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感覚様相(感覚モダリティ)について

感覚様相(感覚モダリティ)を調べたところ、「感覚の種類とそれに即した体験内容」と書いてあったのですが、説明文が理解できません。簡単に言うとどういうことなのでしょうか? どなたか、わかりやすく説明していただけるとありがたいです。

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  • Diogenesis
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回答No.3

#1です。 3行目を修正させてください。 △ 現在では皮膚感覚をさらに触覚,圧覚,痛覚,温覚,冷覚に分類しますし, ○ 現在では皮膚感覚をさらに触覚・圧覚,痛覚,温覚・冷覚に分類しますし, 「触覚・圧覚」は「触圧覚」,「機械(受容)感覚」とも呼ばれ, 「触覚」,「圧覚」,「振動覚」に下位分類することがあります。 「くすぐったさ」をこれに加えることもあります。 機械受容器には多様なものがありますが, 応答特性の違いによって4種類に分かれることがわかっています。 「温覚・冷覚」は「温冷覚」,「温度(感)覚」とも呼ばれ, 「温覚」,「冷覚」に下位分類されます。 応答特性の異なる温受容器,冷受容器の2種類が確認されています。 ついでながら「痒み」について。 以前は「痛覚」の一種とする説が有力でしたが, 近年,化学的刺激に応答して特異的に痒みの感覚を生じる経路の存在が明らかになってきました。 「痒み感覚」という独立した感覚としての扱いがふさわしいようです。 もうひとつ。 感覚受容器の種類に応じて感覚様相を細分化することについては議論があります。 これは皮膚感覚だけの話ではなく,たとえば視覚についても細かく見てみると, 光の波長に対して応答特性の異なる4~5種類の光受容細胞(桿体と3~4種類の錐体)が 網膜上に異なる分布で存在することがわかっています。 だからといって感覚様相を4ないし5種類に細分化することに妥当性があるだろうかということです。 これは受容器や伝達経路の相違という生理学的基準を優先するか, 感覚経験の非連続性という心理学的基準を優先するかの問題とも言えます。

bellia
質問者

お礼

とても細かく説明していただきありがとうございました! 痒みについての文章はとても興味深かったです。 とても参考になりました☆

その他の回答 (2)

回答No.2

こんばんは、 感覚とは、視覚、聴覚、触覚(皮膚感覚)、味覚、嗅覚、  運動感覚、平衡感覚、内臓感覚などを言います。 そして、感覚様相(モダリティ)とは、上のそれぞれの感覚による、体験や経験を言います。 例えば、「風景を見た」経験は、「風の音」を聴いた経験に置き換えられません、 このことを、ふたつの体験の「モダリティが異なる」と言い、 ふたつの様相の違いによって移行したりすることが出来ません。

bellia
質問者

お礼

例がわかりやすくて、理解しやすかったです^^ ありがとうございました!

  • Diogenesis
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回答No.1

視覚,聴覚,嗅覚,味覚,皮膚感覚など, いわゆる五感のそれぞれが「感覚様相(modality)」です。 現在では皮膚感覚をさらに触覚,圧覚,痛覚,温覚,冷覚に分類しますし, 五感以外の平衡感覚,深部感覚,内臓感覚なども固有の感覚様相と見なされています。 視覚,聴覚,嗅覚,味覚,平衡感覚を総称して「特殊感覚」, 皮膚感覚,深部感覚,内臓感覚を総称して「体性感覚」と呼ぶことがあります(内臓感覚を体性感覚に含めない場合も)。 視覚経験における赤と黄色の違いだとか, 味覚経験における甘みと苦みの違いのようなものは 「感覚質(qualia)」の違いということになります。

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