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「本当の自分」とはなにか(年配の方は特に歓迎です。)

現在「本当の自分」とはなにかということをテーマにレポートを書いています。そのなかでふと思ったことがありました。それは世代によってかなり「自分」に対する考え方が違うのではないかということです。特に皆様が本当の自分というものがもともと存在していると考えていらっしゃるのか(本質主義)、あるいは文化など多様な経路をたどってできあがったものだという(構成主義)で考えていらっしゃるのか知りたいです。  よろしければおよその年齢と「本質主義派」か「構成主義派」なのかということについて教えてください。特に年配の方は私(大学生)とはかなり違う価値観をもっておられると思いますので、歓迎いたします。 よろしくお願いします。

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  • sakikumo
  • ベストアンサー率26% (36/138)
回答No.1

たぶん、歓迎いただける適正年齢です。 「本質主義派」「構成主義派」という 二分化を初めて知ったので、 興味深く感じ、回答させていただきます。 実は私は「本質主義派」でありたいのですが、 客観的に考えると、多くの人が「構成主義派」に ならざるを得ないのではないでしょうか。 私が「本質主義派」といえるゆえんは、 DNA以外に思い当たりません。 両極端な例を2つ(「王子と乞食」みたいな)考えると、生まれたその瞬時に決定する環境でさえ「本質」を凌駕するんじゃないかなあ。 私も現在まで多くの選択肢があり、 自分の意思で行動してきたつもりですが、 その判断に「本質」が何%を占めてきたかというと、 けっこう疑わしい。 また、「本質」を「構成」が変化させちゃってることも、しっかり自覚してます。 悔しいけど「構成主義派」のようです。 但し、ご質問冒頭の「本当の自分」と、 「現在の自分」は異なるわけで、 そこに、違った意味での煩悶も生まれるわけですが。 「本質主義派」か「構成主義派」の間の 「か」を考えるにあたっての舞台は、 私の場合「海辺のカフカ(村上春樹)」あたりが、 格好のシチュエーションです。

yasuh
質問者

お礼

色々な方のご意見を伺えて非常にためになりました。 >悔しいけど「構成主義派」のようです。 という部分は特に参考になりました。理想的には「本質主義」ということですよね。 >「本当の自分」と、「現在の自分」は異なるわけで という部分も参考になりました。というのは本当の自分など存在しないという考え方もあり、そこの部分が自分の考察するキーポイントになっているからです。

yasuh
質問者

補足

sakikumoさん、素早いご返答どうもありがとうございました。とても参考になりました。本来ならば具体的にどのような点が参考になったのか申し上げるべきですが、ほかの人の意見に影響してしまう可能性がありますので現時点では控えさせていただきます。  そういえばこの問題に関して興味深い実話がありました。 Story:昔ある男の子の赤ん坊(ブルース)が手術に失敗女の子(ブレンダ)として育てられ、親にはその秘密を明かされずに育ちました。しかしその自分に違和感を感じ14才のときにデービッドと改名して男として生きる道を選びました。  もちろん本質主義か構成主義かという問題は程度の問題であって、どちらも言えるとおっしゃる方が多いかと思います。私は年配の方が人生を歩んでこられた中でどちらかというと本質的に自分は生まれたことから変わっていないと感じるか、あるいは生まれた頃とはまったく違う人間になっているかということを知りたいなぁと思っていたわけです。(ちなみに物語については脳の構造から考察つもりです。)  「海辺のカフカ(村上春樹)」ですか。ぜひ夏休みに読んでみたいと思います。どうもありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • kirinzi
  • ベストアンサー率25% (23/90)
回答No.6

生物的なもの 遺伝的なもの 三歳時までに形成された人格 その後の人格 今の気分 まあざっと階層的に分けると、これらが重なって今の自分というものが形成されているんだと思う。 んで本当の自分は何かという質問だけど、人によってどの階層を指している(または指したい)かというところで、意見はわかれるんじゃないかな。 私は本当、もしくは真実という絶対的なものというものは信じない性質なので答えません。(答えられません) もし妥協して答えるとしたら、どの階層に重きがあるかという観点からとらえると、本当の自分というものは3歳時までに形成された人格を指すんだと思うよ。 ちなみに20代後半です

yasuh
質問者

お礼

本当に皆様たくさんのご意見をどうもありがとうございました。おかげさまでいいレポートが書けそうです。すべての人に感謝の意を込めてポイントを発行できればなぁと思いましたが、システム上無理があるようなので、何人か選ばせていただきます。ご了承ください。

yasuh
質問者

補足

kirinziさん、ご返答どうもありがとうございました。 階層的に自分を分析するということですね。ぜひ参考にさせていただきます。 >三歳時までに形成された人格 という部分は3歳(まで)が人生のなかで大きな意味を持つということでよろしいのでしょうか。

noname#6259
noname#6259
回答No.5

こんばんは。面白い質問ですね。私は哲学については全くの素人ですので、回答の視点がズレていたらごめんなさい。 人は段階を経て成長していますよね? ということで・・・生まれたての人は本質主義。成長するにあたって、経験や知識を得ます(環境からの影響を強く受ける)。これは構成主義。成長し、経験・知識を自分のモノにした人、モノにした人が他の人へ経験・知識を伝授した人(新たな本質を確立し、他者へ影響を与える)は本質主義だと思います。 つまり、人の成長と共に、(1)本質→(2)構成→(3)本質という流れを生きているのではないでしょうか。(3)本質になったとしても、人は常に成長しますから、完璧な本質になったと本人が自覚するのは難しいですね。 私は26才。まだまだ構成成長の期間です(笑)

yasuh
質問者

お礼

saladさん、回答どうもありがとうございました。 >私は哲学については全くの素人 実は私も哲学は専攻ではなく、ど素人です。哲学を勉強されている方も含め、色々な方のご意見を伺いたいというのが、この質問をしたきっかけですから、ご意見を伺えてうれしいです。 >(1)本質→(2)構成→(3)本質 という部分はまったく想像もしていませんでした。貴重な意見を聞かせていただきました。

  • dawasa
  • ベストアンサー率35% (19/54)
回答No.4

30代前半 「自分」についての考え以上に、「本当の自分」という観念がどこから来たかという観点からとらえなおしてみるとおもしろいのではないでしょうか。  さまざまな本を読んでなんとなく把握したことなのでダイレクトな参考図書を提示できず申し訳ないですが、ぼくの世代よりやや上から始まって、後の世代になって色濃くなった思潮に、「自分探し」というものがあると思います。この「自分探し」という漠然とした欲求が社会にせりあがってくることによって、私たちは「本当の自分」という観念をもつようになるのでしょう。自分のすべてを本当の「自分」と思っていれば、「本当の自分」などというアイデアは持ちようがないからです。  ではなぜある時期に「自分探し」が流行る(?)のか。これには大きく二つの理由が説として立てられています。一つは、日本の高度成長も一段落して、いままでは価値が「外にあって」「獲得する」ものであったのが、その限界も見えることで「いま、ここ」へ回帰してきたこと。「成功」に目標があるときは、「本当の」自分よりも「あるべき」自分というニュアンスの方が強く社会に共有されており、それはいまここにはないものを獲得することによって得られるのである。その状態から、価値はすでに「いまここ」に隠されていて発見をまっている、という世界観へ変化していって、「自分探し」が出てきたのです。  もう一つは、日本の社会体制が一応の安定(完成)を見ることで、個々人は社会の中で、ある役割を遂行するという場面が増えます。「私」であるよりも、「社員」であったり、「課長」であったり、あるいは視聴率の微小な数値の一部だったりするわけです。私らしさが発揮できない。そうすると、それが「偽りの自分」として、自分のなかで違和感をもって眺められるようになる。そこでその「偽りの」自分の奥に、「本当の自分」を見出そうとするわけです。  (本論からは逸れますが、「いま、ここ」といっても「本当の自分」それ自体を生きるのが難しいからこそ「自分探し」をするわけで、その意味ではやはり「本当の自分」も外部にあることはかわりないと言えます。そしてその点だけを<強調>すると、「あるべき自分」は努力の口実になるが、「自分探し」はいまの自分に対する拒否(無責任)の口実になると言えます。)  この点から、自己を本質的に考えるか構成主義で考えるかにかかわりなく、「本当の」のニュアンスが人それぞれだろうと思います。  以上のことを学んだために、私個人としては「本当の自分」に対しては、「自分というもの関して本当というものはない。すべてが自分なのだ」と考えています。ただそれでも「個性」というものはあると思うので、その辺が自分のなかでどういう整合性になってるんだろうとは思うのですが…。

yasuh
質問者

お礼

どうも返答ありがとうございました。興味深く読ませていただきました。 >「自分」についての考え以上に、「本当の自分」とい >う観念がどこから来たかという観点からとらえなおし>てみるとおもしろいのではないでしょうか。 ご指摘ありがとうございます。実はその件については別の章で考察する予定です。 >ではなぜある時期に「自分探し」が流行る(?)の >か・・・ そこでその「偽りの」自分の奥に、「本当 >の自分」を見出そうとするわけです。 という部分は私も同感です。かなり自分に意見の近い人がいらっしゃるのだなぁと感じました。  他の方の回答にも「偽りの自分」という考え方が出てきましたが、一方で偽っている自分というものは自分ではないのかという疑問もありますよね。  ここは意見を書く場所ではないのかもしれませんが、私は(本当の自分があるか否かはさておき)、「本当の自分」というものは「死後の世界」などと同じように、人間が観念的に作り出したものだと思っています。信心深い人たちは本質主義的な考え方がが強いみたいです。 >後の世代になって色濃くなった思潮に、「自分探し」 >というものがあると思います。 そうですね。私もどこかで読んだことはあります。 参考までに、文化人類学の学会では昔本質主義が優勢だったのが、近年になって構造主義が中心になってきたという背景が存在するようです。

noname#6163
noname#6163
回答No.3

本質主義と、構成主義というものを知らない上に、こういう問いは、非常に難しい。 客観的にいくと、本当の自分と言うのは本質的だろう。自分中心に見ると、構成的だろう。   本当の自分とは、世界。 自分中心に見ると、世界と、自分があって、自分は世界ではなく、世界のさまざまによって構成されており、自分の破片、影響は、世界の隅々まで届いている。が、自分は世界ではない。 客観的に観ると、自分中心で見ていた世界と言うのは、実はそれは内部であり、その内部こそが、いうなれば、自分という領域であると言うことになる。 その領域をゆるしているのが、真に世界であり、その真に世界といえるものが「自分の消えてゆく場所」→「ホントの自分、自分の本質」ということになる。    年齢は、 (あなたと随分違った考えだと思われたなら、年配、似ていると思われたなら、歳は近いということに)

yasuh
質問者

補足

返答どうもありがとうございました。 客観的観点か自己中心的観点かということですね。参考になりました。 >本質主義と、構成主義というものを知らない上に、こ >ういう問いは、非常に難しい。 申し訳ございません。ただ質問としては回答者の方がどちらかといえばという曖昧なものも含めて、「自分」を本質主義的に捉えているかそれともその逆であるかを知りたかったのです。(本質主義、構成主義って哲学用語なのかなぁ。実は自分でも分かりません。) >(あなたと随分違った考えだと思われたなら、年配、 >似ていると思われたなら、歳は近いということに) これに関しては私に近い考え方をする年配の方や、全く違う考え方をする年齢の近い人もいらっしゃるということで、意見だけを参考にさせていただきます。

回答No.2

中々難しいテーマのレポートですね、上手くまとまると宜しいのですが・・・ 年代は、40代後半に差し掛かった所ですね で、本質主義派か構成主義派かと言われると、どちらでもない、と言う答えになるかもしれないですね つまり、元々あるものに様々な環境等の影響を受けて、枝葉を付けて行き、一つの本質と言う物が出来上がるわけで、卵が先か鶏が先か、と言う命題にも似てきます (おっと、この問いには解が出てたんだっけ・・・) それと、現在他人から見える物と、見せている物が本質か、と言う点に関しても、否と言う答えになるでしょうね、仕事をして行く上では、ある程度、役者(演者)としての資質も求められますので、見せようとしている物と、見えている物が一致している場合でも、それが、本質とは言えないわけです 土台があってこそ、上に築ける物があり、土台に合わない物は、上に築けないと言う観点からすれば、本質主義ですし、上に築いて来ていると言う観点からすれば、構成主義にもなりますね・・・ まぁ、難しいテーマですから、様々な意見が出ると良いですね

yasuh
質問者

お礼

現在他人から見える物と、見せている物が本質か、と言う点に関しても、否と言う答えになるでしょうね。 >現在他人から見える物と、見せている物が本質か、と >言う点に関しても、否と言う答えになるでしょうね という部分が特に参考になりました。本当の自分は他者からは観察できないということですね。その続きの具体例も非常に分かりやすかったです。 (補足がお礼に、お礼が補足になってしまいました。)

yasuh
質問者

補足

cafedemochaさん返答どうもありがとうございました。 >卵が先か鶏が先か、と言う命題にも似てきます >(おっと、この問いには解が出てたんだっけ・・・) おそらく自分の知識が正しければ出ていないと思います。 具体的な感想は#1のsakikumoさんの時と同じ理由でもう少し時間が経過してから書かせていただきます。 土台があってこそ…という部分は分かりやすくなるほどなぁと思いました。

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