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「手本」の対義語

日比野 暉彦(@bragelonne)の回答

回答No.25

 もう少しお邪魔してみようかと。・・・  ★ (No.23) ・様子〔嶺頭〕雲影微 江流〔十里〕入残眩  ☆ これは 《様子》という言葉が 余分なように感じます。山の嶺に《雲影微》だと言えば それは《様子》であるではないかと。(漢詩は一般知識以上には知りません)。  ☆★ 鈴木理恵子  ☆ は――と言いますか 音楽を聞くのは 昔はFMをよく聞いていましたが いまはNHKBSのクラシック倶楽部くらいです(これは毎日やっていますね)―― 音楽で特別に感動した最初でいまのところ最後のものです。美人は 仲道郁代あたりでしょうが ピアノ演奏で動かされたことは残念ながらありません。  ストラディワ゛リの音はやはり違うなと思ったことはありました。でも鈴木理恵子の音のほうが上だと思いました。理論も理屈もなしです。強いていえば 音が一つひとつその時間域いっぱいに響いてしかも次の音と無理なくつながっている。悪口はいわないで!! と言いますか 専門的なご意見には傾聴いたします。  ★ カントリー  ☆ はお好きなのですか? どうも――その曲というより アメリカつながりが―― ri_rong さんとは似合わない感じですね。  ★ 《〈かたち〉から入る》  ☆ のはけっきょく 幼児がことばを覚えるのも そういう経過をたどるということで ふつうのことであるかも分かりません。  今回は   ▲ 橋爪大三郎:《言語一元論》――たとえば『言語派社会学の原理』2000  ☆ にかんして ご意見をうかがおうという魂胆です。というのも 橋爪にかんしては 多くを読んでいるものの なかなか賛成・反対いづれとしても評論しがたいというのが わたしの実感であったからです。よろしかったら料理してください。  ▲ (橋爪) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  実定的な法秩序(ないし 権力状況)をこえる構図を提示できるかどうかは いまのところ ひとつの思想(ないし 言語表現)の課題である。社会が完璧な表現の空間となり 各人が 記号的生の自立をとげたとき こうした法秩序は かろうじて無化されるだろう とわれわれは考えてみたい。《記号空間論》(=《〈言語〉派社会学》)という作業は そうした予想に 充分な根拠を与えることを 目標としている。  (橋爪大三郎:《〈言語〉派法理論 要綱》p.92=結語の部分――私的に頒布している)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ 雄大なと言いますか 無謀にと言いますか でも理論的な基礎がなきにしもあらずのようにも感じられます。  ▲ (橋爪:『言語派社会学の原理』) ~~~~~~~~~~~~~~  【153】(* =著書の中の番号づけ) 性 言語 権力が 分離可能な三つの基本作用素( operator )であると考えるならば それ以外の観察可能な現象は それらの複合において成立している と考えられることになる。このようにとらえなおされたものを 社会形象( social figure )とよぶことにする。       *  たとえば 文字は 本来の言語としての作用とともに 音声言語と対応する可視的で感性的な図像であることから 性の作用を含んでいるし 言説を排他的に記録し秘匿し運用する可能性をひらくところから 権力の作用を担いうるであろう。またたとえば さまざまな加工品は 言語(によって表現される観念)と照応して作製されたので 言語としての作用を 感性的な享受の対象となりうるかぎりで性の作用を 担いうるであろう。などなど。(* この文は表現がまづく感じられますが 原文のままです)。  さらにたとえば 文字で表記されたテキストは 文字そのものを社会形象と考えるならば そのさらに上位のレヱ゛ルに形成される社会形象であることになる。    *  このように 複雑な社会現象を 一連の社会形象からなる全体として解析し また逆に 複雑な事象を 社会の基本的な作用やより単純な社会形象からなる複合として合成する といったやり方で 社会を記述する可能性が開かれていく。  【154】ここで・・・操作的な定義を導入してみたい。  まづ 言語について。これは・・・身体から身体に 形式の作用が及んでいる場合 として簡単に抽象できる。  そして 性について。これも・・・身体から身体に 直接の(非形式的な)作用が及んでいる場合 として抽象できる。  言語の作用は 身体間を推移的( transitive )に波及していく。言い換えれば 言語の実態である形式は 身体を通過しても変形せず 不変にとどまる。それに対して 性の作用は 身体から身体への直接の関係であるので その身体を通りぬけてそのつぎの身体に作用を及ぼすことはできない。     *  これに対して 権力の操作的な定義は ややわかりにくい つぎのようなかたちになる。すなわち 身体から身体へと拘束的な作用が及んでおり その作用がもうひとつ前の身体に及んでいた拘束的な作用と同一である場合 この作用は権力である と。もう少し簡便に言えば 権力は つぎのように定義できる。  〔定義〕権力: 権力とは 身体間で同一性をたもつ 間身体的な拘束作用である。   (pp.268-270)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ そう言えば 岩井克人の  ○ 言語 法 貨幣  ☆ の理論もありました。すべて言語のはたらきが与っているようにも考えられます。  ○ 性にかんしては 言語をすり抜けると思われますが もしそのような自然言語だと捉えるなら やはり言語の問題である。  ☆ と考える余地があります。言いかえれば むろん   ○ コミュニケーション  ☆ の問題ですね。(それにしても このコミュニケーションという語をうまく翻訳できませんか?)

ri_rong
質問者

お礼

 だとすれば、それらはまさにそれが「かたち」であることを裏付けている。「かたち」は空虚で、実の無いものです。けれども、人間には悟性の力でその「かたち」を認識することができる。「かたち」が訴えるのは、存外、僕らの理性に対してではなく、悟性に対してなのではないでしょうか。  そして文学は、感性を従えたその悟性に対して訴えるものではないのだろうか。

ri_rong
質問者

補足

 ご回答ありがとうございます。 >橋爪大三郎:《言語一元論》――たとえば『言語派社会学の原理』2000にかんして ご意見をうかがおうという魂胆 お説自体はわからないでもないんです。でもきっと、むしろ僕のように門外漢のほうが、その説の危うさには敏感なのだろうと思います。というのも、  ☆ 《言語一元論》  と呼んでいる時点で、それが循環論法になっていることに論者は気付いていないと思うんですね。そのとき曲者になるのが「社会」というものです。たとえば自然科学の対象である物質や運動とまさに同じような実在性を社会に与えて定義するとき、法や貨幣、そして言語は、社会という存在によってまことしやかに関係付けられる一方、それはすでに「社会」というもの自体の定義づけのなかに、すでに織り込まれているものなのだという反省が忘れ去られている。  早い話、この人の考えているものが「社会」なのであり、だからこそ、その「社会」には普遍性がないということです。これは以前、岩井克人さんの論文を読んだときにも思ったことです。  社会科学は、自然科学と決定的に違うところがあるような気がします。それは観察の結果を計量することの難しさとともに、考察はともすると、突き詰めれば突き詰めるほど、前提に戻ってゆく――そういうジレンマがあるような気がします。言語というものは、確かにそれ自体の変遷や異言語との連関、意味や文法を詳らかにすることで言語学としての対象とはなり得る。けれども、その使用(実践)をひとたび論じようとしたとき、言語は単なる約束事のひとつでしかなかったことに改めて気付かされる。  その約束は単なるかたちだけのものであり、価値や義務が介在するまえに、暗愚にそれを信じているだけのそういう「かたち」でしかない、のではないだろうか。言語のほかには法も貨幣も、何か別なものとの代替可能性があるのではなく、実は暗愚な信じ込みによって仮想されているだけのものなのではないか。  

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