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どういう時に「役(えき)」って単語を使うの?
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「戦争を表す古い言い方」と考えて良いと思います。 今日、日清戦争や台湾出兵、関が原の戦いと呼ばれるものも、明治大正の頃の文献では、明治二十七八の役(明治27~8年)、征台の役、関ヶ原の役と記されています。 実は、私も以前、ここで質問をした事があります。 当時、「役=外国との戦いや」辺境での戦い」という意見が非常に多かったので、「そんなはずは…?」と思い質問してみました。 http://okwave.jp/qa/q393940.html http://oshiete1.goo.ne.jp/qa393940.html 一旦、締め切りましたが、その後、書物を探したり大学の先生に聞いたりしてみても明確な回答は聞けませんでしたが、概ね「戦争を表す古い言い方」という回答でした。 私が思うに戦争を「~の役」呼んでいたものが後に「~戦争」と呼ばれるようになったのでは?…と。 (昭和9年の三省堂「歴史地図」では日露戦争・日露戦役の両方が用いられてました) 戦後、義務教育で習う小中学校教科書に沿って日露戦争、関が原の戦いなど、主要な戦が、戦争・戦いという言葉に定着した。 高校以降で習う戦争は教科書によって採用する言葉が違う事もあり(例「文禄・慶長の役」と「朝鮮出兵」)ので「~戦争」に統一するには至らなかった。 また、「文禄・慶長の役」「西南の役」は歴史小説やドラマ等で取り上げられる事の多いので、戦前からの古い言い回しの方がなじみがあり、そのまま定着してしまった。 従って「関ヶ原の役」や「征台の役」等、歴史学者くらいしか用いない用語は別にして、「文禄・慶長の役」=「朝鮮出兵」はどちらを用いても良く(但し試験などは教科書に沿って)、「前九年の役」等、滅多に他の用語で呼ばれないものは、役を用いた方が無難でしょう。 明確な回答ではありませんが、参考意見として。
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- phantom1
- ベストアンサー率24% (184/748)
戦争を表す古い言い方ですが、日露戦争の事を「日露の役」と読んだり、「日露戦役」などと言う呼び方もありますので、国内戦=役、国際戦争=戦争、とか、明治以前=役、明治以後=戦争、と言う定義の仕方は正確ではありません。と言うより、きちんとした定義がありません。確か、旧陸軍の公刊戦史では日露戦争を「明治三十七八年戦役」と表記している筈です。 近代以前の戦争では、「壬申の乱」「応仁の乱」のように、権力中枢で発生した内戦を「乱」と呼びますが、「天正伊賀の乱」などと言うのもありまして、必ずしも権力中枢で発生した内戦だけを「乱」と呼ぶわけでも無さそうです。さらには、大東亜戦争(太平洋戦争)を「大東亜戦役」と呼ぶ場合もありますので、使い方は多分に感覚的なもので、違和感が無ければ良い、と言う程度のものでしょう。
- PENPENMAKKY
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戦争を指す言葉です。 近年では 明治7年戦役(台湾出兵) 明治27・28年戦役(日清戦争) 明治33年戦役(義和団事件) 明治37・38年戦役(日露戦争) 大正3年至6年戦役(第一次世界大戦) 大正3年至9年戦役(シベリア出兵) 昭和6年至9年戦役(満洲事変) で、役が用いられています。
- SPS700
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「戦争」という時に使います。例。後三年の役。前九年の役、現在は戦争に変りましたが、同じ出来事が「西南の役」と呼ばれたり「西南戦争」と呼ばれたりするのは、その過渡期、すなわち国内戦(=役)、国際戦(=戦争)と分離が終わる途中の様子を示しているように思います。 「役す」という表現は、公用のために人民を駆り出して働かせる、という意味があります。 「役丁」えいきちょうは、律令制で、公の労役に服するため、諸国から徴集されて上京した成年の男子。仕丁。 などという言葉から、「役」= 戦争の性格が分かります。詳しくは下記をご覧下さい。 http://kotobank.jp/word/%E5%BD%B9 http://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%E5%BD%B9/m0u/
- f272
- ベストアンサー率46% (8537/18277)
明治時代前期以前の戦争であって 他国との戦争であるか 国内でも辺境地区での戦争であるかのどちらか の場合に「役」と言うことが多いが,例外もある。