• 締切済み

扁桃体の活動

扁桃体の過活動が不安や緊張を高めるらしいのですが 逆にすごくリラックスしているときは扁桃体の活動は普段より低くなるのでしょうか?

みんなの回答

  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.4

こんにちは。 #1です。 #3さんよりご投稿ありましたので簡単に補足させて頂きます。 >NAというのはストレス対処物質で、集中・注意を高めるものですよね。 >その結果「回避」か「能動」をとるという理解だったのですが。 はい、その通りで間違いないと思います。 偏桃体は知覚系からの入力に対して反応を発生させ、回避か能動かの選択を行います。 NAといいますのは脳内広域に一斉投射されます。集中力が高まるのはNAによって主に知覚系や記憶系の機能が亢進されるからです。では、偏桃体にNAが投射されるのは、その判定を迅速に行うためということになります。 知覚入力に対して判定を下しているのは偏桃体です。 NAといいますのは感覚入力があれば必ず分泌されますので、まずここで注意力が高まります。この入力に対して偏桃体がストレスと判定を下すならばNAの分泌は継続、あるいは強化されます。ですが、報酬という判定が下された場合はDAの回路が開放され、今度はこのDAが偏桃体自身の活性化を始めます。そして、この時点で「注意警戒状態」は「報酬能動行動」に切り替わります。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#121081
noname#121081
回答No.3

ruehasさんの回答について質問です。 >>「NAが分泌されますと不安=回避行動」 >>「DAが分泌されますと意欲=能動行動」 この部分は極端な例でしょうか? NAというのはストレス対処物質で、集中・注意を高めるものですよね。 その結果「回避」か「能動」をとるという理解だったのですが。 私、ruehasさんの様々な回答、主にセロトニンやノルアドレナリンについての回答を読んで勉強させてもらってる者です。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • youchan37
  • ベストアンサー率37% (248/669)
回答No.2

扁桃体と前頭前野のバランスが大切だと云われています。 扁桃体は主としてネガティブな体験に反応し、そしてそれを制御するのが前頭前野だと。 但し扁桃体の反応は、その全てがネガティブ体験に関るものでもなく、 よって恐らくは、単純に活動が鈍くなるか否かではなく、 良いバランスになった時がリラックスしている時であると。 そう考えることもできると思われます。 私は詳しくは存じませんが、脳機能というのはとかく複雑なようですね。 例えば幼児期に親に心を傷つけられた。 すると、それによって出来上がってしまった扁桃体の過敏な反応は、 時にこれは半永久的であると述べる専門家もおります。 しかしてこの反応が死ぬまで変らずとも、これを制御している前頭前野の働きが進めば、 人間は変わるのだそうです。私は自身の体験から、私なりにですが、これを信じることができます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.1

こんにちは。 偏桃体が通常はどのような状態であるのかというのはちょっと微妙な問題なのですが、構造的には、それは「5-HT(セロトニン)による常時抑制状態」ということになります。ですから、常時抑制状態なのですから、それより低くなるということは恐らくないと思います。 この場合リラックスといいますのは「安静覚醒状態」のことであり、脳が何も仕事をしていないということです。我々が感じるリラックスとはちょっとイメージが違いますね。偏桃体は情動反応を司る中枢です。ですから、音楽や映画などで自分が癒されていると感じたときにはちゃんと働いています。 「5-HT(セロトニン)」といいますのは「中枢系では抑制性」として働く伝達物質であり、これは環境の変化とは関係なく脳内広域に「常時一定の量」が供給されています。このため、安静状態にある脳内では主だった中枢はみな5-HTによる抑制状態にあります。同様に、仕事をしていないならば偏桃体も5-HTの抑制を受けているということになります。 ただ、偏桃体といいますのは身体内外のありとあらゆる知覚入力に対応していますので、例え無意識状態でも入力があれば反応は発生してしまいます。ですから、この偏桃体の場合は何も仕事をしていない状態というのはちょっとイメージしづらいのですが、何れにしましても、通常の安静状態を維持するのが5-HTの抑制作用であることは間違いありません。 このように、偏桃体といいますのは様々な知覚入力に対して頻繁に活動する中枢ですので、ここが過敏になりますとどうしても情緒は不安定になります。そして、その代表例が「うつ病」ということですね。 この偏桃体を活性化させるのは「NA(ノルアドレナリン)」や「DA(ドーパミン)」といった「興奮性の伝達物質」です。 このNAやDAといいますのは5-HTとは違い、身体内外の環境の変化に対して一時的に分泌される伝達物資です。そして、偏桃体の情動反応といいますのは、この環境の変化に対して判定を下すために発生するものです。 「NAが分泌されますと不安=回避行動」 「DAが分泌されますと意欲=能動行動」 偏桃体は、このどちらかを選択するために活性化されます。 そして、無事問題が解決される、あるいは欲求が満たされますならばNA・DAの分泌は止まりますので、偏桃体は5-HTの抑制作用によって速やかに安静状態に戻されます。 ですから、偏桃体が過敏状態に陥るというのには、 「NAの分泌が収まらない(慢性ストレス)」 「DAの分泌が収まらない(依存症)」 「5-HTの分泌が不足している」 このようなものが考えられます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 扁桃体を使わない

    毎日扁桃体による不安のせいで生活ままならない 不安のせいでろくに生計を立てれてないです、 常に不安に襲われて動きが取れません とくに政治のはなしで不安に襲われて動きが取れなくなります絶望感にやられ 疲労がたまり気がづいたら夜 自分の時間もない  恋愛もできず まともに人生を歩めなかった こうかいはごめん   扁桃体原因 扁桃体を停止させる方法を教えてください 引き金となりうるものみても誘発させないために おねがいします

  • 扁桃体の破壊について

    扁桃体の破壊につながる クリューバー・ビューシー症候群とウルバッハ・ビーテ病の違いとは何でしょうか? どちらも扁桃体を破壊される病気なのに、症状が全然違う(恐怖、不安の消失以外)のは一体どうしてなのでしょうか? クリューバー・ビューシー症候群 猿の扁桃体が破壊された場合のみ起こる症状なのでしょうか? それとも、側頭葉を含む扁桃体が破壊されているのでしょうか? ウルバッハ‐ビーテ病 人間の扁桃体が破壊された場合のみ起こる症状なのでしょうか? それとも、側頭葉を含まないで扁桃体だけが破壊されているのでしょうか? いまいちわかりません。 どなたか回答お願いします。

  • 扁桃体の除去について

    脳の扁桃体を破壊された(取り除かれた)人間って恐怖、不安を感じることがなくなると言われていますが、そのかわり、好き嫌いがなくなり、色々なものを口に入れたりと弊害の方が強くでて、人生が破綻してしまうというのはよく聞く話なのですが… 扁桃体をさらに細分化して破壊したという例を聞いたことがないのですが、扁桃体の中のさらに小さな部位を破壊した時、恐怖のみを消し去ることは可能でしょうか?

  • 扁桃体について

    扁桃体について詳しく分かる方に質問があります。 極度のストレスによって、扁桃体がダメージを受けて正常に機能しなくなることはあるのでしょうか? もし、ダメージを受けてしまった場合、機能を回復する方法はありますか? ある脳科学の専門の方の記事なのですが 扁桃体を患った人で、相手の顔を見ているつもりなのに、目線が鼻ばかりを見てしまっていて、相手の表情を読み取れないとあったのですが、自分の症状と似ているので気になってます。 何でもいいですので、分かることがあれば、どなたか教えて頂けないでしょうか? よろしくお願いします。

  • 扁桃体を破壊すると?

    パニック障害や全般性不安障害など、恐怖によってもたらされる病気の人の扁桃体を破壊すると一体どうなってしまうのでしょう?

  • もし扁桃体を破壊したら?

    今のところ扁桃体って病的恐怖の元凶ですよね、だからといって 扁桃体を事故で破壊、もしくは手術で切除した場合、人生破滅コースまっしぐらですよね? でも、扁桃体のほんの一部分を破壊した場合ってどうなるのでしょうか? 扁桃体を除去した後どうなったかという事例は聞いたことがあるのですが、一部分だけ除去した場合というを聞いたことがありません

  • 扁桃体と恋愛

    人間は扁桃体で好みを感じて、大脳皮質に送られるそうです。 私は結構扁桃体で好みと感じても大脳皮質で否定も多いタイプです。 交際経験が少ないにも関わらず、この人は良さそうだとか、違うとか理屈づくりをします。 たいがいは、扁桃体で感じたものを大脳皮質で理論化し、強化するものだそうですが。 今でも、扁桃体で相手を好みと感じた相手を大脳で否定しているケースは多いですが、実際分からないのに勝手にこれはいいこれは悪いとか大脳皮質で判断したものを信じていいのでしょうか。 失敗したくないからということだと思いますが。

  • パニック障害と扁桃体について

    扁桃体が常に過敏になる原因は、やっぱりストレスですか?その他にも、常に扁桃体を使っているのも原因になりますか? 扁桃体を鈍感にするために、日常的に扁桃体を使わないようにしたいのですが とりあえず、扁桃体が興奮する一因が テレビ、ゲーム、映画、マンガなどによる、暴力シーン、過激シーン、残虐シーン、アダルトシーンなどがあるようなのですけれども 他にも扁桃体を刺激してしまうことはないでしょうか? 考え事をしているときとかは刺激を受けるのでしょうか? 何が刺激してしまうのか、よろしかったら教えてください。

  • 扁桃

    扁桃体について教えてください。扁桃体は側頭葉にあるということですが、左右に一対ずつあるのでしょうか。小脳にも扁桃があるそうですが、大脳にある扁桃体と小脳の扁桃の関連はどうなっているのでしょうか。教えていただけたら、有り難いです。

  • 記憶と扁桃体

    扁桃体は喜怒哀楽を判定し恐怖(怒り?)に関するものを、記憶すると聞きましたが、扁桃体のメモリーには恐怖に関するものしかないんでしょうか? たとえば「笑い」なんかは、どこに刻まれるんでしょうね? 何か脳の問題は同時に同場所で、実はここの核も絡んでいて、いや絡んでなくて・・・・ 緻密で、成り行き任せで、ユニークではあるけど、笑えない、 アメリカ人みたいです。 知っている方おりましたら、教えてください。