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カラマーゾフの兄弟「大審問官」

このたび、ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟の上中下のうち、 上巻を読み終えました。 いやーむずかしかったのですが、 最後の「大審問官」が圧巻だとかいうレビューを多く見かけるのですが、 今日それを読み終え、確かに圧倒されたにはされましたが、 いまいちどのようなことが書いてあったのか要約できません。 読書通の方、どうかあの難解な文章をわかりやすく説明していただけませんか? それとも、「いやーすごかった」で終わっていいものなのでしょうか? 人によるでしょうが、せっかくこれほど長く愛されている名著ですから、 しっかり真面目に考えたいと思います。 このチャプターがわからないと、なんか悔しいです。 誰か教えてください。 よろしくお願いします。

  • lolo55
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  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.1

ずいぶんと昔に読んだきりで(人生などまるで分らない年代でした)、内容もほとんど忘れてしまいましたが、世の人民と、彼らに人生の価値を示してやる立場の少数の者がいて、人民はその少数の者が示す価値観を、それを疑うことを知らずに受け入れて生きている。その価値観が嘘っぱちだったら、人民は騙されたことになるのか。いや、その嘘っぱちの価値観を与える者は、おのれが悪であることを承知して、それを受け入れて生きている。そうしなければ、多数である人民は、心のよりどころをなくして、人生に絶望しか見出さないだろうから。しかし、本当に苦しいのは、その偽の価値観を与え続けている少数者の方なのだ。みたいなことでしょうか。 いつか読み返そうと思って、そのままになって数十年。そういう内容ではなかったろうかという気がするだけかもしれません。

lolo55
質問者

お礼

かすかな記憶をたどってくださり、うれしい限りです。 私にはあの小説はまだ難しかったみたいです。 もう一度、納得のいくまで深く読み下げてみようと思います ご回答ありがとうございました

その他の回答 (1)

  • zura69
  • ベストアンサー率18% (69/367)
回答No.2

キリストがふらりと復活して、奇跡を起こすが 大審問官はキリストをキリストと知りつつ、異端者としてキリストを 牢屋にぶち込み、こう言います 「教会は神の代理人を演じて彼らを支配しているが、われわれは"本当は神などいない"、あるいは"人間には神など要らない"ことを知っているのだ。その真実を知りつつ、神を演じる苦痛を教会は負っているのだ。教会はまったくたいへんな苦痛に耐えているのだ。そこにお前が今更やってきて人間に愛や自由を教えるとは、まったくけしからんことだ。そんなことをしてお前は正しいことをしていると言い切ることができるのか? 黙ってここを立ち去れい」 「大審問官」という章だけでも非常にながいですが、私はこの台詞が この章の内容を要約していると思います。信仰の本質?

lolo55
質問者

お礼

私にはまだ難しかったみたいです。 あの文章を理解して、自分なりに要約できる人って、 すごいなって思ってしまいます。 わかりやすい回答ありがとうございました。

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