ペプシン活性の時間変化について
なぜ、ペプシンと基質を反応させる時間を増やすと、吸光度(A280,OD280)が増加するのでしょうか。
実習で、ヘモグロビン溶液を基質として、ペプシン(酵素)を混ぜた時、一定の時間ごとに吸光度(280nmの紫外線をあてました)を測定しました。
吸光度と時間を対応させたグラフは、
最初に直線的に増加した後に、頭打ちしたような形になったのですが、
ペプシンと基質を反応させる時間を増やすと、吸光度(A280,OD280)が増加する理由が理解できません。
トリプトファンやチロシンなどのアミノ酸は紫外線の吸収極大が280nm付近なので、
吸光度は、トリプトファンやチロシンなどのアミノ酸量を示す…と理解していたのですが、
この理解だと、
酵素と基質を反応させる時間を増やし、
ペプシンによって例えペプチド結合が切り取られる部位が増えたとしても、
トリプトファンやチロシンの割合は変化しないはずではないか…
という結論に至ってしまいます。(結果との矛盾)
ペプシンによって基質が切り取られると、
トリプトファンやチロシンが露出する形となり、
吸光度が上がる…というのが今のところの私の予想なのですが、
この予想であっているのでしょうか。
理由を知っている方や、こういう考え方もあるのではないか、という提案のある方は教えて頂きたいです。よろしくお願いいたします。
また、このペプシン活性測定方法は、Anson法というらしいのですが、
このAnson法について詳しい文献を知っている方がいらっしゃいましたら、
それも教えて頂きたいです。
長々とすみませんが、ご回答よろしくお願いします!
お礼
ありがとうございました。教科書で十分でした。