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遺伝学

近頃、DNA研究が野生生物の保全にも応用されているようですが、具体的にどのような研究がありますか?参考になりそうなURLを教えて下さいm(__)m

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回答No.1

野生生物は、人間が操作を加えていない、貴重な遺伝資源です。 ある動物がいったん家畜化されると、ひとつの優れた形質 (例えば、乳牛なら乳量、肉牛ならサシの多さなど) を特に重点的に改良を重ねます。 そうすると自然と近親交配が多くなり、結果想像し得なかった遺伝病や 近交退化といったことが原因で、集団そのものの存続が危うくなることがあります。 そうしたときに外部から遺伝資源を導入することにより 遺伝情報に多様性を与え、その危機を回避しなければならないのです。 そのためには、どの動物種がどの系統から派生してきたか、 ということを知らなければなりません。 ですから、現在は主に野生動物の分類でDNAについての研究が応用されています。 進化についての研究ですね。 http://www.nig.ac.jp/museum/evolution/evolution.html 野生動物は過酷な世界を生き抜くために必要な 坑病性や、運動能力の高さを備えています。 家畜がとっくに捨ててしまったこれらの能力を 野生の遺伝子を混ぜてやることで取り戻していく ということがこれからの農、畜産分野で求められています。 また、環境の保全についてもその地域に生息する 野生動物の生態を知る上で、遺伝情報というのは 有力な手がかりになり得ます。 未知の生物がいても、既知の生物の遺伝情報と似た部分があれば その生態についてある程度の分析が可能になります。

参考URL:
http://www.asakura.ne.jp/coga/killies/medaka/amg_04.htm

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