• ベストアンサー

PCRとはどんな試験法なのでしょうか?また,「プライマー」とは何でしょ

PCRとはどんな試験法なのでしょうか?また,「プライマー」とは何でしょうか?このプライマーが変わることで何が違うのでしょうか?また,このプライマーを選定するのは,どいう理由になるのでしょうか?初心者なので,参考となるサイトまたは解説をよろしくお願いします。

  • cute6
  • お礼率81% (122/150)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • SaySei
  • ベストアンサー率32% (528/1642)
回答No.3

とりあえず、生物は中学までしかされていない前提でかいつまんで説明してみますね。 まず、知っておいていただきたい前提があります。 「DNAとは何か」という部分の一部です。 具体的には、「DNAは二重らせん構造をとる」ということと、 「DNAはA(アデニン)T(チミン)G(グアニン)C(シトシン)の4種類の組み合わせでできている」 という点です。とりあえず、これだけ知っていればPCR法の説明が理解できると思います。 PCRの理論は映像で見てもらった方が早いと思います。 http://www.youtube.com/watch?v=_YgXcJ4n-kQ&feature=related 英語なので説明を聞き取れないかもしれませんが、一度見てみてください。 Aに対してはU(ウラシル)、Tに対してはA、Gに対してはC、 Cに対してはGがくっついているかと思います。 基本的にはA-T、G-Cがペアになると覚えていれば、充分です。 簡単に映像の解説をします。 青の2本セットになっているリボンがDNAです。 25秒くらいから出てくるレールのようなものもDNAです。丸ひとつがA、T、G、Cにあたるものです。グリーンで示された部分が、PCRで増やしたい領域です。この時はまだ、35度で常温ですね。 45秒くらいからのはなしは、DNAを95度にすると、2本鎖がわかれて1本ずつ計2本になっていくという話です。 52秒から60度に温度が下がり、プライマー(Primer)が登場します。プライマーとは、簡単に言えば、増やしたい領域の両端にくっつくようにATGCを組み合わせて設計されたものです。映像でも、1本になったDNAの増やしたい領域の端にくっついているかと思います。 1分15秒くらいから、Taqやfree nucleotidesが出てきますね。free nucleotidesはATGCが個別の状態で存在しているものと思ってください。Taqはのり付け役みたいなものだという認識で大丈夫だと思います。鋳型となっている元のDNAから、A-T、G-Cの対応関係を利用して、周囲に沢山あるA,T,G,Cをくっつけていきます。 これで1サイクル目が終了です。 これを何回も繰り返して特定の領域を増やしていくというのがPCR法の目的になります。 >このプライマーが変わることで何が違うのでしょうか? 映像53秒くらいを参考にしますと、プライマー1は「ATCGCATATGG」ですね。例えば、これの最後のGをAに変えるとどうなるでしょう? >プライマーを選定するのは,どいう理由になるのでしょうか? これはヒントだけにしましょうか。 DNAは全ての生物で同じでしょうか。 同じなら、一つのプライマーで選定せずに使えるのですけどね。 違うなら、違うゆえに起こりうる問題があるんですね。 丸投げするような質問が嫌いなので、ちょっと意地悪な回答になっていますが、 もし、解説で理解できない部分があれば補足欄でどうぞ。 「こういう解釈で良いのか」とか書いていただけると理解度を図りやすいので正確に伝えやすくなります。 私もPCRはかじっただけなので、どこまで正確にお答え出来るかわかりませんが。

cute6
質問者

お礼

細かい解説をしていただき,ありがとうございました。高校の教科書や参考書を見返して,理解したいとおもいます.ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.2
cute6
質問者

お礼

参考HPありがとうございました.

  • gramin
  • ベストアンサー率36% (51/138)
回答No.1

PCRとは、DNAのある部分のコピーをたくさん作る方法のことで、試験方法ではありません。 プライマーとは、このコピーする部分の両端の部分を特定するための短いDNAのことです。 コピーを作りたい部分によって使うプライマーが違うので、選定することになります。 DNAが高温になると1本鎖に分かれる性質と、高温でも失活しないDNAポリメラーゼを使って実現した方法です。

cute6
質問者

お礼

DNAをコピーして増やすものなんですね!! 定量解析なんですね! ありがとうございましたm(__)m

関連するQ&A

  • PCRのプライマーについて

    こんにちは。少し前から微生物について学び始めた学生です。 このたび基礎実験で、PCRを行うことになりました。そこで大腸菌だけを特異的に検出するためのプライマーを探しています。 自分で文献などを調査してみましたが、いいものが見つかりません。 どなたか大腸菌だけを特異的に検出できるプライマーについての情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えてくださいませんか?よろしくお願い致します! 参考になるサイトや文献など、もしご存知でしたら重ねて教えていただけると幸いです。

  • ロングプライマーでのPCR

    通常のPCRは20mer程度のプライマーで行います。しかし、現在実験の過程で70merのプライマーを使ってPCRをしようと考えています。これほど長いプライマーでPCRは可能でしょうか。また、可能ならPCRを行う段階での注意点を教えていただけないでしょうか。ちなみに、TM値を計算したところforward、reverse共にTM値が71でした。

  • PCRにおけるプライマーの作り方

    PCR反応において、例えば、5'末端からcactgtccttctgccatggcとgcaactagacgcagcccgcaとmRNAが並んでいて、これら二カ所をプライマーとして用いた場合二つのプライマーの塩基配列はどうなるのでしょう??それぞれに相補的な塩基配列になるのでしょうか??

  • PCRのプライマーって

    ある遺伝子をゲノムからクローニングしてきてタンパク発現を行おうとしています。 しかし、PCRの段階でcDNAが増えません。 増えない理由として、プライマーの設計が間違っているからと指摘を受けました。遺伝子操作にはだいぶブランクがあるので、あまり自信がないのですが、 例えばgenebank などで検索したある遺伝子の配列が AGTGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGTAG だとすると、 AGT側が5’TAG側が3’だという事で 5’側プライマー AGTGGGGG…→ 3’側プライマー CTACCCCC…→ と設計しました。 しかし、シーケンスの5'と3’を逆に捕らえていると指摘されたのですが…。 私の理解は間違ってたんでしょうか。 そんなことないと思うんですが・・。 ちょっと自信がなくなったので聞きに来ました。 よろしくお願いします。

  • RT-PCRのプライマー

    RT-PCRの逆転写反応の際に使うプライマーについての 質問です。プライマーは、Oligo dT primerか、ランダムヘキサマー プライマーのどちらを使っていますか? また、どこの会社からプライマーを購入しているか教えて 頂けたら助かります。

  • PCRプライマーの保存について

    PCRプライマー(非修飾)をセットで保存することは問題ないでしょうか (つまりフォワードとリバースを一緒にということです。)? PCR反応の最初のステップで95℃で5分のステップを行っていれば、 プライマダイマーを作ってしまったとしても問題はないと思うのですが

  • PCR プライマー等の入れ方

    PCRを行う時に、Mgやプライマー、buffer等を少量ずつ入れますが、それぞれ入れる度にピペッティングしていますか?? それとも壁面につけて遠心して落としていますか? どちらでも良いとは思いますが、どちらがベターかと疑問に思いました。 みなさんはどちらでやっていますか??

  • PCRのプライマーの濃度について

    PCRについての知識はあまり無く、はじめて、PCRをします。 RAPD法を行ないたいと思い、長さ10merのオリゴマーというものを購入し、これをプライマーとしました。 しかし、内容量 0.5OD、Tm値 32℃としか説明書には 書いてないのですが、 プライマー濃度を1μMにするには どうしたらよいのでしょうか??どのように 計算してよいのか わからず大変困ってます。どうか、宜しくお願いします。

  • RT-PCRとリアルタイムPCRのプライマーの違い

    初歩的な質問ですがご助言願います。 リアルタイムPCR用に設計したプライマーを用いて RT-PCRをかけようと思うのですが そもそも、この2つのPCRのプライマーに設計上の違いはあるのでしょうか? 違いがあれば、RTではうまくいかないのでは?と思っています。 ちなみにこのプライマーでできるターゲット産物のサイズは400bp程度です。

  • RT-PCRにおけるプライマー設計について

    はじめてお世話になります。 通常のPCR時におけるプライマー設計は理解できるのですが、RT-PCRにおいては、はじまりが1本鎖のcDNAであるということでひっかかりを感じます。 cDNAの塩基配列がわかっていますのでそれをもとに遺伝子解析系のソフトを用いてプライマーを設計したところ、sense-primerの配列が、cDNAの相補鎖となるものと相補的になっていました。(anti senseのほうはcDNAと相補的だったのですが) 実験書を読むとsenseがまずcDNAとアニールして2本鎖になってから通常のPCRがはじまるというふうに理解できましたので、上記のプライマー設計ではPCRがおこらないということでしょうか? この場合はcDNAの相補鎖に対してプライマー設計をおこなえばよいのでしょうか。 それともこのままのプライマーでよろしいのでしょうか? よろしくお願いいたします。