• ベストアンサー

ニュートン運動方程式の解としての級数?

数日前に聞いた話ですが、惑星の運動など、ニュートン力学の運動方程式が解けるかどうかを考えるときに、級数の収束が大切、ということを聞きました。 自分が運動方程式 m x'' = F を解くときは、別に級数なんて出てきたことがないのですが、なぜ、級数が関係してくるのでしょうか? 「通常は、級数の最初の数項の数値を求めるだけで、惑星の運動は分かるけど、級数が収束するかどうかは分からない」といったことを聞きましたが、そもそも、なぜ、運動方程式を解くときに級数が出てくるのかが良く分からないです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • KENZOU
  • ベストアンサー率54% (241/444)
回答No.4

ニュートンの運動方程式(mx"=F)は時間についての2階微分方程式ですね。例えばバネの振動(調和振動子)の運動は、ご承知にように次ぎのような微分方程式を解けば良いわけです。 mx”=-kx (1) (1)の微分方程式は容易に解けてxの時間変化はサイン関数で表わされ、決して級数なんかはでてきません。 >なぜ、級数が関係してくるのでしょうか? しかし、問題によってはニュートンの運動方程式は(1)のような単純な形でなく、複雑な微分方程式となる場合があります。例えば注目している質点に作用する力が中心力に加え遠近にある他の質点群からの力の影響も受けている力学系とか、いろいろな複雑な力学系が考えられる訳ですか、それに伴い、力Fの中身は一段と複雑な形となってきます(具体的には、既に回答されている方々の記されているURLを参照して下さい)。こうなってくるとニュートンの微分方程式(運動方程式)は簡単には解けなくなる場合がでてきます。しかし解きたいという場合、近似的に解を求める手段として解を級数で表わすやり方がある訳ですね。このやり方がいつも成功するとは限りませんが、有効な手段であることは間違いありません。これでもダメな場合はコンピュータでのシミュレーションということになりますが。 例として、微分方程式のテキストなどに出てくる x”=kx’-ax (2) という微分方程式は、解xを x=a0+a1t+・・・ant^n+・・・ (3) とtのベキ級数で近似するやり方で解かれます。

white-tiger
質問者

お礼

具体的で、分かりやすい説明をありがとうございました。 近似解を求める手段としてでてくるのですね。

その他の回答 (3)

noname#108554
noname#108554
回答No.3

惑星の運動は解析的に解くことが出来ますが、 それは、角度シータを与えた場合の話で、 時間tの関数として陽に書きたいと思ったら、 Kepler方程式が出てきます。 で、陽に書く、ということは シータ=tの関数 r=tの関数 と書き直すことで、これは、解析的には出ないので 級数展開するしかない、という理屈です。 Kepler方程式その他については、参考URLをどうぞ。 http://www-het.ph.tsukuba.ac.jp/~kishika/Enn/math.01/doc/math7-2.html

参考URL:
http://www-het.ph.tsukuba.ac.jp/~kishika/Enn/math.01/doc/math7-2.html
white-tiger
質問者

お礼

参考URLありがとうございます。読んでみます。

  • Mell-Lily
  • ベストアンサー率27% (258/936)
回答No.2

天体の運動は、運動方程式と万有引力の法則によって、求めることができますが、数学的に解くことができるのは、二体問題まです。三体問題は、数値的に解くことしかできません。級数は、この近似計算のときに出てくるでしょう。

white-tiger
質問者

お礼

近似計算のときに出てくるのですね。ありがとうございます。

  • taktta
  • ベストアンサー率23% (12/52)
回答No.1

惑星と摂動論を引くと級数がでてくるサイトあり。 下記参照して。

参考URL:
http://www.google.co.jp/search?q=cache:oRYRr0s8iq4J:sip.sci.shizuoka.ac.jp/kkouza93/node5.html+%E6%91%82%E5%8B%95%E6%B3%
white-tiger
質問者

お礼

読んでみます。ありがとうございます。

関連するQ&A

  • ニュートンの運動方程式について

    ニュートンの運動方程式がなぜ2階微分方程式の形になるのか疑問に思っています。wikiboooksの古典力学の項には「数学的には、の三階以上の時間微分を含む方程式を考える事もできるが、ニュートンの決定性原理により古典力学の記述にはそのような高階の微分が不要であることが分かっているのである。」「多くの力学に関する実験結果によれば、ある時点で観測対象としている全ての質点の位置と速度が分かっていればその後、質点がどのような運動をするのか?ということが決まってしまう。この事実はニュートンの決定性原理と呼ばれる。」とありますが、この原理の根拠となっている”実験”に関して、(当時の)人々には三階微分の必要性を見出すほどの精密な実験ができなかったからという気がしてなりません。加速度などの初期条件の違いが運動に反映されないなんてあまり納得できません。(確かに日常的な運動を記述する際は問題ないのかもしれませんが)より正確な三階微分以上の方程式を用いた記述はなされないのでしょうか?

  • ニュートン法で解が収束しない

    こんにちは。 差分式で表した非線形方程式をニュートン法で解いています。が収束しな解あります。ニュートン法は初期値に依存しているため、初期値を可変的にしてみましたがダメでした。何かいい方法はないでしょうか? 参考になるか分かりませんが、使っているプログラムのニュートン法の計算の一部は以下のようです。 call g(x,f,df) h=f/df x=x-h if(dabs(h/x)<1.d-14) then  return endif

  • 運動方程式と統計力学

    ニュートンの運動方程式とハミルトンの運動方程式は数学的には等値です。ここで疑問に思ったのですが、ニュートンの運動方程式だけで統計力学を構成できるのでしょうか?自分の乏しい知識ではハミルトンの運動方程式にしか位相空間や状態量といった概念ないので、ニュートンの運動方程式からは無理ではないかといいた気がするのですが。

  • 5次方程式のべき級数を使った解法?

    まず、2次方程式の解の公式 {-b±√(b^2-4ac)}/2a ですが、それをべき級数を使って書くには、概要は次のようにできると思います。 文字aについてべき級数を使って書く場合。 |b^2|>|4ac|のとき、 √(b^2-4ac) = b*√(1-4ac/b^2) とし、ニュートンの一般化した二項定理で、aについて展開します。 |b^2|<|4ac|のとき、 √(b^2-4ac) = √(-4c)*√(a)*√(1-b^2/4ac) とし、三つ目のルートをニュートンの一般化した二項定理で、aについて展開します。 ただし、aについて、負のべきの無限級数になります。 二つ目のルートにおいては、a^(1/2)が残ったままです。 一つ目のルートにおいては、実数の場合も虚数の場合もあります。 とにかく解は、aの半整数のべきの無限和でかけます。 文字bについても、文字cについても同様です。 そう考えると、5次方程式のべき級数を使った解法もあると思いますが、なんらかの文献や情報があれば教えてください。 特に外国の文献に関してを希望します。

  • 大学1年レベルの級数に関する問題です

        ∞             ∞ f(x)=Σ(a_n・x^n)に対して、Σa_n/(n+1)が収束すれば     n=1            n=1 1       ∞ ∫f(x)dx=Σa_n/(n+1) が成立することを示せ。  0     n=1   という問題についてなのですが 私はこの問題を見たとき、次の定理                閉区間A=[a,b]上の連続関数f_n:A→R(n=1,2,・・・)を一般項とする関数項級数Σf_n(x)がA上で一様収束していれば a  ∞      ∞  b ∫ Σf_n(x)dx=Σ ∫f_n(x)dx が成立する。 b n=1       n=1 a という、項別積分の定理を使おうと思いました。 それで、f_n(x)=a_n・x^nとし、この問題において与えられたΣa_n/(n+1)が収束という条件から、Σf_n(x)が[0,1]上で一様収束することを導こうとしたのですが、うまくいきませんでした。 しかし、Σa_n/(n+1)が収束ではなく絶対収束だったら、Σf_n(x)が[0,1]上で一様収束することを導けました。 具体的には、 Σa_n/(n+1)が絶対収束より、Σ{a_n/(n+1)}x^nの収束半径Rは1<Rを満たす。また、Σ{a_n/(n+1)}x^nとΣa_n・x^nの収束半径は等しい。 ここで 「整級数Σa_n・x^n=Σf_n(x)の収束半径をRとする。0<s<Rなる任意のsに対し、閉区間[-s,s]でこの関数級数は一様収束する」 という定理から、とくにs=1としてやれば、関数項級数Σf_nは[-1,1]で一様収束することが導ける。よって[0,1]でももちろん一様収束するから項別積分の定理が使える。 としました。 なのでもしかしたら”収束”という箇所がミスプリントなのでは?と思ったので質問させていただきました。 ですが、私が単に、収束という条件から答えを導き出せてない可能性のほうが高いと思うので。。。 どなたか回答よろしくお願いしますm(_ _)m ぜんぜん解けなくてとても困ってます・・・。

  • 無限級数

    定積分∫[{1-e^(-x^2)}/x^2]dx を小数2桁まで求めよ。(0→1) やり方は、解答によると {1-e^(-x^2)}/x^2 =1-(x^2/2!)+(x^4/3!)-(x^6/4!)+……. このベキ級数はすべてのxに対して収束する。したがって、0≦x≦1で一様収束するので(ベキ級数の一様収束性),項別積分ができて ∫[{1-e^(-x^2)}/x^2]dx =[x-(x^3/3*2!)+(x^5/5*3!)-(x^7/7*4!)…](0→1) =1-0.1666+0.0333-0.0060+…=0.86 そもそも、なぜ、{1-e^(-x^2)}/x^2 =1-(x^2/2!)+(x^4/3!)-(x^6/4!)+…… となるのかがよく分かりません。 マクローリン展開だと思うのですが。 微積を始めたばかりの文系の学生(=私)でも分かるように、教えてください。 微積のはじめのところでテイラー展開などは1度やったのですが、級数のところで出てきてさらに勉強しているところです。 よろしくお願いします。

  • 級数の収束です。

    よろしくお願い致します。 級数の収束についてです。 t>0とします。 F(x)=-tx^2+(t+1)tx^4/(2!)^2-(t+3)(t+2)(t+1)tx^6/(3!)^2+.......+(-1)^m(m+t-1)(m+t-2)・・・(t+1)tx^(2m)/(m!)^2+......... についてです。 F(x)が収束することの証明をお願い致します><

  • 運動方程式について

    どうも、私疑問が一つありまして 古典力学における一質点の運動を記述する運動方程式Ma=Fの式中で 圧力は何処に入るのですか?

  • フーリエ級数の問題です。

    フーリエ級数の問題です。 1.fは周期2πの関数で次を満たす。f(x)=0(-π<x≦0)or f(x)=x(0<x≦π) (1)fをフーリエ級数展開し、各点収束定理を用いて収束を調べよ。 (2)x=π/2を代入してπの値を求める級数を作れ。 よろしくお願いします。

  • 微分方程式の級数解の求め方

    微分方程式の級数解の求め方について教えてください。 y' = a^2・y, y(0) = 1 の解が y = f(x) = Σ[n=0→∞]c(n)・x^n であるとします。 この場合に、係数 c10 値と、f(1) の値を求めたいと思います。 以下のように辿ってみましたが、途中でわからなくなりました。 解の式を微分して、 y' = c1 + 2c2・x + 3c3・x^2 + ... 元の方程式を展開すると、 y' = a^2( c0 + c1・x + c2・x^2 + ... ) 両式と y(0) = 1 より、 c1 = c0・a^2 = a^2 2c2・x = c1・x → c2 = c1・x / 2・x = c1 / 2 → a^2 / 2! 3c3・x^2 = c2・x^2 → c3 = c2・x^2 / 3・x^2 = c2 / 3 → a^2 / 3! ゆえに c(n) = a^2 / n! このあと c10 を算出するために上式の a の値は?などとわからなくなりました。 ここまでに誤りがないか、このあとをどうすればよいか、教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。