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液体クロマトグラフ法の問題について教えてください
PE-yoshiの回答
- PE-yoshi
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昔、学生時代にガスクロ、液クロを使っていましたので、その知識で回答します。 問1 (1)調整保持時間とは、カラムの固定相に保持された正味の時間です。 調整保持時間=保持時間-固定相に保持されない成分の保持時間 成分Aの調整保持時間=2.35-0.5=1.85(min) 成分Bの調整保持時間=5.86-0.5=5.36(min) (2)容量比(Capacity factor)k'は 固定相に保持されない成分の保持体積をV0、保持時間をT0、保持される成分の保持体積Vr、 保持時間をTrとすると 保持される成分の容量比k’=(Vr-V0)/V0=(TrーT0)/T0 成分Aの保持時間をTrA、成分Bの保持時間をTrBとすると、 成分Aの容量比k'A=(TrAーT0)/T0 成分Bの容量比k'B=(TrBーT0)/T0 よって、成分Aと成分Bの容量比は k'A/k'B=(TrAーT0)/(TrBーT0) すなわち、成分Aと成分Bの調整保持時間の比であり、 k'A/k'B=1.85/5.36 問2 問1と同様に解説すると、長くなるので、簡単に説明します。 2つの成分AとBの分離度Rsは、カラムの理論段数Nを用いて次式であらわされる。 RS=(k’B-k'A)√N/(4(1+k'A)) したがって N=(RS(4(1+k'A))/(k’B-k'A))^2 問題より k'A=(TrAーT0)/T0=(8.80-1.35)/1.35=5.52 k'B=(TrBーT0)/T0=(9.46-1.35)/1.35=6.01 RS=1.5 よって N=(1.5*4*(1+5.52))/(6.01-5.52)^2=6370 カラムの長さをL、HETP(height equivalent to a theoreticsl plate) (理論段数(相当)高さ)をHとすると N=L/H ゆえにL=N*H HETPは1.5mであるから L=6370*1.5=9560mm となります。 これらの問題は、いすれもクロマトグラフィーの教科書に書かれている 用語(保持時間、容量比、理論段数など)の定義を理解すれば、 簡単に解ける問題です。式だけでなく、その用語の意味するところまで 正確に理解してください。 頑張ってください。
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