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国際の中で伍していくために、国民の統率が大事な課題となっている東アジアの諸国の心の支えとは?
- 日本の昔にもその傾向がありましたが、国政や統治のための、国民感情を把持していくには、仮想敵国に対する煽り立ては麻薬的に有効です。
- 先の大戦後、一国を統率して国際の中で伍していくために、国民の統率が大事な課題となっている東アジアの諸国があります。そのために歴史的に深いかかわりのある隣国への敵愾心をあおることも利用されている面があるかのようです。
- 仮にその支えとなっている反日思想を除去してしまった場合、そういう国々の国民の心の支えは空しくなり、ふらついてしまうでしょうか?
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国ごとに国情が違うため、同一ではないでしょう。 <韓国の場合> 民族国家維持=ナショナリズムというようなところがあり、反日思想の強い人は、反米・反露・反中です。 元々、政治・軍事的には日本以上に、これらの国に対して危機意識を持っています。 ・反米 在韓米軍が駐留していて、アメリカの言う通り外国に戦闘部隊を派遣しなければならないことへの反発。 ・反露 第二次大戦終結時、金日成を起こりこんだ民族分断の元凶。朝鮮半島進出を狙い、日本の進出を誘発した過去がある。 ・反中 1000年以上前から、属国扱い。朝鮮戦争時に大軍を送り込んで、半島分断を決定づけた国。 朝鮮半島に利害関係を持つ国、日本・ロシア・中国・アメリカは、韓国よりもはるかに人口が多く、どの国も経済力・軍事力で韓国を上回る。 日本は、経済進出・貿易不均衡(日本の韓国への輸出は、約6兆円。日本の輸入は3兆円で、日本の大儲け状態です。)で、他の3カ国を上回り、一般市民の日常生活への影響力が強いのです。 日本の経済力が低下して反日がなくなれば、中国の影響が大きくなって、反日の代わりに反中が大きくなっていくでしょう。 <中国の場合> ちょっと微妙なところがあります。 『日本軍と本気で戦ったのは、共産党だけである。』これが、中国の現政権の一党独裁を正当化する根拠です。 一応、一党独裁政権維持のための道具として、日中戦争時の日本に対しての『反日』という形を取っています。 建前上、現在の日本に対しては、中国政府は反日政策を取っていません。 ところが、65年以上も前の戦争を、今の政権維持に使う為に、歴史を過去として客観的に教える(=歴史を学問にする)のでは、一党独裁の正当化も「過去」のものになってしまいます。 そのために、65年前の戦争が今現在の気持ちの中に残るように生々しく教えています。そうしないと、独裁政権を支持する気持ちが生まれません。 とはいえ、国力の増大で、いずれ民主化するはずですし、その時点では反日と言うよりも、アメリカと世界を二分する「大国意識」が国民を支配するのではないでしょうか。 他国を見下したような大国主義国家が二つになると、日本も息苦しくなるでしょう。
お礼
郷国に見おらされて生きる事は仰せのとおり息苦しいですね。 そうですか、米穀と分け合う大国ですか。統治の形式がもっと緩やかに、ダライラマも帰れるといいですね。 結論はそこにいくことでしょうね。紆余曲折を重ねて。 いえ実は、正式主要な国是、方式でなくても、東アジアの諸国では反日という国民の統合の方法に機能している側面があるかのような印象をもっていまして、その反日の論拠や或いは事実が仮に、突っ払われたら、行き場がなくなり、こまらないかなぁという、まぁ人様の国のことを心配した質問でして。 反日の宣伝とその効果に頼っていないで、自国の統合国民意識をちゃんと持ってもらえないかしらとおもったものですから。 ありがとう御座いました。
補足
郷国⇒強国でした。 米穀⇒米国でした すみません