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ナノテクノロジー
「マイクロマシーン」って言葉 最近、耳にしますよね。 10億分の1の機械部品を組み立て ロボットや医療関連など様々な製品をつくる。 私としてみれば、nm単位の部品を造ることは 熟練した技術者が必要であり また、微細な部品ですから加工にしろ組み立てにしろ 手間、コストが何十倍とかかると思います。 しかし、ナノテクノロジーは注目されて どんどん企業がこの分野に参入してきてます。 いつ頃からナノテクノロジーは 注目されるようになったのでしょうか? その背景にはどんな事があったのでしょうか? また、手間、お金が掛かる マイクロマシーンをつくる利点とは何か? 教えてください。 お願いします。
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- jakarta
- ベストアンサー率38% (607/1597)
もともとはNASAの開発が人工衛星やロケット打ち上げの重量におけるコストを軽減するため荷重を軽くするためにより軽く、より小さくという方向にいったものが発端ではないかと思います。 ナノブームそのものの発端は分子配列を電極で飛ばし企業名を彫った企業PR広告だったかと思います。 記憶が正しければIBM、NTTは目にした記憶があります。 これらは80年代のイメージ主導の企業PR、CI(マイカル、JT、NTTの民営化なとがあった)からエコブームを経て技術主体の競争力をアピールするために行われました。 現実的な問題として具体的なナノ製品があるわけではありませんがナノテクがどうこう…ということよりも、世の中全体、大きいものを小さくという方向に向かっています。 集積回路の高密度化、プリント基盤の極小化などいたるところで寸法交差の向上やサイズダウンは行われています。例えば昔は通信兵のようなものでしたが今となっては携帯電話のサイズは随分小さくなっています。 先端的な製品は初期コストは高いですが普及にしたがってどんどん安くなるのが常です。しかも性能が上がってすやすくなる傾向があり具体的には計算機、パソコンの価格推移を調べてくるとよくわかります。 ちなみに飲み込める胃カメラというのは実用化のメドがたっています。
- K-1
- ベストアンサー率21% (832/3844)
マイクロマシンは機械で製造され、職人が手作りというレベルの代物ではありません。 ナノテクが注目されるのは分子単位で制御が可能になり、好きな分子構造の材料が作れるようになってきたり、 測定が可能になってきたからでしょう。 従来の原料を溶かしたり精製したりしてできたものより、はるかに高性能な物質がえられれば、 いろいろな点で効率や性能が上がったりするわけです。 従来では考えられなかったものも実現できるのです。 医療分野でのナノテクに対する期待はかなり大きいですね。 微細加工技術=マイクロマシン技術が進歩すれば、胃カメラの太さが現在の10分の1になるかもしれません。 人工血液もナノテクにより実現されると期待されています。 ガン細胞などに選択的に反応するナノマシンなども出来るかもしれません。 無論、ナノテクにも暗黒面はありますが、これはどんな技術にも付き物です。
- miDumo
- ベストアンサー率36% (63/171)
マイクロマシンやナノマシンの研究開発はおっしゃるように 医療分野などで注目されていますが、現在のところ そういったナノマシンは実用化されていません。 よく「夢の万能技術」としてナノマシンが取りざたされますが 現在のところ、せいぜい米粒よりちょっと小さいくらいの マシンが光を追跡して走行するぐらいしか能がありません。 1台の極小マシンに搭載できる駆動系の限界と、 制御系の限界がその理由です。 駆動系はその小ささから、駆動エネルギーの搭載限界が あり、単純走行のための物しか搭載できずその他の作業に 回せる余分エネルギーはありません。 制御の為のコンピュータもこのサイズでは、さほど高性能 なものは、発熱、消費電力、サイズの面で搭載できません。 実際のところ、ナノマシンの技術開発は 「ナノマシンを作ったるでぃっ!」という目標ではなく ナノマシンを作れるであろう技術水準を持っているぞという 企業PRの証として公表されている事がほとんどです。 マイクロオーダーの精度と、それを可能にする技術力を 必要とする会社は、その技術力を買い、ナノマシンではなく マイクロオーダーの精度を必要としている製品を作らせるのです。 もちろん夢の万能技術としてのナノマシンも研究、開発 されていますが、実用目処としてはまだまだ先の話ですね。
- ma_
- ベストアンサー率23% (879/3732)
当初、ナノテクノロジーといわれるものは、遠隔治療や人工臓器などの医療分野をはじめ、多くの応用が期待できる先端技術のひとつとして1980年代に注目を集められたようです。 ナノテクノロジーは、クリントンの「ナノテクノロジー・イニシアティヴ」という国家戦略構想発表により、各国の競争も誘発されていったようです。 ナノテクノロジーの進展により、生命科学分野では、ヒトゲノムの解読に象徴される画期的な研究成果があり、情報科学分野では、インターネットの普及やデジタルコンテンツの一般化に寄与したようです。 ナノテクノロジーは、微細であるために可能である省資源、省エネルギーシステムを生み出す可能性を持ちます。