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国家間のつながりはすべて利害関係でできているのですか?

国家間のつながりはすべて利害関係でできているのですか? わかりやすく教えていただけると助かります。

みんなの回答

回答No.4

「利害の無い関係は存在しない」と言ってしまえばそれまでですが、 少なくとも「国益をどこまで重視するか」という意味では 必ずしも「すべて利害関係からできている」とはいえません。 1081095さんの疑問は「国際関係論」という学問分野につながりますが、 現在、国際関係論の主張としては、大きく分けて以下の3つがあります。 ・リアリズム ・リベラリズム ・コンストラクティビズム 「リアリズム」というのは、 まさに「利害関係」のみに焦点をあてた考え方です。 国際関係の秩序を主に国益と権力の側面から説明しています。 これに対して「リベラリズム」は国際法による説明を試みます。 ただし国際法には様々な側面や考え方があり、 その中にはやはり利害関係を重視する考えもあります。 とはいえ、利害関係ばかりではなく、国際平和の追求や 相互依存を基礎とする考え方も存在します。 これにより、国益だけでは説明の付かない国際関係の事象を ある程度合理的に説明できるようになります。 また、リベラリズムの中には国益とそれ以外とを厳然と区別し、 国益以外の部分での協力を制度化する「機能主義」もあります。 しかし、国際関係の中にはリアリズムでもリベラリズムでも 説明がつかない事象が厳然として存在したため、 近年ではその説明を試みる「コンストラクティビズム」 という主義も生まれました。 その主な理由は冷戦の崩壊と聞いたことがあります。 リアリズムやリベラリズムの立場に立って考えると 冷戦の崩壊はなかなか説明が難しかったようです。 コンストラクティビズムでは、国際関係の変化を 規範・アイディア・アイデンティティの変化としてとらえます。 規範・アイディア・アイデンティティは当然国益も含みますが、 当然、国際平和の追求など国益以外の目的も含みます。 ただ、具体的にどういったものがあるかという提起は為されません。 そんな感じで、国際関係には 必ずしも国益だけでは説明のつかない事象が存在し、 それを説明するために専門家は苦慮しているようです。

回答No.3

残酷なことですが、それだけしかありません。

  • tama-maru
  • ベストアンサー率45% (121/264)
回答No.2

現代国家を運営するには国民の支持が必要で、国民の支持を得る一番の方法は国民に目に見える利益を与えることです。 そういった意味で、国家というのは最大の利益追求団体と考えることができます。 国家間のつながりがすべて利害関係で成り立つわけではありませんが、国家が最大の利益追求団体であることから、つながりの多くは自然と利害関係で成り立っています。

  • kata_san
  • ベストアンサー率33% (423/1261)
回答No.1

人間の集合体ということですので・・・、 何人かが集まれば、利益が相反するのは必然ですね。 集落でも起きますし、市区町村や都道府県の間にも存在します。 利害が生じないということで考えれば、いろいろな境界と称されるものは必要ないということではないでしょうか? 原因はさまざまですが、境界が必要だということで考えれば、それは人間の「業」であるということもいえます。 自分にとっては利益ですが、対するものにとっては害悪ということでしょう。

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