代文明をも凌ぐ文明を築いていた。と思いますよ。 超古代文明にも歴史があるわけで、原始時代から現在に至るまでの人類と 同じような変遷があったのでしょう。 それらが少しずつ発見されるから、どこの時代の物かがはっきりせずに 歴史の点でしか推測できません。 もしも、そういう意味をもった遺跡が発見されれば、恐竜と人間が共存 できたとされる恐竜土偶も納得できるし、壁画も同様だと思います。 どう思いますか。

  • 太陽月地球の内部を観測すれば、科学は進歩しますか?

    太陽の内部、奥深くを観測した人間は居ません。 月の内部、奥深くを観測した人間は居ません。 地球の内部、奥深くを観測した人間も居ません。 そこで、ハリーポッターが一肌脱いでくれました。 太陽、月、地球の内部を自由に移動出来る、魔法の観測船を、ハリーが作ってくれました。全面が透明な魔法のガラスで出来ており、観測船の内部から明かりを照らして自由に外部を観察(観測)する事が出来ます。 さて、ハリーポッターの魔法の観測船は、人類の科学(地質学、天文学、地学、etc...)にどのような貢献が期待出来るでしょうか。どのような発見や、どのような進歩をもたらす事が出来るでしょうか。 当方は学問に詳しくないので、些細な事でも自由にお答えいただければ幸いです。

  • 大陸パンゲアについて

    まず質問の前に先に・・・ もう初老の私ですがこの質問に目を通されたアナタはまるでヒネた子供のごとき疑問と文からにじみ出るであろう稚拙な精神性に驚かれるかと思います、申し訳ありません。しかしこれが私なのです。 さて表題のパンゲア大陸はその後の地殻変動で現在の5大陸に分断されたことが定説となってますが、その説明にアフリカ東海岸とインド西海外の海岸線のそれは一致し、かつ地層、そして堆積物・化石も同様のものが出土し云々・・・はあ、そうですかという認識ですが、 その一方で当時は海面下だったヒマラヤ山脈は押しつぶされ隆起し8000mもの高さになったわけですね。 おそらく海面下でも大きな沈下がありそれがマリワナ・日本海溝などになったかも?と推測します。 つまり地球の表面はボワボワンと大きく数千メーター単位で大きく波打っていたとイメージしてるわけです。 では、なぜパンゲア→現在の5大陸への大変換は海面数メーターレベルの誤差を保ったまま数千キロの大陸の度は完遂できたのでしょう? パンゲアはひとつの大陸な訳ですから海に面する環境・・・生態系、地質などはほぼ均質と考えるのは自然に思えます。 結果そこにしょうづる地層や堆積物も同様に考えるが妥当ですね。 とすれば数億年後誰かがたまたま海岸線の形に偶然の一致を発見し嬉しがってるとしか思えないなあ。 ただこの手の学問って儲からないから誰も目くじらたてて反証しないだけなんじゃない?と・・・ああ嫌な性格だ 優しい方々からの回答頂ければ幸いです。

  • この化石はなんの化石?

    画像の貼り付けが出来なかったので再度カテゴリを変えて投稿します。 先日、実家へ帰った際に、不思議な化石がありました。 親の説明によると 「水深250mから見つかった木石」 と言ってました。 しかし、2本有るのですが、まったく同じような構造で大きさも同じです。外見は「くちばし」に似ています。 素人感覚なのですが、とても木石には見えません。 質感は石です。重さも石です。 私はくちばしのある鳥の化石では?と思っています。 特徴は ・先端がくちばしのように曲がっています。 ・2つとも丸いコブ?のようなものがあります。 (水鳥に多い魚を蓄える袋のようなもの?) 付け根に左右対称の薄く広がったものがあります。 これは、もう一つにもあったように感じられます。 もともと3つ目もあったようで、構造はまったく同じだったそうです。 海の底にあったので魚の化石?かもしれません。 何れにせよ、「木」では無いように思うのですが・・・・ 画像を添付しますので、考えられる生き物?植物?を教えて頂きたく宜しくお願いいたします。

  • 邪馬台国の時代、日本列島は南北が逆転していた?

    飛鳥昭雄さんによれば、 ●邪馬台国の時代、日本列島は混一疆理歴代国都之図のように南北が逆転していた。 http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/tenjikai/2002/zuroku/001.html ●邪馬台国は大和にあり、箸墓が卑弥呼の墓である。 ●魏志倭人伝では邪馬台国は九州の南にあると記されているが、それは日本列島が逆転しており、大和が九州の南にあったからだ。 と言っておられます。 飛鳥さんといえばトンデモ説で有名ですが、だからといって飛鳥さんの説を頭から否定するのは学問的な態度であるとは言えないと思います。 実は私は飛鳥さんの説を疑っているんですが。 というのは、本当に日本列島の南北が逆転したのであれば、それを示す証拠があるのではないか、と思うんです。 例えば東北地方から熱帯地方の生物の化石が発見されているとか。 地形に日本列島が回転したことを示す痕跡があるとか。 そういったことが彼の説の中には述べられていません。 質問は、 (1)日本列島の南北が逆転したことを示す証拠はあるか。 (2)日本列島の南北が逆転したかどうかは、何を調べればわかるか。 です。 よろしくお願いします。 申しわけありませんが、邪馬台国の所在についてなど、質問の趣旨から外れた回答はご遠慮ください。

  • 雷について質問

    雷について質問 何故雷がピカッと光るのは目を閉じていても、今光ったなと感じることが出来るのですか?

  • 雷のことについて質問です。

    雷のことについて質問です。 雷雲の中では、上方にはプラスが下方にはマイナスがたまっているのですが、これはなぜなのでしょうか? 課題で雷のことを調べていたのですがよくわかりません。 回答おねがいします。

  • 雷がめちゃくちゃ怖い…いくつか質問させてください

    梅雨が大嫌いです。 雨が嫌なのではなくて、雷が怖くて仕方ないのです。音ではなく、雷によって死ぬ確率があり、逃れられないことが恐ろしいです。 過去の質問をいくつか参照しましたが、それでもわからないので質問させてください。 1、私は鉄骨の五階建てのアパートに住んでいます。電化製品のことがよく挙げられていますが、うちはベランダに洗濯機が置いてあるのですが、これに落ちたりはしないのでしょうか。また、雷が鳴っている間は洗濯をしないほうがいいでしょうか。 2、雷が鳴る間は外出は避けろということですが、アルバイトもしておりなかなか難しいです。 そこで、屋外での雷について質問です。 ・以前、知人が雷のときに外出を怯える私に、「何もない平地ならともかく、高いマンションや電柱が建っている道を歩いている人間に落ちるなんてありえない。建物に先に落ちる」と言いましたが、これは信憑性はありますか? ・金属バットや傘を振り上げるのは危険とどこかに書いてありましたが、雨がひどくても傘はささないほうがいいでしょうか。 くだらない質問かもしれませんが、これからの季節が憂鬱で仕方ないです。是非回答やアドバイスをお願いします。

  • 化石燃料のことで質問です

    植物が光合成をして有機物を作り、その有機物を動物が食べる。 その動物の死骸や排泄物が微生物によって分解される。 この時、発生する二酸化炭素を植物が光合成をする際に使うので、大気中の二酸化炭素は増減しない。 これはつまりカーボンニュートラルですよね(大まかに言うと) では、化石燃料がカーボンニュートラルじゃないのはなぜですか。 化石燃料も元をたどると動物や植物由来なわけですよね。 でも化石燃料を燃やすと二酸化炭素は増えます。 カーボンニュートラルとは、 吸収する二酸化炭素の量(光合成に使う二酸化炭素)=排出される二酸化炭素(微生物を分解する時などに出る二酸化炭素量) なので化石燃料がカーボンニュートラルじゃないということは、化石燃料は上の等式が成り立たない。ということになります。 なぜ、化石燃料はカーボンニュートラルではないのか、説明して下さるとうれしいです。