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欠陥住宅の修理について

altosaxの回答

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  • altosax
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回答No.4

>小屋裏ですが、火打ちにボルトが入っておらず、穴だけ開いているのに横から釘で打ちつけてました。また、筋交い(後からとって付けたような感じ)は右側に1本しかなくしかも割れていました。小屋束もところどころなく、ホゾだけ開いてました。 これらは「よほど悪質な欠陥」に入るのでしょうか? 今回の工事は、見送ろうかと思っていますが、このまま放置していても良いものかどうか、不安です。。 そうでしたか。 これが重大な欠陥かどうかの判定は、専門家の人に現物を見てもらわないと判定できませんが、一般消費者としてのごく基本知識の範囲でお書きしておきますね。 「木造3階建て」ですので、とても背高のっぽな木造住宅にお住いということになります。 背が高いので、重心が高くなるほど倒れやすいので不利になります。 従って、3階建て木造住宅の大部分は、頭でっかちにならないように、屋根の材料は軽い材料を使うことが一般的です。(万一日本瓦のような重い材料になっているかどうか、よく確かめてみてください。) カラーベストなどという商品名の石綿板や、鉄板屋根は軽いので普通の木造には構造上有利になるため大変多く用いられています。 軽い屋根用の小屋組と、重い屋根用の小屋組では、支える屋根荷重に最大では2倍以上開きがありますので、当然必要とされる「束」や「もや」「たるき」等の量が変わってきます。 ほぞ穴だけ開いていて、束がささっていない姿を見ると心配になりますよね。しかし、屋根荷重に対して小屋束の数が足りているかどうかの判定は、きちんとした「建築士資格」のある人に計算してもらって確かめることが一番です。(ほぞ穴を大工さんが間違えて空けてしまっている例はよくあるのですが、よほど大量にばか穴が開いているのでなければ、建物の中で一番荷重の小さな小屋組での断面欠損の心配は少ないものです。 もし重い日本瓦屋根の3階建てでしたら、大きな問題を秘めている可能性が高いですから、真剣に考えないといけないですが、この見積書のように本当に30本も小屋束が抜けている!というのは超大邸宅クラスのお屋根で欠陥工事されている分量に相当すると思います。deleteさんのお宅の「建築面積」がどれくらいか分かりませんが、30本の小屋束が抜けている、というのは異常すぎて、8年前の新築工事が悪質なのか、今回改修業者が悪質なのか質問文では判別がつきにくいですが、8年保っていることを考えますと、今回の改修見積りが過剰なニオイが感じられます) 割れてしまっているという小屋組みを支えるすじかいは、「雲すじかい/桁行きすじかい」と呼ばれていますが、軽い屋根の住宅の場合は、雲すじかいは全く無い家も多いです。重い日本瓦屋根でしたらどうしても欲しいところですが、軽い屋根であれば「無いよりはあったほうがまし」程度かもしれません。 これはどうしても小屋組の雲筋交い/桁行すじかいを補強しなければならないかどうかの判定は、きちんと荷重計算のできる建築士資格を持った人に計算してもらって、かえって耐震上不利になってしまいかねない頭でっかち要素になりうる過剰な補強にならないようにチェックしてもらってください。 火打ち梁にせっかくボルト穴を明けていながら、釘でしか止めていないのは、気になりますね。 1階床下の火打ち土台ならばくぎ打ちが当たり前の仕様でなんら問題ありませんが、2階3階床や小屋組の火打ち梁であればボルト締めが必要です。 しかし、この見積書にある通りに、なんと12個所もの大量に火打ち梁が「最初から欠落している」かどうかは、甚だ疑問です。もしこれが本当ならば、8年のうちに大きな台風も小さな地震も何度も経験している筈ですので、3階建て家がゆがんでしまっていると思うのですが、それほど思い当たるふしがあるかどうかチェックしてみてください。ボルト穴にボルトが入っていないだけなら、単純にボルトだけ通して締めてもらえばよいのですから。 3階建てで、このように小屋裏重量が今以上に増える改修工事をしてしまうと、それを支える2階と1階の壁補強まで必要になってきますが、それらの見積りが何も出ていない根拠を、この改修業者さんによく理由確認してみてください。 大金をかける工事ですから、「口車」に乗せられないように充分消費者としての予習をして、もっともらしいインチキ工学理論のケムに巻かれないようにご注意くださいね。

delete
質問者

お礼

たくさんのアドバイス、情報をありがとうございます。もう目から鱗です。。 屋根はカラーベストだと言われました。それに建築面積は9坪しかないので30本の小屋束が抜けているなんておかしいですよね。。火打ちの開いた穴にボルトを今から入れれないのですかと聞いたのですが、無理だと言われていました。危なく小屋裏の重量を無意味に重くしてしまうところでした。 その時は気が動転してしまい業者の言われるままにサインしてしまいましたが、今回いろいろと助言を頂き、工事を見送りました。今後予習をし口車に乗せられないように致します。本当にありがとうございます。

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