• ベストアンサー

惑星移動による軌道の拡散

g-spaceの回答

  • g-space
  • ベストアンサー率44% (49/109)
回答No.2

 天王星や海王星が現在の公転軌道よりも内側の領域で形成され、その後移動して現在の軌道に落ち着いたというシナリオは、ここ10年ほどの研究によって描き出された理論的なものです。  太陽系外縁天体のうち比較的内側のものの軌道分布の成因をうまく説明できること、海王星との共鳴軌道にギャップがあることをうまく説明できることなどの観測面からの支持があり(というか、このような観測結果を説明しなければならないという要求と、惑星の形成時間の問題(従来の「非移動」理論では、天王星も海王星もいまだに形成途上にあることになってしまうという問題)をクリアできる理論が必要であるという要求、さらには系外惑星の形成をも含む理論が必要であるという要求から)、現在、最も確からしいシナリオとして多くの研究者に受け入れられています。 <質問1>  「重力によって軌道が乱される」という現象は、パチンコ玉が互いにぶつかるようなもので、基本的には「散乱」になります。  さて、太陽系の天体は原始太陽系星雲から誕生しました。惑星形成時にはガスが存在します。この状態で大きな天体によって小さな天体の軌道が"乱された"としてもガス抵抗があるために、その軌道は傾斜角も離心率も小さくなる方に変化します。  ところが、海王星等が移動した時期には、もはやガスはほとんど存在せず、軌道が"乱された"ら乱されたままで、そうそう簡単には、その後、惑星と同じ平面内での運動に近づくことはありません。基本的に重力相互作用があれば「散乱」(質問の表現では「拡散」)されるというのが普通の方向で、「単純に考えると」とおっしゃられている考え方の方が自然の成り行きに反しています。 <質問2>  『異形の惑星―系外惑星形成理論から』 (NHKブックス)井田 茂 (著)  『宇宙は「地球」であふれている -見えてきた系外惑星の素顔- (知りたい!サイエンス) 』 (技術評論社)井田 茂/佐藤 文衛/田村元秀 須藤 靖 (著)  『新しい太陽系―新書で入門』 (新潮新書)渡部 潤一 (著)

関連するQ&A

  • 海王星と冥王星の…激突?

    太陽系の惑星の軌道をみると、海王星と冥王星の軌道が交わっています。そして、それぞれの公転周期が異なります。 それで交点付近で海王星と冥王星が近づいて、海王星の重力によって冥王星が激突する、なんてことはありえますでしょうか? そこまでなければ、冥王星が海王星の衛星になってしまったりしますか? (トリトンは海王星にとらわれたものだと本で読んだのですが…) 自分の勘違いでしょうかね^^;

  • 太陽系惑星について

     現在、太陽系の惑星は、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星まで見つかっていますが、その後の惑星はもうないのですか。見つかる可能性は、ないのですか。

  • それぞれの惑星同士の距離

    気になっていることがあります。 それぞれの惑星の距離が気になります。 太陽と水星 水星と金星 金星と地球 地球と火星 火星と木星 木星と土星 土星と天王星 天王星と海王星 海王星と冥王星 というように気になっています。 ちなみに、太陽と冥王星までの距離も教えてくださると嬉しいです><

  • 何故太陽系惑星の軌道は、概ね平面状にあるの?

    太陽系の惑星達は一定の平面、まるでお皿の上に乗っているかの様に太陽をグルグル周回してますが、何故ですか(冥王星だけ、やや軌道がずれてますが)? もっと言うと、銀河系やその他Galaxyも同じようにお皿の形してますよね。何故でしょう? 惑星の軌道は、横軸(東西)もあれば、縦軸(南北)もあり得るのでは? 暇な時にでも教えて下さい!

  • 40億年前の惑星移動でそれぞれ動いた距離

    海王星、天皇星が大きく軌道修正したこの次期、土星木星などの移動距離というのもどれくらいであったのでしょうか?

  • 【速報】地球オワタ超惑星接近 地球の4倍木星レベル

    【速報】地球オワタ 超惑星ニビル(別名:プラネットX)が地球に接近 大きさは地球の4倍 木星レベル゛ ■惑星二ビルは太陽系の惑星で超長楕円軌道で太陽の周りを回っている。別名:プラネットX(Xは数字の10番目の意味)という。 NASAが惑星ニビルを発見しアメリカのワシントンポスト紙が「地球衛星軌道を周回中のIRASがオリオン座の方角に巨大な天体を発見」と報じた。 さらに、NASAが惑星Xとして冥王星の彼方に惑星がある可能性を公表、この惑星は冥王星の彼方にある事から超冥王星と更に進み、天王星と海王星の軌道に揺らぎを認め冥王星に惑星X(10番目)の存在が明らかに。惑星Xは木星と同じ位の大きさで1000年以上の公転周期が確認された。 惑星ニビルは3600年周期で太陽系に交差する。シュメール語でニビルは交差するを意味だ。 NIBIRU Facts of Truth Posted on July 28, 2011 by the truth behind the scenes| 74 Comments http://thetruthbehindthescenes.wordpress.com/2011/07/28/nibiru-facts-of-truth/ NASA 2012 PLANET X SIMULATION LEAKED - MUST SEE! http://www.youtube.com/watch?v=xpPP9Z9LOBU& ちょっとこのNASAの動画2012年にとんでもないことになってるけど本当にこうなるシミュレーション結果なの? 2012年に惑星ニビルによって地球は滅亡するのかな?皆はどう思う?

  • 占星術のアスペクトの対象惑星とは?

    占星術でグランドクロスなどの特殊なパターンで、対象とする惑星は「太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星」だけでしょうか?POFやドラゴンヘッドなどの惑星とみなすような特殊な感受点は対象外ですか?実は私は「土星・冥王星・月・ドラゴンヘッド」でグランドクロスを形成し、「土星・木星・POF」で大三角を形成しています。 詳しい方、教えて下さい。宜しくお願いいたします。

  • 巨大ガス惑星が浮遊物を捕らえること

    太陽系に木星や土星のような巨大ガス惑星があるために、その内側の軌道に向かおうとする物体がそれらの重力に捕まって、地球に到達せず地球上の生命が存続するのに寄与していると聞いたことがあります。 そこに疑問があります。木星や土星の軌道面に対してある程度以上の角度がある物体なら木星に捕らえられずに地球に到達しそうです。それに軌道面に沿って落ちてくる場合でも、たまたま木星や土星に軌道に物体が到達したときに巨大ガス惑星がその位置に待ちかまえていない限り、そのまま通過してしまいそうです。 ですので、巨大ガス惑星が2つあるからそれで地球が助かっているのは無視できる程度にしか思えないです。実際どのくらいの寄与があるんでしょうか?

  • 地球から見た木星の軌道図

    勝手に自分で考えて、それでいて出来ずに悩んでいます。 もやもやしていてすっきりしません。 条件としては、地球も惑星も同一平面上の太陽を中心とする 円軌道上を運動しているものとして、木星の公転周期を12年 木星の回転半径を地球の5倍としています。 天動説のように地球を中心にして木星をみたらどんな軌道を 描くのか考えているのですが、複雑で分からなくなってしま いました。 どうもその図は、半径が導円のものの5分の1の周転円上の木星 の軌道と同じになるらしいのですが、その理由も気になっています。 詳しい方、教えていただけませんか。

  • 放浪してる惑星や恒星って有るのでしょうか?

    星は銀河の中をぐるぐる回っていて、銀河と銀河の間には何もない そんな印象が有るのですが、 銀河の遠心力から放り出されて銀河の外に行ってる惑星や恒星や太陽系そのものなんて有るのでしょうか? それと別に、 中心の太陽が寿命を迎えて公転軌道の中心が無くなって銀河の中をさ迷い初めてしまった惑星とか恒星(木星型惑星が恒星化してれば・・?) なんてあるんでしょうか? (惑星は光ってないから見えないと言いますし、ありえるかありえないか位で構わないです。) よろしくお願いします。