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科挙の廃止(世界史)
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こんばんは。 中国ではご存知のように隋の時代から科挙と呼ばれる官吏登用試験が行われていました。 そう、早い話が「エリート」を作るための制度です。 とはいえ、それは儒教思想をバックグラウンドとした学習です。 世界は帝国主義の時代を迎えているにもかかわらず、 儒教道徳を主とした科挙によって選ばれた官吏では、古い価値観にとらわれてしまい、 国際情勢に疎い者ばかりになってしまいました。 つまり、時代についていけなかったわけです。 (それはそうでしょう。当時の英米は産業革命の時代ですよ)。 さらに資格者数と官職ポストの数は大きなギャップがあるなど (ようするに人の数に比してポストがない) 現実の役人制度もついていかず、ついに1905年までに 科挙は廃止された、というわけです。 科挙は中国の伝統的支配体制に重要な意味を持っていました。 受験勉強をすることによって、儒教を母体とした皇帝の「徳」を 尊重する政治的倫理観を官吏に埋め込む作用があったのということです。 また、科挙によって「進士」「生員」などの資格を得ることにより、 その資格者は地元地域社会における強い権威を獲得していました。 そのため科挙の廃止は皇帝支配体制や地域社会秩序に直接的な 影響を与えることになりました。 ここから時代は大きく変わっていきます。 ……というか、検索で「科挙 」と入れれば、山のように 出てくるのでは?
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わかりやすく丁寧な回答をありがとうございました。検索で調べるの忘れてました・・・・・。 これからは検索かけてから来るようにします(笑)