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市中の通貨はどうやって増えるのか

at9_amの回答

  • at9_am
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回答No.3

> 市中の通貨はどうやって増えるのか まず、日本銀行券とは何か、ということを考えてみましょう。 日本銀行にとって、日本銀行券は負債です。これを発行するということは、それに見合った資産があるわけです。日本銀行では、現在のところ、国債と貸付金になります。 http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ac07/ac100331.htm とはいえ、日本銀行の発行銀行券自体が70兆円~80兆円ほどしかなく、市中の現金(m2+cd)は750兆円~800兆円ほどです。 この差は貨幣乗数になります。 預金準備率は日本銀行が決定できますから、預金準備率の操作と通貨発行によって通貨流通量を決定しています。 今は国債の買いオペなどが主流ですが、国債である必然性はありません。また、一昔前までは買いオペではなく貸付金が主流でした。したがって、 > 日銀は貨幣を印刷して銀行に貸すということは知っています。また、その際の利子が公定歩合のはずです。 という理解は正しいです。 しかしながら、銀行が儲けるということを失念しているようです。銀行が利子以上に儲ければ、当然にして市中の通貨は減らず、貨幣乗数の理論からむしろ増えることになります。

foomboom
質問者

補足

at9_amさん 関心を持って頂いてありがとうございます。 この件、案外難しく、頂いたアドバイスを元に自分なりによく考えてみたいと思います。  今日はまだ頂いたアドバイスを十分に租借できていないかも知れないことを先にお許し頂いて、とりあえず疑問に思ったことを書きます。  複雑なモデルにするとわかりにくくなるので、日銀と、銀行と、生産者/消費者 というモデルにします。  で、日銀が通貨を発行し、貨幣乗数分市中に通貨流通量が存在するとします。その状態から、銀行AがBさんに1000万貸しつけ、利子と共に1200万回収し銀行Aは200万の儲け、、、はおかしくありません。  しかし、市中の総通貨量が日銀発行額と預金準備率で決まる場合、200万円は日銀から新たに出てきたわけではありませんから、市中の通貨が増えるわけではないのではないでしょうか?

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