中学・高校の国語科(現代文)教育について考える

このQ&Aのポイント
  • 中学・高校の国語科(現代文)教育は小説・物語などの文学作品に偏りすぎているのではないでしょうか?大学受験では小説文の問題は出題されにくく、学校の現代文教育は生徒の感性を高めることに重点が置かれているようです。
  • 現代文教育には評論文の論理的読解力養成や議論能力、文章作成能力の強化も必要です。大学受験や社会で必要とされる能力としても、論理的な文章理解や思考、意見の述べ方、問題解決能力が重要です。
  • 中学高校の現代文教育は、小説や物語に偏らずに評論文などの論理性の高い文章に触れる機会を増やすべきです。現代のニーズに合わせてディベート力や文章作成力の重要性も考慮されるべきです。
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中学・高校の国語科(現代文)教育は小説・物語などの文学作品に偏りすぎて

中学・高校の国語科(現代文)教育は小説・物語などの文学作品に偏りすぎているのではないでしょうか? 大学受験の話に持っていくつもりはありませんが、 大学受験では、国語の現代文の問題で、小説文の問題はセンター試験や一部大学を除き 主要私立大学ではほとんど出ません。なぜ小説の問題は出題されにくいかというと 文章中の行と行の間の心情を読み取る行間を問題にするとどうしても主観的な要素が あるので解答しにくい、また出題者も文章中に明確な解答の根拠があるものでないと 批判される恐れがあるのでやりにくいというのを先生から聞いたことがあります。 また学校の現代文教育はどちらかというと物語などの名作に触れて生徒の感性を高めることに 力が配分されているのではないでしょうか? 前置きとして私の個人的な主観的な印象なので事実誤認があるかもしれませんが 自分の経験では、現代文の教科書は夏目漱石や芥川龍之介など著名な文筆家の文学作品をはじめ 最近の気鋭の作家の作品を授業で多く学んだ印象があります。 もちろん小説や物語も話として購読することは楽しく感じました。 ただ、外山滋比古などの小難しい評論文の作品はそれらの小説作品に比べて 教科書のなかで扱ってる数が少ない印象でした。 これらの難解で抽象的な内容の評論文を読みとくことで論理的な文章理解や思考が できるとされており文章に根拠があるので大学受験の現代文も評論文が主流ですよね。 自分が大学に入って感じたのは法律などの抽象的で難解な文章を読むことが結構 多いので、高校のときにもっと評論文などの論理性の高い文章に触れておいたほうが 事前の訓練としてよかったのではないかと思いました。 社会に出てから、上記の論理的な文章の読解力とともに、意見を述べてディスカッションして まとめて、問題解決を図る能力や 明瞭かつ論理的な文章を書ける能力も必要と感じました。 高校のときも、現代文の授業で一応申し訳程度に文章作法の単元もありましたが、 特別なコラムみたいな内容としてほんのちょっとしか扱われてませんでした。 中学高校の現代文教育は、全体的なカリキュラムを小説や物語に偏りすぎず、評論文の論理的読解力養成や 議論する能力や、文章作成能力の養成にもっと力の配分を傾けるべきではないのか?と思います。 いまの現代は文系理系問わず、ディベート力や文章作成力、コミニュケーション能力に関する 人気の本もよく出版されておりこれらの能力の必要性がよく話題にされています。 もちろん個々人の努力で身に付けるべきだというのは言うまでもないですが 教育のなかでもこれらの分野も強調して指導すべきではないでしょうか。 時代のニーズに現代文教育も合わせるべきではないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • ikeda55b
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回答No.1

あなたのおっしゃるような傾向はあるだろうなあ、と想像します。 ただ、「現代文」の教科書の内容をご覧になればお分かりになると思いますが、 文学的な作品と論理的な作品とは適度なバランスで配当されており、 それを実施する教員の裁量で文学的な方面への偏りが起こるのでしょう。 私の観察では、国語科の教員はこの文学的な嗜好を持った方々が少なくなく、ご自分の傾向で授業教材を選択してしまうこともあるのかと想像します。 ただ、論理思考は、数学や理科、社会などの教科からでも養成できる部分もあり、理科の実験レポートや社会科の「~について自分の考えを記せ」などの課題でも学習できましょう。 回答にはなりませんが、あなたのお聞きになりたいことはこのようなことなのでしょう?

weeds9696
質問者

お礼

回答ありがとうございました

その他の回答 (2)

  • east-with
  • ベストアンサー率41% (85/207)
回答No.3

序論 私の国語で思う事  質問の趣旨が良く分かりません。いまいち内容が掴めません。  だから、小説でも近代小説が良く出題されるのが問題と言う認識は私ならありません。受験に現代文学が少ないのも、単に内容の読解の難しさのみが原因ではありません。近代文学の方が描写が難しく読み解きにくいのです。現代文学は文章が軽く読みやすい。一々、私は高校入試国語に問題を指摘する気はございません。  高校入試に求めている事。現代文を正確に読解する力です。国語教育の現場は存じませんが、小説が出題される理由は読解の難しさの一点ではないと思います。  なぜ、大学受験に国語があるのか。国語は小説や評論を基本とし、他の教科を理解するための文章力を身につける事が本来の目的ではありませんか。小説が多いのも、小説自体の特性で作者の心理や背景描写や行動描写や心理描写を謎解きする事が面白い点です。  小説は趣味で読むものです。だから、読書好きの学生は読解力がつき、読まない子は低く落ちていきます。  だが、この手の質問として質問に答えた気はしない。あくまで、私個人の思いをぶつけてみたのである。 第一章 反近代文学主義とは何か  近代文学批判は大きい問題に思う。その理由も多くあるように思うが、私の中には一つしか答えがないように思う。それは戦争と文学である。この二つに相対的な関係はまったくない。だが、戦前の日本の反省が日本人の心を病んでいるように思う。  日本人は近代を反省という一言で終わろうとする。アジア各国への侵略や虐殺の反省である。それが文学とは実は全く関係がない。  関係のないのだが論理の飛躍は起きる。若者は近代を全て無視しようとする。漱石「こころ」を読んで名文というのは大人だけだ。大人が近代文学を好む。若者には現代文学という1924年以降つまり戦後文学しか読まない。村上春樹だって1970年以降ではないか。最近、村上春樹は「ノルウェーの森」を映画化した。未だ、彼のデビュー作「風の歌を聴け」や「1973年のピンボール」や「羊を巡る冒険」も健全である。戦前を知る青年で言えば、大江健三郎や丸谷才一くらいではないか。彼ら2人を現代文学と見る人は少ないと思うがそうである。特に大江は戦前は学生だった。戦争を知る世代と知らない世代の壁は大きい。文学でも深みの問題になる。戦争を知る作家は人生に深みを持ち始める。井伏鱒二の「黒い雨」も深いテーマで戦争である。戦争の悲惨さを井伏は強く伝えたのである。  大江健三郎は長男光の誕生を描いた「個人的な体験」以降、より深さが生まれた。義兄伊丹十三の自殺で伊丹について述べた「取り替え子」や、三島由紀夫の割腹自殺以降の三島軍を描いた「さようなら、私の本よ!」など多くの作品を輩出した。  戦争と文学は、日本人に現代文学を生みだした。だが、現代文学も一枚岩ではなく、戦争を知る世代、知らない世代に分かれる。 第二章 近代小説の良さ  近代小説という作家を挙げる。  夏目漱石・芥川龍之介・志賀直哉  厳密にいえば、~1924である。つまり、戦前が近代小説だ。  私は近代小説に異論はない。むしろ、良しとしている。その理由として、作家の知的好奇心が旺盛で鋭い洞察力である。作家の人生をいえるとしたら、近代小説くらいだろう。 第三章 小説や評論と受験国語  序論にも触れたのは最低限度しか書かない。  国語の読み方。それは段落の始めと終わりを特に意識して読む。段落の真中は理由や説明である。  評論は、作者の主張を汲みやすい。そのため、始めと終わりで主張を読み、真中で確認する。  そうすれば、内容を問う試験にはある程度は解ける。そのコツは問題の選択肢から1つ選ぶのであり、本文の傍線部を含む段落を読めばわかる。つまり、答えは書いてある。  問題の選択肢は、(1)内容を要約しただけのもの、(2)作者の解釈を書いたもの、(3)本文とは全く関係のないものの3通りである。  つまり、作者の解釈を述べた選択肢が大抵は正解である。作者の主張を読み解く訓練が大切なのだ。 最終章 現代国語批判の誤りを説く  評論文の読解は大切だ。論理は決して議論やディベートではない。ディベートとは理屈や屁理屈で物を考えることだ。だから、私は論理とは言わない。屁理屈で文章を解けるはずもない。  真の論理とは読解力だ。いかに相手の主張を正確に読み、そこから自分の意見が述べられるかである。一旦、相手の主張を受け取り、その上で賛否を決める。正確な文章読解がないと文章力は向上しないと思う。  実は、現代文学主義者は近代文学を読んだ人もいる。その経験で読みにくさを感じた人の身である。  未だに、太宰治と言われるのは、読解できる若者がいるためだ。

weeds9696
質問者

お礼

回答ありがとうございます

  • mimi--ko
  • ベストアンサー率29% (386/1308)
回答No.2

子供が高校受験なので、色々と高校のことを調べていくうちに知ったのですが、私立高校の中には、論理的に国語力を養う教育を取り入れている学校が幾つかあるようですよ。 昨年、そういう高校のひとつに行って、担当の先生から、国語力を高める指導について、詳しく説明していただきました。 目から鱗のお話ばかりで、感激して帰ってきましたが、調べてみたら、その指導法は、ある有名な予備校の先生が確立させた方法でした。 また、この指導法を取り入れている私立高校は、全国にいくつもありました。 そういう高校に通う生徒さんの学力は、国語に限らず、全般的にアップした実績があるそうです。 もし、このように国語教育に力を入れている学校の学力レベルが上がれば、もっとそういった学校が増えてくるでしょう。 今は私立学校に多いらしいですが、そのうち、公立高校でも取り入れるようになるかもしれませんね。 現在、論理的に国語を教えていないのなら、そういった指導ができる先生が少ないのだと思います。 これからは、質問者様のように論理力の大切さを知っていらっしゃる方が国語教師になっていくでしょうから、自然と指導内容も変わってくるのではないでしょうか?

weeds9696
質問者

お礼

回答ありがとうございます

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