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キャンバスの目を埋める方法

chordの回答

  • chord
  • ベストアンサー率35% (6/17)
回答No.2

まず、致命的な勘違いをなさっているようですが・・・・ なぜキャンバスというものを使用するかというと 織り目に絵の具をがっちりと食い込ませ、絵の具の保持 をさせるためにキャンバスがあるのです。 つまり、ハナからキャンバスと油絵の具の境の層はフラットでツルツルの状態 にするようにはせず、キャンバスもそのようにする支持体ではないということです。 織り目が気になるようなら細めのキャンバスを買い使用することが 前提になりその上に薄く地塗りをするのが正解です。 それ以外の支持体として木の板(板材で厚みが少しあるもの) に、炭酸カルシウムとアルミナを混ぜたものをニカワに溶かし ジェッソをつくり塗る、それからヘラで平らにし乾燥、ヤスリを掛ける やり方があります。(面倒であればアクリルジェッソでも可 その場合下描きはアクリル絵の具で行なう) そのときは下描きを水性画材やテンペラで描き、加筆ニスをぬり、乾かし 樹脂の多めの溶き油で彩画します。 (ダンマルとスタンドオイルなどを混ぜます) ____________________________________ いまさら面倒だし、変更は出来ない場合だとそうですね・・・。 ?ナイフで厚くジェッソを塗る ?ベニア板を任意の大きさにカットしキャンバスの裏からアテ木とする ?紙やすりをかけるときフラットな角材に巻きつけてヤスリがけを行なう。 ※アテ木をして電動サンダーを使用するでも可 以上のようなことが考えられる対処法です。 が、しかし油彩画というのは元々キャンバス地に油絵の具を乗せる 感覚で描くものであり、喩えればスプーンですくって擦り付ける 感じで描く画材です。日本画のように描くようには不向きなのです。 レオナールフジタの絵のようなものは除きますが、ほとんどの 油彩画は織り目を完全に潰すということをあまりしません。 レオナールフジタの場合麻布を買ってきて、ニカワと混ぜた 特製の下地剤を塗り、キャンバスそのものを作って描いてたようです。 織り目が気になるのなら細めを買い、軽く1~2回地塗りを行なう 描く作業に移り、一層目の彩画を厚くして、二層目以降の 彩画では樹脂を使い筆目を消すほうが、それほど神経質にならずに 済む方法といえます。一層目を厚く塗るようにするには油彩用のモデリング 添加剤を混ぜるのが効果的です。

loiter
質問者

お礼

レスありがとうございます。 キャンバスはフラットにするものではないと言うことですが、プロの方の作品で下地にそのような処理をした(ように見える)ものを今まで何度か見たことがあります。とくに細密画に多かったと思います。私の見たものは何だったのでしょうか? 疑問はさておき、プロの方のようなアドバイスを頂き、考えさせられることも多くて、非常に参考になりました。 アドバイスにある使い方とは少し違いますが、モデリングペーストを混ぜることによって、もし通常の絵の具よりもサンドペーパーで削りやすくなるのだったら、それを下地に使用してもいいかなと思いました。 ありがとうございました。

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