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地面からの高さHの建物から水平方向にV0でボールを投げた場合を考え、ボ
地面からの高さHの建物から水平方向にV0でボールを投げた場合を考え、ボールを質量mの質点としてとらえる。(働く力は重力のみ) このボールの運動について運動方程式を立て、それを解き位置及び速度を求める。またエネルギー保存則から落下直前の速度を求め運動方程式で求められた答えと一致することを確かめよ、という問題なのですがよくわからないので途中の過程や考え方を説明しつつ解を教えてもらえないでしょうか
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横軸をx軸、縦軸をy軸として点P(0,H)からボールを投げたとします。働く力は重力のみですから 水平方向の運動方程式は md^2x/dt^2=0 垂直方向の運動方程式は md^2y/dt^2=-mg となります。加速度はそれぞれ両辺をmで割って d^2x/dt^2=0 d^2y/dt^2=ーg 積分すると速度は dx/dt=V0 dy/dt=-gt 垂直方向の初速度はゼロですから積分定数はゼロです。 もう一度積分して位置(の座標)を求めると x=V0t y=-1/2gt^2+H 点P(0,H)から投げ出したのですからこのようになります。 次に速度と位置を求めます。 地面に到達する時刻はy=0と置いてt=√2H/gです。これを代入するとdy/dt=-√2gH x=V0√2H/gが求まります。 従って求める位置(の座標)は(V0√2H/g,0)です。 速度はV=ー√(dx/dt)^2+(dy/dt)^2より V=-√V0^2+2gHです。 次に力学的エネルギーの保存則から速度を求めてみます。 投げ出した時にボーりが持っていた運動エネルギーはK=1/2mV0^2。同じく位置エネルギーはU=mgH。地面に到達した時には位置エネルギーはゼロとなります。 ですからエネルギー保存の式は求める速度をVとすると 1/2mV^2=1/2mV0^2+mgHとなります。 これをVについて解くとV=-√V0^2+2gHとなって、運動方程式によって求めた答えと一致します。 注意しなければならないのは、地面に到達した時の速度は水平方向より下向きになりますからV<0となることくらいですか?
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- sanori
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こんばんは。 質問者様が何の学校の何年生かわかりませんが、 微積分を使うのが考え方が簡単なので、それで書きます。 位置、速度、加速度の水平方向成分を、それぞれ、x、Vx、ax と置き、 位置、速度、加速度の垂直方向成分(上方向をプラスとする)を、それぞれ、y、Vy、ay と置き、 重力加速度の絶対値を|g|と置きます。 水平方向の運動方程式は、 max = 0 ・・・(あ) 垂直成分の運動方程式は、 may = -m|g| ・・・(い) 位置を微分すれば速度、速度を微分すれば加速度です。 積分は、その逆となります。 まず、水平成分の式(あ)について。 (あ)を時刻tで積分 ∫maxdt = 定数その1 m∫axdt = 定数その1 mvx = 定数その1 ここで、t=0 のとき vx=V0 なので、 mV0 = 定数その1 よって、 mvx = mV0 ・・・(か) さらに積分すれば、 mx = ∫mV0dt mx = mV0t + 定数その2 ここで、t=0 のとき x=0 と置くのが便利なので、 m×0 = mV0×0 + 定数その2 定数その2=0 よって、 mx = mV0t ・・・(き) 次に垂直成分の式(い)について。 再掲 may = -m|g| ・・・(い) 両辺をtで積分。 m∫aydt = -m|g|t + 定数その3 mvy = -m|g|t + 定数その3 ここで、t=0 のとき vy=0 なので、 m×0 = -m|g|×0 + 定数その3 定数その3 = 0 よって、 mvy = -m|g|t ・・・(さ) さらに積分 m∫vy = -m|g|t^2/2 + 定数その4 my = -m|g|t^2/2 + 定数その4 t=0 のとき y=H なので、 mH = -m|g|×0^2/2 + 定数その4 定数その4 = mH よって、 my = -m|g|t^2/2 + mH ・・・(し) 以上のことから、4つの運動方程式が勢ぞろいしました。 mvx = mV0 ・・・(か)速度の水平方向成分 mx = mV0t ・・・(き)位置の水平方向成分 mvy = -m|g|t ・・・(さ)速度の垂直方向成分 my = -m|g|t^2/2 + mH ・・・(し)位置の垂直方向成分(=高さ) 落下寸前(y=0)の時刻は、 m×0 = -m|g|t^2/2 + mH より、 m|g|t^2/2 = mH t = √(2H/|g|) このときの、速度の水平、垂直の成分は、 水平成分 (か)より vx = V0 垂直成分 (さ)より vy = -|g|√(2mH/|g|) = -√(2m|g|H) 速度の絶対値は、三平方の定理により V=√(vx^2 + vy^2) = √(V0^2 + 2m|g|H) よって、落下寸前の運動エネルギーは、 1/2・mV^2 = 1/2・m(V0^2 + 2|g|H) = 1/2・mV0^2 + m|g|H ・・・(た) 一方、スタート(t=0)のときは、 運動エネルギー = 1/2・mV0^2 位置エネルギー = m|g|H 合計 = 1/2・mV0^2 + m|g|H ・・・(ち) というわけで、(た)と(ち)は一致しました。
お礼
参考にして自分で頑張ってみます