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アンディーブとチコリーをよく間違えるのですが、ある辞書によると同じだと
アンディーブとチコリーをよく間違えるのですが、ある辞書によると同じだと書いてありました。私の認識だど、ちょっと細長いのがアンディーブでレタスのようで先がチヂレているのがチコリー。これも英米では違うのでしょうか?
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チコリーとエンダイブは、植物学的にはとても近縁種です。 例えば、「レタス」に、というと真ん丸いのが一般的ですが、最近はいろんな品種がありますね。でも全部レタスの仲間です。それと同じくらい親戚なんです。 チコリー:(英語:chicory、学名:Cichorium intybus)、和名キクニガナ(菊苦菜) エンダイブ:(英: Endive 、学名 Cichorium endivia)、和名はキクヂシャ ただ、ここからが複雑なのですが。 国によって、このどちらを「チコリー」と呼び、どちらを「エンダイブ」と呼ぶかが、違うんです。 チリチリの葉っぱ状のほうを、イギリス人はエンダイブと呼び、フランス人はシコレと呼びます。 笹船のようにすっと長いのを、イギリス人はチコリーと呼び、フランス人はアンディーブと呼びます。 まるっきり逆なんです。 ちなみに日本では、イギリス式に呼びます。 チコリーは英語(イギリス)名。フランスではアンディーブ。 フランスでシコレと呼ばれるものは、英語名でエンダイブ。 つまり、質問主さんが「チコリー」と「アンディーブ」と言っているという事は、厳密に表現しているならば、どちらも同じものの英語名とフランス名という事になります。 「チコリー」と「エンダイブ」。もしくは「シコレ」と「アンディーブ」と表現すると、物が違ってきます。 ただ、日本人は英語表記、フランス語表記を無理やりカタカナに直して表記しますし、販売時やレストランでのメニュー表記には、 そのお店の気分?で、フランスの呼び名、イギリスの呼び名を混ぜて使ってしまう事も多いので混乱も仕方ないですね。 ちなみに、根株を掘り起こして特別の軟化床に植え、出てきた芽を日に当てずに軟化させたのがチコリー。 そんな事はせず日光にあてて育てるのがエンダイブです。
お礼
完璧なお答えをありがとうございました。すごく勉強になりましたし、長年の迷いが晴れました。私の場合はフランス語の影響でシコレとアンディーブを想像していました。