3ヶ月程の投資知識しかありませんが回答してみます。
まず,時間軸でのデイトレ,スイングトレの位置関係について。
時間軸でとったトレードスタイルは以下の5つで分類されます。
<(1)スカルピング><(2)デイ><(3)スイング><(4)ポジション><(5)バイアンドホール>
├―――――――┴――――┴―――――┴――――――┘
↓
●
そして,(1)~(5)の順序で下の各モノサシに当てはまります。
(短期)←●→(長期)
(薄利多売買)←●→(厚利少売買)
(テクニカル分析比重)←●→(ファンダメンタル分析比重)
質問に焦点を当てるなら以下となるでしょう。
(短期)←<(2)デイ><(3)スイング>→(長期)
(薄利多売買)←<(2)デイ><(3)スイング>→(厚利少売買)
(テクニカル分析比重)←<(2)デイ><(3)スイング>→(ファンダメンタル分析比重)
各軸における(2),(3)の特徴について。※(ポートフォリオを作らない全額個別銘柄投資の時)
―――――(短期)←<(2)デイ><(3)スイング>→(長期)―――――
これは"(薄利多売買)←●→(厚利少売買)"の関係から決まる結果的な特徴で,内容はその
下位構造"(薄利多売買)←●→(厚利少売買)"にあります。
―――――(薄利多売買)←<(2)デイ><(3)スイング>→(厚利少売買)―――――
デイトレは何故,(薄利多売買)なのかとくると。
・投資家が初心者の場合,目標,期待の実現を急かす(実現欲求)ため,薄利多売買。
・投資家が少資本取引の場合,ローリスク,ローリターンだからトレードサイクルを早めて,薄利多売買。
・投資家がファンダメンタル分析の知識に幼く明日,明後日の経済見通しが脆弱な場合,持ち越しポジ
ションを取れなく,一日の内に利益を確定する必要性があるため,薄利多売買。
スイングトレードは何故,(厚利少売買)なのかと言うと。
・投資家が持つ資本が多い場合,売買値差額を縮めなければ個別銘柄で資本全額分約定させるの
は難しいく,数日分の売買値差額をとるほうが売買効率が良いため,厚利少売買。
・投資家が日々の売買手数料をコストに感じる倹約家の時,手数料を減らすため,厚利少売買。
・投資家が株式トレードに割く時間を持たない時,厚利少売買。
以上のことから"(薄利多売買)←<(2)デイ><(3)スイング>→(厚利少売買)"となります。
―――――(テクニカル分析比重)←<(2)デイ><(3)スイング>→(ファンダメンタル分析比重)―――――
何故デイトレードはテクニカル分析比重なのか
・単純に前場一時間半,昼休み一時間,後場二時間半の時間に報道されるニュースが少ないため
ファンダメンタル分析出る幕がなく,テクニカル分析主導となるからです。
何故スイングトレードはファンダメンタル分析比重なのか
・スイングは厚利狙いの投資スタイルなので,指す値の幅は大きくなります。その利益確定ポイントに実際の
株価が到達するには日数を要します。その数日の間に,増資だの利上げだの不祥事だの経済指標の予想割れ
などのニュースが世界で報道されるため,そのようなニュースの可能性を予期できるほどの現状ミクロ,マ
クロ経済の動きに精通している必要があるためデイトレに比べてファンダメンタル分析比重となります。
デイトレードにしろ,スイングトレードにしろ共通することは
・利益確定ポイントと同時に損切りポイントも考える事が大事。
・客観的根拠が大事。
・平常心。
・のめりこまないこと。
・テクニカル,ファンダメンタル分析のリテラシー。
トレードスタイルというのは投資家個人のコンディションに都合良く合理化されたモノであるためトレード
スタイルを理解することは,投資家のコンディションを理解することだと思います。各スタイルが持つ利益効
率の合理性は投資家個人次第で最善にもイマイチにもなるということだとおもいます。
テクニカル分析手法分類表へのリンクです。
http://www.kabudream.com/technical/bunrui.html
お礼
ご返答ありがとうございます。 とても参考になりました。