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外貨準備を国債の担保にできないのでしょうか?
外貨準備を国債の担保にできないのでしょうか? 国債を日銀が直接引き受けるとハイパーインフレになると言われてます。 確かに裏付けの無い紙幣の発行は円の信頼を揺るがす事になると思います。 そこで、日銀が引き受ける国債に外貨準備として保有してある外貨資産を担保に付けることはできないのでしょうか? 日本は現在100兆円以上の外貨資産を保有しているので、可能であれば数十兆円の担保付き国債を発行し、日銀に引き受けてもらえると思うのですが?
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- holydevil
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かなり前のご質問ですが、何が正しいのか理解していただく回答します。 他の回答者に三橋さんのような意見を言われる方がいますが、間違っていると思います。 ハンガリーどうなりましたか?中央銀行が国債買い取って・・・・国債利回りは急騰しましたよね。 もし日本でも同じようなことをしたら日本は間違いなく崩壊します。 あと、外貨準備金の出所は国債です。外貨準備金を現金化できても、 すぐに、自分が借りた国債の償還に使わなければならないのです。(これは会計上の規則です) つまり、外貨準備金は負債のみで得た資産であって、これは担保としては使えません。 抵当権が残っている住宅を担保に、銀行からお金が借りれませんよね?これと一緒です。
- covanonki
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>銀行の総資産=国債の購入余力ではありません。 日本の国債の購入先の7割は市中銀行(金融機関)です。 >日銀の買いオペや既発国債の買い入れは流動性補完であって、ファイナンスではないですよね。 そんな表面的な見方しかしないから全体像が見えないんです。今回の震災における買いオペは、おっしゃる ように流動性の補完が一面的な理由でありましたが、この日銀が立て続けに行った資金投与が急速に低下し つつあった日本の株価を支えたからこそ円相場は急速な円安の方向に向かわず、円高にシフトしたんです。 また、同時にあなたのおっしゃる通り、流動性を補完したことで、政府が赤字国債を発行した際の国債購入 における資金猶予を82兆円も創出したんですよ。 民主党がそんなことをお構いなしに「復興国債の日銀による直接引き受け」なんてことを日銀に一切の相 談なしに表明したりするから日銀から拒否られるんです。実際、直接引き受けなんて行う段階には至って いませんしね。 >GDP比で世界有数の財政赤字国となっているので、単純な赤字国債の発行は金利の上昇をもたらし、ス >タグフレーションの危機を招くと思います。 財政は赤字でも、すべて国内でファイナンスできているでしょ? 外国人保有分だって円建てなんですか ら、日銀が紙幣をすって買い取れば済むだけの話です。単純な赤字国債の発行が金利の上昇をもたらすっ て言いますが、一体何の金利の上昇をもたらすんです? 国債の利回りですか? 政策金利ですか? 言っておきますが、国債がすべて円建てで発行されている以上、いくら国際的な評価=格付けが引き下げ られたとしても、日本の国債がその影響を受けることはありませんよ。市中銀行の国債を日銀が買い上げ ても尚国債の償還ができないのであれば、その時に初めて日銀が直接買い受けをすればいいだけの話で す。わざわざ金利上昇のリスクを負ってまで海外に日本国債を公開する理由なんてどこにも存在しませ ん。 政策金利だって、決めるのは日銀です。金利を上昇させて、わざわざ国内の経済をどん底に落とすような 真似を日銀が自らおこなうんですか? そんなバカなことがあるわけないでしょ? スタグフレーションを招くのは、「国債の金利上昇」ではなく、「物価の上昇」です。 その可能性は否定しません。なぜなら、現在この国は未曽有の震災の深刻な影響下にあり、「物不足」の 状態になりつつあるんですから。だからこそ必要なのは、言い方は悪いですが、震災からの「復興」を利 用して、国が経済を向上させるための政策を打つこと。民主党政府の腕の見せ所ですね。 国民が受け取る給与の総額さえ上昇すればスタグフレーションの発生は阻止できますから。 ただ、仮に社会問題となるようなスタグフレーションが発生したとしても、「ハイパーインフレ」なるも のが発生することはあり得ないと思いますが。 >たとえば、潤沢な外貨準備を償還財源にした長期債が発行できるのであれば検討すべきと思ったのです >が。 これほど円高で日本が苦しんでいるときに、1兆ドルもの外貨を日本円に換えるつもりですか? 償還財源、って、一体だれに償還するんです? 何度も言うように、日銀に直接買い受けさせるのであれば、そこに担保など必要ありません。なぜならば 日本国政府が日銀の最大株主だからです。 何度も言いますが、日銀に国債を引き受けさせるのに必要なのは担保じゃありません。「国会の議決」で す。 「第5条 すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入について は、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経 た金額の範囲内では、この限りでない」 http://www.houko.com/00/01/S22/034.HTM
- covanonki
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>もし日銀が国債の返済を求めないのであれば、わざわざ国債を購入するようなことはせず、お金を刷ればい >いだけですよね。 いや、その刷ったお金をどうやって市場に流通させるんです? 対価がなければ日銀券を市場に流通させることはできません。 〉しかしこういった操作は海外から見た場合、資産の裏付けの無い紙幣が無尽蔵に出回っているというこ 〉とになり、円の評価が下がると思います。結果インフレ。 あなたの考える「円の評価」とは何でしょう。「国債の利回り」でしょうか。それとも「為替相場」でしょ うか。 もし「国債の利回り」と考えているのでしたら、国債は94%が国内で流通しています。なのになぜ海外か らみた評価が日本の国債の利回りに影響するようなことがあるのでしょう。日本の国債は100%円建てで すから、為替変動が日本の国債の価値に影響することはありません。 また、「為替相場」だと考えているのであれば、円の評価が下がる、ということは、「円安」に推移する ことを意味していますよね。ですが、今の日本の為替相場は震災に伴って多少戻したとはいえ、明らかに 「円高」です。円安に変動するのであれば、それは喜ばしいことではありませんか? むしろ輸出企業が活性化し、外貨を獲得する絶好の機会です。獲得した外貨は円に両替されますから、そ の分円高に推移します。もしそれでも円安が問題だというのであれば、それこそ100兆円近い外貨準備高 があるのですから、適正な相場になるまでドルを売ってしまえば良いだけの話ではありませんか? >単に赤字国債を増発してファイナンスすればいいという意見も理解できますが、数十兆規模となれば市 >中消化も簡単では無いと思います。 市中銀行の総資産がいくらかご存知ですか? 合計で2700兆円以上もあるんですよ。数10兆円規模など吹いて飛ぶような金額です。 今回の震災において、日銀が電光石火の買いオペ(短期金融相場からの82兆円の買い上げ)を行ったこと にはそういった意味合いが含まれているんです。 世界恐慌後、高橋是清が行った日銀による国債の直接買い取りは、2%弱の「適正なインフレ」の原因に はなりましたが、バカなマスコミが報道していたような「ハイパーインフレ」など発生していません。 ↓ http://www.j-cast.com/2011/04/03092043.html インフレを悪者にしたがっているようですが、適正なインフレならば、それはこの国にとってとても望ま しいことです。デフレ経済が深刻な社会問題となっているこの国で、ハイパーインフレの発生を危惧する 意味がわかりません。
- covanonki
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国債を日銀が引き受けてもハイパーインフレになることなどありませんよ。 そもそも、日銀が国に国債の返済を求めることなどありません。 したがって、外貨預金準備高を担保にする意味がありません。 日銀が国債を引き受けるのに担保など必要ありません。 日銀の最大の株主は日本国政府です。 日銀が国債を引き受けられないのは、担保がないからじゃありません。財政法第5条によって、特別の場合 を除き、日銀の国債の直接買い受けが禁止されているからです。 日銀に国債を買わせるのに必要なのは担保じゃありません。国会の議決です。 ただ。私は現在の状況で日銀が国債を直接買い受けすることには反対です。 理由がわかりません。 今まで通り、国債を発行して、市中銀行に買い取ってもらえば済むだけのこと。 買い取れないのであれば、日銀に市中銀行から発行済み国債を買い受けさせれば済むだけのこと。 それと、現在は円高相場ですから、外貨資産は100兆円を切っています。 外貨預金準備高を役立てられるとすれば、海外の資材を、為替変動を起こさずに国内にし入れようと考え る場合くらいではないでしょうか。
補足
ありがとうございます。 もし日銀が国債の返済を求めないのであれば、わざわざ国債を購入するようなことはせず、お金を刷ればいいだけですよね。 そうすれば理論上、何十兆円でも必要なだけ資金が得られます。 しかしこういった操作は海外から見た場合、資産の裏付けの無い紙幣が無尽蔵に出回っているということになり、円の評価が下がると思います。結果インフレ。 途上国では自国の通貨に価値(信用)を付加するために金やドルにペッグした通貨を発行してますよね。 単に赤字国債を増発してファイナンスすればいいという意見も理解できますが、数十兆規模となれば市中消化も簡単では無いと思います。 埋蔵金のように存在する外貨準備を利用できれば、現状の赤字国債とは違ったカテゴリーの国債になり得ると思ったのですが。
補足
日銀の買いオペや既発国債の買い入れは流動性補完であって、ファイナンスではないですよね。 これは分けて考えないといけないと思います。 銀行の総資産=国債の購入余力ではありません。 GDP比で世界有数の財政赤字国となっているので、単純な赤字国債の発行は金利の上昇をもたらし、スタグフレーションの危機を招くと思います。 たとえば、潤沢な外貨準備を償還財源にした長期債が発行できるのであれば検討すべきと思ったのですが。