セイバンモロコシについて

質問

最近ですが、セイバンモロコシが猛烈な勢いで増えているように感じます。
このまま増え続けるのでしょうか？
一昔前にはセイタカアワダチソウが凄かったのですが、この頃はそうでも無くなったように見えます。
セイタカアワダチソウのように繁殖のピークを過ぎれば衰えていくのでしょうか？
尚、私の住んでいる所は茨城県です。

回答No.1

gramin · ベストアンサー

身近な植物とはいえ、イネ科に目を向けるとは、hsq1224さんはなかなかの植物好きですね。
キビ亜科の植物ですから暖かいところが得意だと思いますが、お住まいの辺りでは最近になって増えてきたのでしょうか？
セイバンモロコシ（ヒメモロコシ）は久内清孝著『帰化植物』（1950）に1943年に千葉で採集されたことが書かれています。
南関東ではかなり前から普通種で、『神奈川県植物誌1988』の分布図をみると、すでに山地以外では、びっしり分布しています。
1980～2000年代に出された、群馬、秋田、山形、宮城の各県の植物誌にも載っています。
hsq1224さんの周りで「猛烈な勢いで増えているように」思われる理由はわかりませんが、
おそらく茨城県にも以前からあったものだと思います。
セイタカアワダチソウは、自分の出した物質のせいで生えられなくなったとか、
徐々に天敵が現れたといわれますが、セイバンモロコシでは聞きませんね。
神奈川県の例をみると、少なくとも何十年たっても普通種のままですから、衰える理由はないと思います。

お礼

有難うございます。
やはりこのまま増え続けるのでしょうか。
ちょっと心配になってきました。
私がこの草に興味を持ったのは、この二三年の事です。
始めは何の草か分かりませんでしたが、秋になって穂が開いてくると
中々風情があっていいものだと思っていました。
ススキやカヤの類だと思っていたのですが、調べてみると外来植物でモロコシの一種という事が分かりました。
この頃はよく道端に生えているのを見かけていましたが、数日前に仕事先の工場に行ったところ
何千平米という空地全体に沢山生えているのを見てしまいました。
おやおや、こんなに増えてしまっていいのだろうか、と思い質問させて頂いた訳です。

お答えによれば、何十年も前からあったのですね。
私の記憶では、昔は生えていなかったように思います。
たぶん気付かなかったのでしょう。
このまま増え続けていくと、ススキが減ってしまうのではないかと心配になります。
セイバンモロコシの穂を手に取ってみると、確かに沢山の実がついています。
この実が落ちて生えたら・・・増えるわけですね。
あんまり増えると可愛くない・・・というか見慣れてしまって風情を感じる事も無くなりそうです。

これからどんな事になって行くのか興味もあります。
丁寧なお答ありがとうございました。