- ベストアンサー
級数の収束問題について
問題集を解いていっているのですが以下の3問がどうしても解けません。 ヒントだけでも良いので教えていただけないでしょうか。もちろん詳細に回答していただければありがたいです。 1) Σ[n=1~∞]1/(n^α)が収束することを示せ。(α>1) 2) lim[n->∞]a_n=aのときにlim[n->∞](1/n)Σ[k=1~∞]a_k=a であることを示せ。 3) lim[n->∞](1+a_1)(1+a_2)・・・(1+a_n)=∞のときΣ[n=1~∞](a_n)/((1+a_1)(1+a_2)・・・(1+a_n))=1 であることを示せ。 1は事実だけは知ってるのですが、なかなか証明ができなくて・・・。 2はa_n/nをうまく置き換えればいいように思うのですがうまくできません。 3はまったくわからないです・・・。 下に画像を張っておきます。よろしくお願いいたします。
- yskfr
- お礼率32% (25/76)
- 数学・算数
- 回答数3
- ありがとう数3
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1 は n=1, n=2, n=3~4, n=5~8, n=9~16, ... と 2のべきごとにわけて考えるのがスタンダードかな. n=2^k+1~2^(k+1) なら 1/n^α ≦ 1/2^(kα) であることを使う. 調和級数が発散するのと同じような感じだけど結論は逆. 2 は ε-δ を駆使するのがストレートだと思う. lim a_n = a を ε-δ で書いてなんとかする.
その他の回答 (2)
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
おっととと. 調和級数じゃないんだから n=1; 2, 3; 4~7; 8~15; ... のようにわけて考えれば十分だ.
お礼
自分用メモに回答を書いておきます 2) $\displaystyle\lim_{n\rightarrow\infty}a_{n}=\alpha$より任意の$\epsilon '>0$に対して、$N\in\mathbb{N}$が存在して、$n>N$なる$n$について次が言える。 \begin{align*} \left|a_{n}-\alpha\right|<\epsilon ' \end{align*} 上記より \begin{align*} \left|\dfrac{1}{n}\sum_{k=1}^{n}a_{k}-\alpha\right|&=\left|\sum_{k=1}^{n}\dfrac{a_{k}}{n}-\dfrac{n\alpha}{n}\right|\\ &=\left|\left(\dfrac{a_{1}+a_{2}+\cdots +a_{n}}{n}\right)-\dfrac{n\alpha}{n}\right|\\ &=\left|\dfrac{\left(a_{1}-\alpha\right)+\left(a_{2}-\alpha\right)+\cdots +\left(a_{n}-\alpha\right)}{n}\right|\\ &=\left|\dfrac{\left(a_{1}-\alpha\right)+\left(a_{2}-\alpha\right)+\cdots \left(a_{N}-\alpha\right)+\left(a_{N+1}-\alpha\right)+\cdots\left(a_{n}-\alpha\right)}{n}\right|\\ &\leq\dfrac{\left|a_{1}-\alpha\right|+\left|a_{2}-\alpha\right|+\cdots \left|a_{N}-\alpha\right|+\left|a_{N+1}-\alpha\right|+\cdots\left|a_{n}-\alpha\right|}{n}\\ &<\dfrac{\left|a_{1}-\alpha\right|+\left|a_{2}-\alpha\right|+\cdots \left|a_{N}-\alpha\right|+\epsilon '+\cdots\epsilon '}{n} \end{align*} ここで \begin{align*} \epsilon=\max\left\{\left|a_{1}-\alpha\right|,\cdots ,\left|a_{N}-\alpha\right|,\epsilon '\right\} \end{align*} とすれば \begin{align*} \left|\dfrac{1}{n}\sum_{k=1}^{n}a_{k}-\alpha\right|&<\dfrac{\left|a_{1}-\alpha\right|+\left|a_{2}-\alpha\right|+\cdots \left|a_{N}-\alpha\right|+\left|a_{N+1}-\alpha\right|+\cdots\left|a_{n}-\alpha\right|}{n}\\ &\leq\dfrac{n\epsilon}{n}\\ &=\epsilon \end{align*} 故に \begin{align*} \lim_{n\rightarrow\infty}\dfrac{1}{n}\sum_{k=1}^{n}a_{k}=\alpha \end{align*}
補足
1) $\alpha \leq 1$で発散することを示す。 \begin{align*} \sum^{\infty}_{n=1}\dfrac{1}{n^{\alpha}}&=\dfrac{1}{1^{\alpha}}+\dfrac{1}{2^{\alpha}}+\dfrac{1}{3^{\alpha}}+\dfrac{1}{4^{\alpha}}+\dfrac{1}{5^{\alpha}}+\dfrac{1}{6^{\alpha}}+\dfrac{1}{7^{\alpha}}+\dfrac{1}{8^{\alpha}}\cdots\\ &>\dfrac{1}{1}+\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{3}+\dfrac{1}{4}+\dfrac{1}{5}+\dfrac{1}{6}+\dfrac{1}{7}+\dfrac{1}{8}\cdots\\ &=1+\dfrac{1}{2}+\left(\dfrac{1}{3}+\dfrac{1}{4}\right)+\left(\dfrac{1}{5}+\dfrac{1}{6}+\dfrac{1}{7}+\dfrac{1}{8}\right)+\cdots\\ &>1+\dfrac{1}{2}+\left(\dfrac{1}{4}+\dfrac{1}{4}\right)+\left(\dfrac{1}{8}+\dfrac{1}{8}+\dfrac{1}{8}+\dfrac{1}{8}\right)+\cdots\\ &=1+\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{2}+\cdots \end{align*} となり発散。 次に$\alpha>1$で収束することを示す。 \begin{align*} \sum^{\infty}_{n=1}\dfrac{1}{n^{\alpha}}&=\dfrac{1}{1^{\alpha}}+\dfrac{1}{2^{\alpha}}+\dfrac{1}{3^{\alpha}}+\dfrac{1}{4^{\alpha}}+\dfrac{1}{5^{\alpha}}+\dfrac{1}{6^{\alpha}}+\dfrac{1}{7^{\alpha}}+\cdots\\ &=1+\left(\dfrac{1}{2^\alpha}+\dfrac{1}{3^\alpha}\right)+\left(\dfrac{1}{4^\alpha}+\dfrac{1}{5^\alpha}+\dfrac{1}{6^\alpha}+\dfrac{1}{7^\alpha}\right)+\cdots\\ &<1+\left(\dfrac{1}{2^\alpha}+\dfrac{1}{2^\alpha}\right)+\left(\dfrac{1}{4^\alpha}+\dfrac{1}{4^\alpha}+\dfrac{1}{4^\alpha}+\dfrac{1}{4^\alpha}\right)+\cdots\\ &=1+\sum^{\infty}_{k=1}\left(\dfrac{1}{2^{\alpha -1}}\right)^{k}\\ &=1+\dfrac{1}{1-\dfrac{1}{2^{\alpha -1}}} \end{align*} ゆえに収束。
- Ae610
- ベストアンサー率25% (385/1500)
取り敢えず3だけ・・・ u[n]=a[n]/((1+a[1])(1+a[2])・・(1+a[n])) と置いてみると、 u[n]=(1/((1+a[1])(1+a[2])・・(1+a[n-1])))-(1/((1+a[1])(1+a[2])・・(1+a[n])))と変形出来る。 よって S[n]=Σ[k=1~n]u[k] =1-1/((1+a[1])(1+a[2])・・・(1+a[n])) 故に lim(n→∞)S[n]=Σ[n=1~∞]u[n] =lim(n→∞){1-1/((1+a[1])(1+a[2])・・・(1+a[n]))} 仮定より lim[n->∞](1+a[1])(1+a[2])・・・(1+a[n])=∞であるから lim(n→∞){1/((1+a[1])(1+a[2])・・・(1+a[n]))}→0 従って lim(n→∞)S[n]=Σ[n=1~∞]u[n]→1 故にΣ[n=1~∞](a_n)/((1+a_1)(1+a_2)・・・(1+a_n))→1
お礼
ありがとうございました!
関連するQ&A
- 級数の収束について
最近この手の質問ばかりですみません・・・ 問題集を解いていっているのですが以下の3問がどうしても解けません。 ヒントだけでも良いので教えていただけないでしょうか。もちろん詳細に回答していただければありがたいです。 1) lim[n->∞]Σ[k=0~∞]1/(n^α)が収束することを示せ。(α>1) 2) lim[n->∞]a_n=aのときにlim[n->∞](1/n)Σ[k=n~∞]a_k=a であることを示せ。 3) lim[n->∞](1+a_1)(1+a_2)・・・(1+a_n)=∞のときΣ[k=n~∞](a_n)/((1+a_1)(1+a_2)・・・(1+a_n))=1 であることを示せ。 1は事実だけは知ってるのですが、なかなか証明ができなくて・・・。 2はa_n/nをうまく置き換えればいいように思うのですがうまくできません。 3はまったくわからないです。
- 締切済み
- 数学・算数
- 数Σ級na_nが収束するならΣa_nは収束することを示す。
級数Σ級na_nが収束するならΣa_nは収束することを示す問題で、行き詰っています! 以下は、私が考えた証明です。 Σna_nが収束するならば、lim(na_n)=0 ⇔∀ε>0に対して、適当な番号Nがあって、n≧N⇒|na_n|<ε |na_n|=n|a_n|より、 n≧N⇒|a_n|<ε/n ∴lim(a_n)=0 ・・というところまで考えました。 その後、どうすればΣa_nも収束すると言えるのかがわかりません。 どなたか、お力を貸してください! ・・というか、この証明自体、最初から間違っていたり、なんてことがあったりしますか? 回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 級数ΣC_nが収束する⇒limC_n=0
級数ΣC_nが収束する⇒limC_n=0 「級数ΣC_n (n=1→∞)が収束する⇒limC_n=0 (n→∞)である」ことを示す問題なのですが… 以下のような証明があったのですが、いまいちよくわかりません。 <証明> ΣC_nが収束するならば 任意のε>0に対して、適当な自然数Nが存在し、 n>m≧N ⇒ |c_(m+1)+c_(m+2)+…+c_n|<ε このとき、m=n-1とおくと、 n≧N ⇒ |c_n|<ε よって、lim(c_n)=0 特に、 m=n-1とおいて、どうして|c_n|<εになるのかがわかりません。 回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- Σa_kとΣb_kを正項級数.lim(a_n/b_n)=0且つΣb_kが収束ならばΣa_kも収束
[問]Σ[n=0..∞]a_kとΣ[n=0..∞]b_kを共に正項級数とする。 lim[n→∞](a_n/b_n)=0且つΣ[n=0..∞]b_kが収束ならばΣ[n=0..∞]a_kも収束。 を証明したいのですがどうすれば分かりません。 Σ[n=0..∞]a_kが正項級数とlim[n→∞]lim(a_n/b_n)=0より a_n≦0 これからどのようにすればいいのでしょうか?
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 数列の収束と極限の問題
数列の収束と極限の問題 はじめまして。最近数学を少し勉強し始めた者です。 頭の出来が良くない故、また独学故に多く質問させて貰うかもしれませんがよろしくお願いします。 a[1] = root(2), a[n+1] = root(2a[n])で定義される数列{a[n]}が収束することを証明し、極限値lim a[n] を求めよという問題なのですが、分かりません。 収束は、ダランベールの判定法を使おうと思い、lim a[n+1]/a[n] = lim root(2a[n])/a[n] = lim root(2/a[n]) まで求めたのですが、これが1より小さいことが分かりません。 極限値のほうは全然です。 どなたかご助言お願いします。
- 締切済み
- 数学・算数
- 数列の和が収束する条件
lim{n→∞}Σ{k=1~n}a_k が有限値に収束すれば a_nはnが無限大に近づくにつれて0に近づきますが、a_n→0 (n→∞)であれば必ずlim{n→∞}Σ{k=1~n}a_kは有限値に収束しますか?収束しないとしたら反例をお願いします・ (一度投稿したのですが、手違いがあったため再投稿です)
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 級数の収束に関する質問です。
級数の収束に関する質問です。 ∞ Σ 1/(log n)^n n=2 が収束する事を、 1/(log n)^n≦1/2^n を用いて証明する流れは理解しています。 解答には、 「n≧e^2+1となるすべてのnについて1/(log n)^n≦1/2^nがなりたつので・・・」 と書いてありますが、条件は 「n≧e^2」 で十分ではないでしょうか? ヒントだけでも結構ですので、お助けください。 よろしくお願い致します。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- べき級数の収束半径についての証明
べき級数の収束半径についての証明 べき級数Σc_nz^n,Σd_nz^nの収束半径をR,R'とするとき、|c_nZ^n|≦|d_nz^n|(∀n)が成り立つとき、R≦R',R'≦Rのどちらが成り立つか答え、それを証明せよ。 という問題なのですが… 以下のように証明したのですが、いかがでしょうか?? <証明> |c_nz^n|≦|d_nz^n| が成り立つとき、比較定理より、 「Σd_nz^nが収束する⇒Σc_nz^nも収束する」 ことが言える。よって、 R'≦R // いかがでしょうか?? 回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
お礼
3) $a_{0}=1$とすれば \begin{align*} \dfrac{a_{n}}{\left(1+a_{1}\right)\left(1+a_{2}\right)\cdots\left(1+a_{n}\right)}=\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)\left(1+a_{2}\right)\cdots\left(1+a_{n-1}\right)}-\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)\left(1+a_{2}\right)\cdots\left(1+a_{n}\right)} \end{align*} となるので、 \begin{align*} &\sum_{n=1}^{m}\dfrac{a_{n}}{\left(1+a_{1}\right)\left(1+a_{2}\right)\cdots\left(1+a_{n}\right)}\\ =&\left(1-\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)}\right)+\left(\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)}-\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)\left(1+a_{2}\right)}\right)+\\ &\hspace{6.2zw}\cdots+\left(\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)\cdots\left(1+a_{m-1}\right)}-\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)\cdots\left(1+a_{m}\right)}\right)\\ =&1-\dfrac{1}{\left(1+a_{1}\right)\left(1+a_{2}\right)\cdots\left(1+a_{m}\right)}\xrightarrow{m\rightarrow\infty}1 \end{align*}