- 締切済み
インフルエンザウイルス
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
獣医師でウイルスに専門知識を有します。 インフルエンザの場合、罹患者がウイルスを排泄する(=保菌している)のは、発症の約1日前から症状軽快後2~3日、と言われています。 なので仮に潜伏期間を3日、発症期間を2日とすれば、 day 0 感染 day 2 ウイルス排泄を開始 day 3 発症 day 5 症状軽快 day 7-8 ウイルス排泄を終了 ということになりますので、day2からday6までのおよそ6日間はウイルスを排泄し、他人に感染させる可能性があることになります。 (もちろん潜伏期間、発症期間を含めたウイルス排泄期間には個人差があります) なお、インフルエンザの場合は感染しても発症しない人も多く存在すると言われていますが、その場合もウイルスの排泄は発症した場合と同程度の期間、続けていると考えられています。発症しなくてもやはりday2~day7もしくはday8くらいの期間はウイルスを排泄し、他人に対する感染源となり得るわけです。 もちろん「排泄されるウイルス量」は全ての時期で同じであるわけではありません。当然、発症している時期の排泄量が桁違いに多く、その他の時期(潜伏期や軽快期)のウイルス量は少ないです。ですから、他人に感染させる危険性はそれぞれ異なります。 感染者が治癒後あるいは発症せずにウイルスを長期間(多くは生涯)保有することを「持続感染」と言います。代表的なところではHIV(エイズの原因ウイルス)やヘルペスウイルス(単純ヘルペスや水痘の原因ウイルス)があります。 これらは免疫系の攻撃を免れる何らかの方法を持っていますので、どんなウイルスでも持続感染状態になるわけではありません。もちろんインフルエンザウイルスは持続感染はしません。
- BAZIAN
- ベストアンサー率73% (25/34)
そのはずです。ただし自然に死ぬと言うよりは人間の免疫細胞がインフルエンザウイルスを食べるなどして排除したということです。薬を使った場合もあれはウイルスを破壊する薬ではなく同じです。 保菌(菌ではないので正確には正しくないですが)状態というのが症状がなくてもウイルスがいるという状態だとすると、症状が発生するまでのあいだ保菌している状態になるウイルス、これはほとんどがそうだと思いますが、それと症状が消失したあと保菌している状態になるウイルス、これは限られたものになります。インフルエンザウイルスは風邪の原因ウイルスと同じで、感染した場合、治癒するか、死ぬか、のいずれかで、治らず死にもせず保菌することはないはずです。症状が消失しても保菌状態になりうるウイルスというのは肝炎ウイルスとか水痘帯状疱疹ウイルスなどです。意外なところでは麻疹(はしか)ウイルスはほとんどの場合排除されていると考えられますが、ごくまれに保菌状態となりのちに亜急性硬化性全脳炎という重篤な病態となることがあります。麻疹をワクチンで防いだ方がよい有力な根拠の一つです。
お礼
ありがとうございます。人間の免疫力はすごいですね。子供にインフルエンザについて説明していて、途中で分からなくなって困ってしまいました。 以前に、発症せずにウイルスと共存している人がいて、その人が流行をもたらすと聞いた事があったので、治癒してもウイルスは微量ながら体内に残っているのでは無いかと疑っていました。 ウイルスは体内でのみ生存できるということなので、人から人にうつるタイミングは、すごく限られた時間と言うことになりますね。
関連するQ&A
- ウイルスって・・・だったらインフルエンザは・・・
授業で、ウイルスの生活環?みたいなことを習ったと思います。昔。 その時に、ウイルスは生物に寄生しないと生きられない。 ウイルスは宿主の細胞にDNAを注入して、 ・細胞内で増殖して、さらに細胞を壊して外に出て(といっても体内ですが)ほかの細胞にくっついて・・・ というのと ・細胞内で宿主のDNAと結合して、何もせずに(発症しないってことかな)細胞のDNAが分裂するのに任せて自分も分裂していく・・・ っていうのがあったと思います。 何でも、細胞をすべて壊しちゃったら、ウイルスが生きられないでしょ。ということでした。 最近(本当に最近です)流行るかもしれないと思われている新型インフルエンザは置いておくとして、 毎年流行るインフルエンザですが、発症している人とは別に保菌者(この言い方が正しいのかわかりませんが)がいるということでしょうか。 だとすると意外と身近にインフルエンザウイルスは存在するのだなぁと思ったもので。 ご意見をお聞かせ願えるとうれしいです。
- ベストアンサー
- 生物学
- インフルエンザウィルスは夏はどこで何をしているの?
インフルエンザウィルスは湿度の高い夏はどこで何をしているのでしょうか? 湿度が50%以上だとウィルスは空中浮遊できなくて、死滅するというのを 訊いたことがありますが、一部のウィルスはどこかで潜んでいるのでしょうか。 それとも湿度が低くなる頃に新たにどこかで生まれて、発生するのでしょうか? それともヒトの体内に潜んでいるのでしょうか?でもそれなら湿度は無関係?
- ベストアンサー
- 病気
- インフルエンザウイルスは長生きなの?
インフルエンザウイルスは、乾燥している今の時期、活発になるようですが、何らかの死滅させる作用などがなければ、どのくらい長生きするのでしょうか?
- ベストアンサー
- 風邪・熱・インフルエンザ
- インフルエンザウイルスについて教えて下さい
インフルエンザは冬に流行って春から秋にかけては、なりを「潜めて」いますよね。 おバカな質問かもしれませんが (^^; 素朴な疑問として聞いて下さい。 インフルエンザウイルスは「生命体」である以上、 いつでも何か「栄養分」を補給しないと生きては行けませんよね? 冬は人体に入って「栄養」を得ることは出来ますよね。 でも春から秋にかけての長期間、どこで何をしているのでしょうか? まさか「熊の冬眠」みたいに「夏眠」なんて状態で空中を浮遊しているのでしょうか? 常識的にはそんな長期間「栄養補給」なしに「生命維持」することはありえないと 考えられますので流行期が過ぎたら「死滅」してしまうような気がするのですが…。 「死滅」すれば「世界中から撲滅」された状態となり、次の年には インフルエンザはあり得ない、と思っちゃいますが…。 何だかヘンですよね? 要するに何が知りたいのかというと、 1)流行期以外の「ウイルスの過ごし方」 2)流行期以外の「ウイルスの増殖の方法」 3)流行期以外の「ウイルスの寿命」 4)流行期以外の「ウイルスの栄養補給の方法」 素朴な疑問です。よろしくお願い致します。m(_"_)m
- ベストアンサー
- 病気
- インフルエンザのウイルスについて
今日の病院での診察で、インフルエンザA型と診断されました。そこで、家族や周りの人にも、移さないように思い、マスク、手洗い、うがいを徹底しているのですが、それ以外に何かありませんか?また、このインフルエンザウイスルというのは、どれくらい生存しているものなのでしょうか?例えば、私が触ったドアノブを、他の人が触ると、移ったりするものでしょうか?また、触った場所を、すぐ触ると移りやすいが、1時間後だと死滅して、大丈夫だとかあるのでしょうか?
- ベストアンサー
- 病気
- インフルエンザのキャリアーについて
HIVなどではさかんにいわれるが,インフルエンザのキャリアーについても当然ウィルスにかかっていても症状がでない保菌者はいると思います。その報道がないのはどうしてでしょう?
- 締切済み
- その他(生活・暮らし)
- なぜウイルスはツルツルしたものに付着したら長生きか
テレビで、インフルエンザウイルスは、布などに付着したものは8時間程度で死滅するが、ドアノブやペンなどのツルツルしたものに付着したものは24-48時間たってから死滅すると言ってました。 なぜ、ウイルスは、「ツルツル」したものに付着したら「長生き」するのでしょうか?
- ベストアンサー
- 生物学
- 鳥インフルエンザウィルスについて
宮崎県などで発生した鳥インフルエンザについて、渡り鳥の糞などにハエがたかり、そのハエが鶏舎に入ったのを鶏が食べて、鳥インフルエンザに感染しているのではという報道があります。 しかし、ウイルスは、基本的に生体の細胞内でしか生存できないのではないのですか。生体外に出た場合は、数日間しか生存できないし、たとえハエといえども、消化器官の中に入ったら、ほぼ即時に死滅するように感じるのですが、どうなのでしょうか。また、そのハエを鶏が食べたとき、やはり、消化管の中で、死滅すると思います。 そこで質問です。 1.鳥インフルエンザのウィルスは、鳥の体外に出た場合、どのくらい生存できるのか。 2.ハエの消化管の中で、生存できるのか。 3.鶏の消化管の中で生存できるのか。 4.仮に、鶏の消化管の中で生存できたとして、その鶏に感染するのか。
- ベストアンサー
- 生物学
- またインフルエンザ
かかったときの判断はのどからの検査棒をつっこみますが、 治癒してもその検査はゆうこうですか。 のどに突っ込んで検査器にかけて陰性なら治癒と。 たしかインフルエンザのウイルスはのどに付くと速やかに血液にはいるのでもういないとおもいます。
- 締切済み
- その他(暮らし・生活お役立ち)
お礼
専門的なアドバイスありがとうございます。インフルエンザウイルスは持続感染はしないとしても、発症までにも他人に感染させる可能性があるとはやはり厄介ですね。