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よろしくお願い致します。今勤めている会社が、売掛金の早期回収や、取引業
よろしくお願い致します。今勤めている会社が、売掛金の早期回収や、取引業者の手形サイトの短縮をお願いしてこいとかといった動きが活発になってきています。取引先は倒産するような事はまず考えられない会社で、のちのち回収出来るのに、なぜこのような事をするのでしょうか?また、手形って、例えば90日のサイトとか120日のサイトとかありますけど、なぜこのようなものがあるんでしょうか?90日後(120日後)必ず振り込みますとかの約束でいいのでは?
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- hata79
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売掛金と現金の違いを考えると理解がしやすいと思います。 売上が全額現金で即日入金された場合には、それがそのまま経営資金となります。 一月の売上が1千万円とします。 では、その現金が120日後に手元に入るとすると、その間だの資金はどうしたらいいでしょうか。 現実には借入金で賄うことになります。 年間平均で常に売掛金が1千万円あるとしますと、一年間に1千万円に対しての利息を借入先に払ってることになり、それだけ利益は減るわけです。 又、小売業では仕入れを現金でできると仕入れ価格を下げることが可能です。 製品を売るほうでも、数ヵ月後に手形で貰うよりも現金で買ってくれる方により値引きをするのは当然だからです。現金で大量に仕入れてるので安く売れるというシステムはこの点から発展してるようです。 「のちのち回収できる」から良いのではなく、120日サイトの手形を90日にする、売掛金の早期回収をするというのは、回収ができなくなるリスクから早く出るというだけでなく、回収見込み額を資金として経営資金としてる企業としては、借入れ金額の圧縮につながり経営改善への道です。 仮に取引先が全部現金決済してくれるとしたら、自社も仕入を現金でできるので、仕入価格を下げて、商品の価格を下げて、価格競争に有利に立てるということになります。現実には「全部現金払いでの取引」など無理ですが、考え方は以上のようでよいと思います。 ところで、信じられない事でしょうが、売上は現金払いをして貰っていて、仕入れは請求日の翌月末支払という企業を知ってます。資金繰りに振り回されずに経営計画を立てられるので、この不況でも他の会社を吸収するというほどの体力があります。当然に黒字ですし、金融機関から借入れをしてくれと役員が日参するような状況です。利益がありますので、給与なども充分に払っており、福利厚生も充実してますので、従業員もや帰属意識が強く元気です。うらやましいような企業でありますが、代表者の努力で「売上は全部現金決済」に何年もかけて改善した結果です。現金決済なら数パーセント値引きをする作戦を敢行したそうです。 これを考えるとご質問者の会社が「売掛金回収を早く」「手形サイトを短縮させるよう」指示を出すのは、よりよい経営を目指してるものだと思います。