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物理学科ではどのようなことを学びますか?
はじめめまして。 情報工学系の学科を卒業したものです。 卒業してから、物理学に興味を持ち始め、 たまに物理学科のシラバスを眺めたりしていました。 何冊か本を買っておりますが、主に学ぶとしたら、 どのようなものを学ぶのでしょうか? 「流体力学」「量子力学」・・・などについて、 もし御都合のよろしい時間がありましたら、ぜひ教えてください。 (興味本位の質問で申し訳ありません)
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現代物理学の基礎となるのは、 古典力学、解析力学、電磁気学、特殊相対論、量子力学、統計力学、一般相対論で、大抵どの大学もこの様な順で学んでいくと思います。 名著としては、 ランダウ・リフシッツの理論物理学教程や 吉岡書店の物理学叢書シリーズ(特に、ゴールドスタインの古典力学、パノフスキーやジャクソンの電磁気学、シッフやJJ桜井の量子力学、ライフやキャレンの統計力学)や 久保亮五の大学演習 熱学・統計力学などが有名です。
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- genso-cake
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物理の基礎として、数学の学習がまず主になります。 具体的には、微分方程式や、線形代数学、ベクトル場などです。 特に、微分方程式は、大学レベルの物理としては必須と思います。 「ある時刻から微少な時間経過した後の変化」を微分方程式で表しますから、 物理の学習において、重要になるのは当然と言えば当然ですね。 この基礎を元に、それぞれ細かい分野の学習をしていくわけですが、 物理学科と言っても、すべての分野を網羅するわけでなく、 個々の分野を学んでいくことになるはずです。 私自身は、工学部の化学系学科だったので、広範囲な分野を学習したつもりです。 その経験からすれば、次のような感じです。 (キーワード的に書くので、Wikipediaとかで調べてください) ・量子物理学・・・シュレディンガー方程式とか電子の軌道計算とか。 化学ではここまで(原子そのものは扱わないので)ですが、物理学科なら、 4つの力とか、素粒子理論などまで行くと思います。 ・流体力学・・・ナビエストークス方程式が基本。 レイノルズ数 → 縮小模型使うときに重要。 管内の流速の分布とか、圧力損失とか。 ここから、必要なポンプの出力を求めたりしたけど、これは工学部敵かな?? ・熱力学・・・エネルギー、温度、エントロピー、化学ポテンシャルとか。 ギブスの自由エネルギーとかは、化学反応でよく使った。 ・電磁気学・・・化学はあんまり・・・サイクロトロンとかそれくらい こんな感じです。
お礼
ご回答いただきましてありがとうございます。 化学科でもこれくらい学ぶのですね。私は全く未知の領域です。 非常に興味深いです。難しそうですが、どれも勉強してみたいです。 わかりやすく説明していただき、ありがとうございました。
お礼
ご回答いただきまして、ありがとうございます。 私は情報関係のことばかりで、特にソフト系を扱っていました。 なので、自然の摂理を学びたくて質問いたしました。 古典力学、解析力学、などなど非常に興味深いです。 キーワードを見てみると、勉強してみたい事柄ばかりです。 全部は無理でしょうけれど、物理学の基礎項目として大変参考になりました。 また、著名な著書を挙げていただき、ありがとうございました。