>値動きは日本株式の投資信託と似たような値動きをすると考えて宜しいのでしょうか。
全く違います、金利上昇局面では債券価格が下落するのでSTAM国内債券も日本国債利付債10年もどちらも下落します。
個人向け国債変動10年は金利上昇局面では金利上昇の恩恵を受けます。
それに対して株式は復興期が一番株価が上昇しやすく、例えば製造業の派遣切りが社会問題になった数ヵ月後には大きな上昇に転じました。
景気が過熱気味の時は金利が上昇しやすいと言えますが、株価は復興期に比べて上昇が小さくなりやすい傾向に有ります。
金利上昇局面では株価は既に大きく上がっていますので、その時に買うと高値つかみの恐れが有ります。
ですから、金利上昇局面では債券は下落局面に有りますが、株式は高値圏に近くなっている(上昇余力が小さくなっている)と考えられます。
ですから、株式とSTAM国内債券(日本国債利付債10年)とは全く違った動きをすると考えられます。
勿論、相場ですから教科書通りにいかない事も有ります。
例えば、今のギリシャのように財政に不安が有れば悪い金利上昇と株価の下落が連鎖的に起こる事も有り得ます。
しかし、株式と債券の値動きが完全に一致する事はごく稀なケースだと考えられます。
ですから、株式と債券(STAM債券や日本国債利付債10年)を同時に持ってリスク分散は十分に考えられます。
>日本債券のカテゴリーは、国債を選択すべきなのかなと考えたのですがどうでしょうか。
細かい違いが有ります。
組み入れ公社債を見るとSTAM国内債券は残存年数が3年~7年が最も多く、残存年数は7.25年で複利利回り0.83%になっています(2009/12現在)。
日本国債利付債10年では利回りが1.3%~1.4%で10年債になっています。
勿論、日本国債利付債10年はクーポンについては20%源泉分離課税、STAM国内債券は信託報酬が大きなコストと言えます。
売却コストはSTAM国内債券の方が遥かに安いと言えます。
これだけでは、判断に迷います。
相場ですから、最終的な判断は自己責任でお願いします。
お礼
お礼の返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした。 丁寧に質問にお答えいただきありがとうございます。 大変参考になりました。 自分でも、コツコツとまた勉強していきたいと思います。 また質問を掲示板に掲載させていただいた際には、 お力添えの程、宜しくお願いします。