- ベストアンサー
空売り規制の目的とは?質問内容を解説
- 空売り規制とは、金融商品取引法によって禁止されている取引です。
- この規制の目的は、株価の暴落を防ぎ、市場の安定を図ることです。
- 具体的には、空売りによって株価が下落し、投資家や市場参加者が損失を被ることを防ぐために規制を設けています。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
基本的には売買の対象となる株を発行している会社と、その株を保有している株主の保護が目的でしょうね。 空売りの規制がなければ、その企業の実態に合わない価格で売却することが出来、また実際に所持していない 膨大な空の株を安値で売却し、市場の価格を暴落させて自らに有利な相場を作ることから「価格操作」となる ことから法的に規制しているようです。 また、現状でそれぞれの国が法律化してまで規制しているのは、株価が乱高下することによる社会不安要素を 取り除いておきたいという意味合いが強いと思います。 >Aさんは100万円分の株券を90万円で売る事をして怖くないのでしょうか? >もし順調に値下がりしなかったら大損ですよね。むしろAさんが損をします。 もちろん、何でもかんでも空売りで安値で売れば儲かるというものでもありません。 業績が上向いている企業の株で空売りしたところで、若干株価が下がることはあっても、すぐに回復してしま います。 では、業績が安定していないor下向いている企業ではどうでしょう? 現状でわかりやすい例はJALですかね。 誰もが毎日のニュースでJALが赤字企業で国の支援を必要としているということは知っています。 そんな状況で大量の株が安値で売却されれば、他の投資家は損害を最小限にしようと保有株を売却しようと売 り行動に出て、さらに安値になります。 また株価が下がれば銀行などへの信用が落ちますから、新たな借金が出来なくなったりと資金繰りが悪化し、 企業実績と関係無いにも関わらず倒産してしまう危険もあります。 また、こういった状況を人為的に行おうとするケースもあるかもしれません。 2003年に1人の人間が知人に対して「佐賀銀行が26日に倒産する」といった事実と異なるメールを送り、それ がチェーンメールとかし、取り付け騒ぎが起こっています。 他にも紀陽銀行が風評被害により取り付け騒ぎが発生し、数日で3000億円の預金が流出した例もあります。 普段であれば信用しないような「噂」であっても、この不況下であれば不安から極端な行動に出てしまうこと も多いため、空売りをする際に利用されやすいとも言えます。 また、投資家自身を守る意味もあります。 株価が予想に反して上昇した場合、損害が天井知らずになります。 そういった意味でも、量的・質的に投資家自身も保護されていることになります。
その他の回答 (1)
その昔、それで株価操作をして大儲けをした奴がおってだな
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 つまり (1)投資家は一度に大量の売買があるとその会社に何か異変が起こったと思う (2)それが安い値段で大量に売られると「誰かが今後株価が下がると思い売っている」と不安になり (3)「自分も今のうちに売っておき被害を最小限にしよう」と投資家たちが次々にその株を売り (4)株価が暴落する ということでしょうか。たしかに発行会社と株主(投資家)は被害を被りますね。 投資家たちは活発な売買(ここでは大量の売り注文)があるとなにかあると思ってしまうんですよね。 たしか馴れ合い売買や仮装売買も同じ理由で規制されていましたね。 ありがとうございました。