• ベストアンサー

「潸々」とは雨のどういう降るさまなのでしょうか

 日本語を勉強中の中国人です。小椋佳の「愛燦燦」の中の言葉について教えてください。 http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND70599/index.html 「雨潸々とこの身に落ちて」  「潸々」の意味は辞書で確認しました。「雨の降るさま」となっていますが、それとは、いったい雨のどういう降るさまなのか、ご存知でしょうか。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%BD%B8%E3%80%85&stype=0&dtype=0  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • lyrics
  • ベストアンサー率74% (169/226)
回答No.3

こんにちは。 比較的詳しく説明している辞書の語釈を挙げてみます。 さんさん【潸潸】〈形動〉[文] ○静かにたえまなく雨が降るようす。『学研現代新国語辞典』 ○雨が静かに降りしきるさま。『旺文社国語辞典』 ○しきりに雨の降るさま。『現代国語例解辞典 小学館』 ○たえまなく雨の降るさま。『小学館日本語新辞典』 ○雨がぱらぱらと降るさま。『角川国語大辞典』 これらから、どしゃ降りではないということはいえそうです。 しとしとと降り続いて、なかなかやみそうにない雨となるのだと思います。 「ずっと続いている」状態というのが、この項目の別の意味「涙を流す」にも共通しています。 それで、『三省堂 新明解国語辞典』には、次のようになっています。 (1)「さめざめ」の意の漢語的表現。 (2)雨の降ることをあらわす。 【さめざめ】苦衷を訴えながら涙を流し声を忍ばせて泣き続けることをあらわす。 (1)の涙を流すことについての“「さめざめ」の意”ということになっていますが、おそらく雨に関しても、この涙にたとえるかのように「悲しげ」なニュアンスが含まれているのではないでしょうか。私の想像ですが^^; > 「潸々」の意味は辞書で確認しました。「雨の降るさま」となっていますが、それとは、いったい雨のどういう降るさまなのか、 辞書の意味は最初に書いた通りだと思いますが、そこには「悲しげ」な雰囲気があるように私は思います。この部分は私流の解釈ですので、当たっていない可能性も大です^^; この歌詞の場合は、「不運が我が身に落ちる」ことや「悲しいときにとめどなく流れ落ちる涙」を「潸々と降る雨」とたとえているのではないでしょうか。 久しぶりにこの歌を動画サイトで聴いてみました。名曲ですね^^ 「潸々」「散々」「燦々」と使って人生をうまく表していますね^^

1mizuumi
質問者

お礼

 ご親切に回答していただきありがとうございます。とても詳しいですね。大変助かりました。本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • acephale
  • ベストアンサー率56% (27/48)
回答No.4

究極のところは作者に訊ねてみないことにはわかりませんが、 潸という字はもともと涙の流れるさまを表しており、 それは貴国の古典『詩経』や『説文解字』などでも確認できます。 潸潸という語では「雨がしきりと降るさま」という用例の他にも、 やはり「涙がはらはらと流れるさま」としての用例を漢和辞典でも確認することができまして、 「優しく睫毛に憩う」や「秘かな嬉し涙を流す」といったこの歌詞の文脈を考えますと、 どうやら後半の温もりのあふれる「愛燦々と」との対比として、 「雨潸々と」という表現は、 悲しみの涙がはらはらと流れ落ちるようなようすの雨というイメージを重ねて、 わざわざ「潸々」というあまり日本語では多用されることのない表現を選んでいるような気がします。 端的に言えばいわゆる「涙雨」のようなものかと思われますが、あくまで私の解釈ですのでご参考までに。

1mizuumi
質問者

お礼

 ご丁寧に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

  • A88No8
  • ベストアンサー率52% (835/1605)
回答No.2

こんにちは 熱心ですね。 >それとは、いったい雨のどういう降るさまなのか  日本語の詩として、雨の降るさまという「物理的な意味」はあまり重要ではないと考えます。それは雨の降るさまを「運の悪さを嘆く」状況と「やがては雨がやむ未来」に例えているからです。  あえて考えてみると、運の悪さを嘆くような状況は悪いことが続けて起こっている状況でおそらく「濡れたら気持ち悪いぐらいの勢いの雨がいつやむのか判らないぐらい続いている」想定だと感じます(日本人一個人の印象ですが)。 「潸々」に涙がとめどなく流れるという意味があることからも妥当だろうと考えます。  さて、すると人(≒世の中)を恨みたくなる。しかし、やまない雨はないと同じで運もやがては良くなるのに人を恨むのは心が弱いね(哀しいね)とつづく..と感じています。  私はこの詩がとても好きです。  この世には辛いこと哀しいことが多いけど頑張って生きていれば、心が暖かくなることもあり、辛いこと哀しいことが思い出に変わる。人生っていいものだねってね。

1mizuumi
質問者

お礼

 早速のご回答をいただきありがとうございます。ご意見は大変参考になりました。本当にありがとうございました。素敵な詩ですね。

  • chiizu2
  • ベストアンサー率41% (164/400)
回答No.1

イメージ的には雨の降り始めでしょうか 最初雨粒がポツリポツリと落ちてきて アレ雨かなと疑う やがて雨粒が多くなって やっぱり雨が降り始めたと感じる でも本格的に雨が降っているというわけではない という状態だと思います だから そんなにたいしたことではないのに 「わずかばかりの運の悪さを」とつながるのだと思います

1mizuumi
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

関連するQ&A