お酢とお酒で超低温を作れますか？

質問

お酢とお酒で超低温を作れますか？

子供のころ読んだ本で、南国の未開地に旅行にいった人が、現地人の病気の治療のために冷水を必要としましたが当然、現地には電気も冷蔵庫もありません。
そこで、化学知識があった筆者は現地にも存在したお酒とお酢の化学反応で低温を作り、氷を用意できた、という話がありました。

あまり化学反応については詳しく書いてなかったと思いますし、読んだのが子供のころだったので内容もあやふやです。
もしかしたら根本的に記憶違いをしてるかもしれませんが……

実際のところ、お酒とお酢と、未開地で手に入る道具だけでたくさんの氷を用意できるくらいの低温を作ることは可能なのでしょうか？

確かお酒とお酢を蒸留か何かをして高濃度エタノールと氷酢酸を作ったとか書いてた気もするのですが、間違ってるかもしれません。
また、お酒とお酢だけでは不可能な場合、どういった方法を使用したと考えられるでしょうか？

回答No.2

debukuro

食塩を水に溶かすと温度が下がります
無水の表酢酸とエタノールで温度が下がるかどうか分かりませんが二つの物質を混合すると温度が著しく下がる組み合わせがあるのです
未開地で無水酢酸と無水エタノールがあったかどうかは疑問ですね

お礼

ありがとうございます。
そういう化学反応があるのですね。

ただ、仰るとおり、現地の食用のお酒とお酢ですので例え蒸留したとしても無水エタノールや氷酢酸が作れるのかは疑問だと思います。
だからおそらく、詳しく書いてないだけで、その二つだけでなく、ほかの手に入る範囲の色々な物質を利用したのかもしれません。
海があれば塩は作れますし、家畜の糞からメタンを作ることも不可能ではないと聞きますし。
あるいは、筆者たちが医療用や写真現像用などのために持って行った薬品も利用したのかもしれないですね。

回答No.1

tance

化学は専門ではないので、確かな回答はできませんが、ここで言う超低温という
イメージは少なくとも-20℃とかそれ以下というニュアンスだと思うのですが、
それは無理ではないかと思います。

気化熱くらいしか温度を下げる手段は思いつきませんが、それで氷点下まで
下げるのは、相当高性能な断熱構造や熱交換可能な排気構造などが必要だと
思われます。南国の未開の地でこれは難しいでしょう。（南国って南極では
ないですよね・・笑）

純粋にエタノールの融点は-100℃以下ですから、断熱さえできれば「超低温」
はできる理屈ですが、実際は難しいのではないでしょうか。

なお、氷酢酸というのは、純度の高い酢酸のことで、決して温度を下げる
働きがあるわけではありません。融点が常温よりちょっと低いくらいなので
寒い日には凍ることからついた名前です。

でも、私はこういうの好きです。限定された環境下で、知識を総動員して
ちょっと不可能と思われることを実現する・・・出来たら気持ち良いでしょうね。

お礼

ありがとうございます。

難しい、ですか……
う～ん、すると僕の記憶違いで、使った薬品が違ったのかもしれないですね。
その本ではその反応に成功すると、あたりに霜がおりた、と記述されていたと思うんですが。
確かにエタノールと氷酢酸でそんな吸熱反応って調べてみても見つからなかったんですよね。

でもこういう日常にあるものを使って不可能に思うことを実現するというのは僕もロマンを感じます。
今回の方法は無理でも、なにか日常で手に入る材料で一見ありえないような現象、例えば低温、高温、稲妻、レーザーなどを起こしてしまうというのは憧れますね。