• ベストアンサー

シス-トランス検定に関する質問

ある問題集でこのような問題がありました。 「タンパク質をコードする領域でない遺伝子(プロモーター、オペレーター等)に起こった突然変異Aとタンパク質をコードする構造遺伝子に起こった突然変異Bについて考える。これらの変異をシス、トランスの組み合わせにしたとき、相補性はみられるか」 この答案はシスの場合相補性は見られるが、トランスの場合は見られない となっていました。 AとBは互いに違う部位における変異なので、どちらにしろ相補性を持つのではないかと思ったのですが、違うようです。 詳細な解説をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

1個のタンパク質を見たとき、 変異Bだけでもタンパク質の活性に問題が起こり、 変異Aだけでもタンパク質の発現に問題が起こります。 シスの場合はA,B共に一方の染色体あるため、 もう一方の染色体では無傷=相補性が見られますが、 トランスの場合は両方の染色体において AまたはBの変異を持つため いずれも活性or発現の異常が起こり 相補性は見られません。

ytomioka
質問者

お礼

シスの場合は相手の無傷な染色体で補えるから問題なく、トランスだと補うことができないから相補性がない、ということでしょうか。 とてもわかりやすい回答をありがとうございます!

関連するQ&A

  • シス-トランス検定のシストロンの概念

    シス-トランス検定についてなのですが、 トランス型で相補性+の場合→「別のシストロン」 トランス型で相補性-の場合→「同一シストロン」 となっているのですが、この「シストロン」の概念が理解できません・・・。生物学辞典で調べてみたのですが益々分からなくなってしまいました・・。

  • 遺伝学:対立遺伝子の位置はシスorトランスか。

    教科書を読んだのですが、意味が掴めません。 ラットで次の劣性遺伝子a:白子 b:曲がった尾 c:斜視 があり、由来が不明の三性雑種が検定交雑され、次の子孫を残した。 野生型 343 a,b,c 357 b,c 11 a 9 c 66 a,b 74 b 79 a,c 61 計 1000 1.もしこれらの遺伝子が連鎖しているならば、遺伝子座の順序および遺伝子座間の距離を求めよ。 2.三性雑種の親は対立遺伝子をシスの位置に持っていたか、トランスの位置に持っていたか。 3.乗換えの干渉はあるか。あるとすれば、どれだけか。 1.は高校の知識で a-b:11+9+61+79=160 16% b-c:66+74+61+79=280 28% a-c:11+9+66+74=160 16% b-c:280+(11+9)*2=320  A. b-160-a-160-c と分かったのですが、シスとトランスがどういうことなのか理解していますが、どうやって分かるのかが理解できません。 3、に至っては問題の意味すら分かりません。 教科書には、併発係数=観察された二重乗換え/期待される二重乗換え 干渉度=1-併発係数 と書いていますが、何を意味しているのでしょうか。

  • 遺伝子の転写について

    遺伝子の転写におけるenhancerとシス因子とトランス因子とプロモーターの 関係について教えてください。

  • 酵母の相補性検定

    実験で、酵母の栄養要求性変異株同士、温度感受性株同士の相補性検定を行いました。 栄養要求性では、アルギニン要求性、ウラシル要求性、トリプトファン要求性、アデニン要求性の変異株が生じました。 この全ての株と、温度感受性株のすべてが相補しました。 この場合、相補したということは、変異が異なる遺伝子上に存在するという事以外に、何が考察できるかわかりません。 何かお分かりの事がありましたら教えていただきたいと思います。 分かりにくい文章ですが、よろしくお願いします。

  • 遺伝子の変異方法について

    蛋白質工学についてしらべているうちに遺伝子を変異させて新たな蛋白質を作ることが書いてありました。 そこで質問(?)なんですが遺伝子を変異させるのに部位特異的な変異とランダム変異があると思うのですが、それらの方法を詳しく解説している本またはHPなどがありましたら教えて下さい。検索してみても少しは載っているのですが詳しい方法について触れている所を見つけることができませんでした。

  • 遺伝子とその転写

    細胞内のゲノムDNAのある部分がそれぞれ、決まったタイミングや場所で転写されることが、細胞、器官の形や機能を作り上げる主要因と理解しています。タイミングや場所に関するシグナルが、プロモーターに伝わり、転写が開始されると考えるのですが、うまくイメージできません。 プロモーターはシス配列としてゲノム中にあるとして、そのトランス因子はどこから来るのでしょうか?転写因子がありますが、それはゲノムの別の位置にコードされているのだとしたら、転写因子のプロモーターがあるはずで、ということは転写因子の転写因子があって・・・のようにこんがらがってきます。 さらに例えばタンパク質の翻訳はATGから終止コドンまでという制御がされていて非常に分かりやすいのですが(転写は決まったときしか起きないけど、転写されたmRNAは基本的に全部タンパク質に翻訳される?)、mRNAとなる転写領域とはどこからどこまでなのでしょうか。遺伝子とはどの範囲のことをいうのでしょうか。(スプライスされた後のATG~終止コドンまで?それともその上流、下流を含めるなら端はどこ?) つまり細胞があって、それがそれぞれ役割をもつ過程が不思議だということと、「遺伝子」という定義がわからないということです。分かりにくい質問ですが、どなたか教えていただけないでしょうか。お願いします。

  • 組換え遺伝子

    組換え遺伝子って、目的のタンパク質をコードする遺伝子に、プロモータやエンハンサーをくっつけてるんですよね? で、その種類なんですけど、アデノウイルス由来とか、サイトメガロウイルス由来とか、いろいろありますよね? 種類によってどんな働きをするのでしょうか? 遺伝子にはほとんんど無知なのですが、使わなくてはいけなくなりました。 ヒトCMV-IEプロモーター/エンハンサー下流に変異させたGFPをコードするシークエンスを配置したプラスミドで、GFPの上流にあるNhe(1)サイトでのみGFPとの融合タンパク質ができます。動物細胞中でのGFP高発現に用いられます。 ↑こんな説明を理解するためには、どう勉強したら良いのでしょうか? 参考書の紹介でも構いません。 ご教授下さい!

  • 転写についての範囲の問題についてヒントください!

    大学3回の生物学科の者です。 遺伝学の過去問を解いていると、説明していない上教科書に載っていないことを穴埋め問題にして出しており、一部わからないところがありました。 エッセンシャル細胞生物学2版やセル4版を見ましたがそれらしい用語はありませんでした。 もし、答えがわかる方がおられましたら答えとなる用語と参考文献を教えれいただけないでしょうか? 詳細については用語さえわかれば調べられるので割愛していただいて大丈夫です。 また、わかるものだけアドバイスをいただけたので十分です。 もしお時間がありましたらぜひよろしくお願いしますm(_ _)m 【問題】 (1)遺伝情報が二本鎖のどちらかに含まれているかは遺伝子ごとに異なる。遺伝情報を含む鎖を( 空欄 )鎖といい、またその相補的な鎖は( 空欄 )鎖という。 [自分なりの考え] はじめは鋳型鎖と相補鎖かな?と思ったのですが、なんか違和感があるのでアドバイスお願いします。 (2)遺伝子Aの上流、または下流の離れた位置にあるシスエレメント( 空欄 )に結合した転写制御因子は、基本転写因子複合体と直接に、またはほかのタンパク質を解して間接的に相互作用し、遺伝子Aの転写を増幅または抑制する。 [自分なりの考え] たぶん物自体はエンハンサーとかプロモーターとかTATAboxのことだと思うんですけど、空欄に何を埋めればいいかわかりません。シスエレメントでひとつの言葉なのであえて入れるなら”配列”なのかな?と思うのですがいかがでしょうか? (3)ある代謝経路に必須の酵素Aの一方の対立遺伝子が変異し遺伝産物が欠損していて、もう一方の正常型対立遺伝子が発現するため、固体としては代謝異常を示さない。この遺伝様式の名称は何か? [自分なりの考え] 明らかに機能喪失型突然変異だとわかるのですが、答えが遺伝様式となっているので機能喪失型突然変異だとおかしいのかなという気がします。なので、機能喪失型突然変異は劣性遺伝の様式のことが多いので劣性遺伝が答えなのかなと考えたわけなのですが、これも漠然としすぎた用語なので疑問が残ります。アドバイスをお聞かせください。 【追伸】 この問題作った先生はあまり研究してない先生で、ほかの教授からもえせ教授と言われています^^;(5年以上研究してないそうです)  なので、問題文がもともと不適切という可能性は十分ありま・・・・。 (一応教科書知識はあるとは思うのですが・・・)

  • 温度感受性変異体のスクリーニング

     これは変異をランダムに与えておき、異なる温度での生存能力の違いを指標として選抜する方法だと思います。 最初は温度に関係して発現を変化させるプロモーターか何かを導入しているのかと思いましたが、そんなものは無いようですし、変異原物質で処理するようですので、変異自体が感受性を示すようですね。点変異によるタンパク構造の変化が温度不安定性を与えるようですが、この不安定化が死をもたらす場合に、コロニーの有無として視覚的に必須な遺伝子(への変異)を選択できるということで良いのでしょうか? また、この変異がどこに起きたかを同定するには、どういう方法を用いたのでしょうか? 今後、こういった遺伝学関連の質問をするかもしれませんが、余裕のある方教えて下さい。

  • 相補性試験、アレリズム試験、四分子分析、連鎖分析について

    上記の方法について実際にどのような交雑をすればいいのか文献を読んでも理解できなかったので質問させてください 「相補性試験」 A,Bの遺伝子が相補的な関係にあり、この関係にある劣勢変異を分類する方法で、独立に分離させた互いに同じ表現型を示す多くの一倍体劣勢突然変異体について相互交雑を行う、得られた2倍体細胞・・・・・の表現型をみる つまり交雑に用いる親はA,B:優勢 a,b:劣勢とすると 劣勢突然変異体(aB)×劣勢突然変異体(Ab) でそれにより出来た雑種2倍体(AaBb)が変異体(親)と同じ表現型を示すか、野生型かetcをみるという事でしょうか? 「アレリズム試験」 A,Bは重複遺伝子であり、優勢遺伝子の関係を見る試験 既知の標準遺伝子型株との交配による雑種2倍体の四分子分析を行い表現型を比べる 同じくAとBの遺伝子があったとし 既知の標準遺伝子型株との交配とは具体的(被検株は?、標準遺伝子株?)にどのような組み合わせなのでしょうか? 既知の標準遺伝子型株=野生型?(AB)? 「四分子分析」 優勢な形質を示す+株とその形質を欠く-株間の交雑 優勢な形質を示す+株=野生株(優勢) とその形質を欠く-株=変異株(劣勢)で良いでしょうか? 「連鎖分析」 それぞれ1遺伝子支配とわかっている2対の対立形質Aとa及びBとbについてヘテロな2遺伝子雑種Ab/aB.... つまり両親は野生株(AB)×変異株(ab) ということでしょうか? 普段この様な表現に慣れていない為、文の正しい意味が掴めません、アドバイス頂けませんか?