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中国の軍事強化について

中国の軍事強化について 中国はここ数年軍事強化を行っていますか? また仮に行っているとするとそれはどの国を警戒しての軍事強化なのでしょうか?

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回答No.4

ご返信ありがとうございます。 だいぶたってから、また覗いてみたのですが、 > 中国は対米を想定していたんですね。 > 中国の軍拡の意図はまだ掴めてないんですね。 この返信を読んで、?と、疑念を持ちましたので。 中国の軍拡の意図を国際社会は掴みきれていません。 しかし中国軍は対米戦を主として想定しています。 ↑ この文字通りなのですが… 中国が戦争を起こそうとしているのか、それとも単に防衛力整備としての軍拡なのか、或いは威嚇するのか、、、、そういう中国の戦力行使の強度を掴みかねている…という意味ですね。 中国軍の陸海空の近代型の戦力整備の形態を見ると、特に米軍の海洋戦力の無力化を狙っていると判断できます。 ミサイルや潜水艦の近代化と大配備は注目に値します。 それに加え、台湾戦とインド戦と、沿岸支配戦略から外洋進出への戦略転換。 それから中国軍の存在と、その明らかになっている戦略は、日本にとって大きな脅威です。 中国軍は脅威ではない… と思いたがる人も時々いるのですが、中国軍が脅威でないとするその理由を聞くと、多くの場合、経済的な要因をあげたがるのですが、普通に見れば経済的問題こそを起因として中国の日本への攻撃や威嚇がありえます。 願望や憎しみや恐怖にとらわれず、客観的に東アジアの情勢を判断する必要があります。 No3さんの回答は大いに参考になります。 いずれにしても、国防とか安全保障に全く関心も無く知識も無い人の質問に答えるのも、そういう人の回答を見るのも、疲れるモンです

  • mk57pvls
  • ベストアンサー率58% (428/728)
回答No.3

こんにちは > 中国はここ数年軍事強化を行っていますか? そうですね、一番客観的なのが軍事費の推移ですが、2009年版の防衛省 発表の"防衛白書"によれば、2009年度の国防予算が約4,729億元(約6.5 兆円)で前年度比15.3%の増加。また、これまでの中国政府による国防費 の公式発表によれば、当初予算比で21年連続の二桁の伸び率(単純計算で、 5年毎におよそ倍額となるペース)で増え続けています。 一方各軍種別の98年以後の兵力の推移を見てみますと、 海軍(総トン数)は100万t強→120万tと増加しているものの、 陸軍(兵員数)は230万人→150万人強へ、 空軍(作戦機数)も6,000機→3,000機弱へ、と 大幅に削減されています。 以上のことから空と陸についてはリストラしている(実際には数は減らす ものの、高性能化、ハイテク化、装備への更新を進めています)反面、 海上兵力(及び核戦力)については 前述の通り増加し続ける軍事費の多く を振り向け、着実に強化に努めてきた様子がうかがい知れます。 中国が"海洋重視"という軍事戦略につき進んでいると言う一般的な評価を 裏付けるひとつのデータでしょう。 > それはどの国を警戒しての軍事強化なのでしょうか? 2009年に米国防総省が議会に提出した年次報告書「中華人民共和国の軍事 力」によれば 中国軍の"これまでの役割 → 今後の役割" 「自国、周辺の安全保障 → 政治経済における重層的な国益の保全と伸長」 に、 同"これまでの担任地域 → 今後の担任地域"は 「国境周辺とりわけ北東アジア → 広く海洋、グローバル」 と、それぞれに変わってきた、と 分析しています。 従って 従来の仮想敵である(になりうる可能性のある)ロシア、インド などの隣国、周辺国から、今後はアメリカなど既にグローバルな展開を している国々があらたな対象になるのではないでしょうか?(まぁ、そう いう国 全てが仮想敵になる とは思っていないでしょうが・・・) ただ、とは言え それらの国々とは(核抑止力を除き)軍事的にはガチで 対決する事まではまだ指向しておらず、中国が直接、間接に利害を有する 国や地域に、それらの国々が自由に影響力を行使出来ないように妨害する、 阻止する、というスタンスで臨んでいるように思われます。 でも、今後の経済発展の推移や、国内外の情勢の激変、によっては 今以上 に"積極的に力を付けようと"考え直す可能性は大いにあるでしょう。

  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.2

 中国の「軍」である人民解放軍は、党の軍隊の性格があり、中国の一党独裁権力を支えるバックボーンになっていて、中国最強の官僚機構です。  日本・アメリカの例を見るまでもなく、役所というところは、既得権・予算を削ろうという動きがあれば、必死で反対しますし、暴力機関である軍は、独裁国家では政権の支持母体といっても過言ではありません。  戦争前の日本帝国陸海軍も、政権を左右する力を持っていました。  民主主義国家といわれているアメリカにおいても、軍・及び軍需産業は共和党に大きな影響力を持ちます。  その中国ですが、現在毎年10パーセント近い経済成長をしているため、税収はそれ以上の速さで増えています。(税収は累進性があるため)  つまり、国家予算が8年ほどで倍増する体質であるため、軍事予算も同じ速さで増えていきます。  財政事情の悪化など、人民解放軍の予算を削る(予算額を増やさないだけでも、軍首脳は予算削減と考えます。国家予算の増加と同じパーセントで増えなければ、予算削減と考えてしまうのです。)積極的な理由がない以上、軍を敵に回せない独裁政治機構のもとでは、国家予算の規模にスライドして増えていかざるをえません。  そして、軍の支持が必要となる最大の要因は、中国が一党独裁国家であるにもかかわらず経済を自由化したため、国民が自由化しつつあることです。(自由主義経済圏の韓国が軍事独裁制から、選挙で大統領を選ぶようになるまで、20年以上かかっていますから、中国もその程度は掛かるでしょうか・・・。)  民主化に志向しつつある国民に対して、一党独裁を続けるためには、共産党政権は、軍の全面的な支持を保ち続けなければなりません。  つまり、軍事予算の削減は共産党政権下では、絶対に不可能です。一党独裁政権下の軍隊は、外国に対しての軍備であると同時に、国民に対しての軍隊でもあるのです。  中国人民解放軍最大の仮想敵は14億の国民の中にいる民主化勢力と独立志向の少数民族であるといっていいかもしれません。  追加 冷戦構造の崩壊後、軍事費削減を求められている日本やアメリカの政権与党にとって、軍事費が増え続ける中国の脅威を国民にアピールすることで、自国の防衛産業の予算が減るのを防ぎ、防衛産業からの政治献金を確実なものにしています。

gaiax88s
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり中国は軍備を拡大していて、しかも今のところ軍事費が縮小することはなさそうなのですね。

回答No.1

中国のここ十数年間の軍拡は異常事態でして、この軍拡の程度は国際常識からは戦争準備と見えます。 だが、中国はその前までは異常に稚拙劣勢な軍事力しか持たなかったため、それを補い正常化している途上である…としても考えられるため、国際社会は中国の軍拡の意図を掴みきれていません。 中国の軍拡は主として対米戦を想定しています。 米軍の強勢な軍事力を、効率的に的確に無効化する為の戦力形成に中国は力を傾けてきました。 それが一段落した昨今、戦略を拡大して米軍を遠方へと駆逐するための海軍力育成に余念がありません。 ついこの前、中国艦艇群が西太平洋で日本軍とイザコザを起こしましたが、それも中国軍の米軍駆逐戦略への布石です。 また、中国軍の目は、中東・アフリカからのシーレーン防衛にも向けられ、インド軍との軍拡競争が行われています。 インドは核保有国ですので中国と軍事均衡を保つにはインドにとっては楽です。 一方日本は核非保有国ですので、中国軍の拡張を受け流して日本国益を守るためには、米軍の協力が必須です。 自民党政権時代には、日本は米国の他にもインドとオーストラリアと(準)同盟を結びましたが、これは米国戦略からの指示によるものです。 中国軍は拡張志向が強く、海外覇権を求めており、加えて中国人は中華思想に血迷っていますから、周辺諸国の未来は暗いです。 日本の(準)同盟国であるオーストラリアも中国軍拡に対抗して大軍拡計画を打ち出してくれましたね。

gaiax88s
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 中国は対米を想定していたんですね。 中国の軍拡の意図はまだ掴めてないんですね。