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チェコの絵本作家、ヨゼフ・チャペックの作品「こいぬとこねこは愉快な仲間」に登場する「ショウブ」と「ハショウフ」の意味
- チェコの絵本作家、ヨゼフ・チャペックの作品「こいぬとこねこは愉快な仲間」に登場する「ショウブ」と「ハショウフ」という単語は、本来の意味とは異なる使い方がされています。
- 「ショウブ」は脚に怪我をしたこいぬが使用する単語で、本来は「ショウブ(Burkavice)」という言葉であり、チェコ語で「包帯」を意味します。
- 一方、「ハショウフ」は池に生えるというこねこの説明に使用される単語で、本来は「ハショウフ(Samec)」という言葉であり、チェコ語で「蕨(わらび)」を意味します。
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以前に原文を読んだ事があったので、もう一度確認してみました。 これは、怪我した犬が「腫れ物(vred)できたりしないかな」と心配していた時、 「腫れ物(vred)」と「ヒース(低い木の種類:vres)」と言葉を言い間違ってしまいました。 そして猫が「怪我したところから、ヒースが生える事がある。森に腫れ物が育つ事もあるよ」 と言っています。
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- JARCA
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犬が「この傷からヒースが出来たりしないかな」と言ったところ 猫が不思議そうに「え、何が出来そうなの?」と聞いたら 「ヒースだよ。ヒースって言うのはね、まわりが赤くなって中に白いものが出来るんだ。それですごく痛いんだよ」と説明しています。 そこで猫は、犬がヒース(vres)と腫れ物(vred)と間違えてるのだと思い 犬をからかうように、その後の文章に続いています。 ちなみに vres も vred も r の上にハーチェクの記号が付きます。 ちょっと疑問に思っただけなんですが、どうしてこの部分に注目されたんですか?
お礼
またまた丁寧なご回答ありがとうございました。 >どうしてこの部分に注目されたんですか? 菖蒲に関する記事を書いていて、そういえばチャペックの絵本に こんな場面があったな…と思い出したのがきっかけです。(^^; 「こいぬと~」を初めて読んだのはずいぶん幼いころだったと 思いますが、同じ頃に百科事典で知った破傷風の恐さ ---むしろ、この絵本で「破傷風」という言葉を知り、どんな 病気なんだろう、と百科事典を引いたのかもしれない--- がトラウマになり、こいぬの恐怖心が自分のことのように リアルに感じられて印象に残っていたのだと思います。 訳文が原文通りに単なる「腫れ物」だったら、これほど 印象には残らなかったでしょうね(^^;
補足
他の質問のようにすぐに回答がつかなかったので、やっぱり無理めの質問だったかな… と思っていたら、ずばりのご回答を頂けるとは感激です!ありがとうございます! お手数ですが、追加で質問させていただきます。 >そして猫が「怪我したところから、ヒースが生える事がある。 >森に腫れ物が育つ事もあるよ」と言っています。 日本語版では、犬が二つの単語を間違えて覚えている、という設定でしたが、 原文では猫の方が間違えていたんですか… それとも、この猫のせりふは、間違って覚えているわけではなくて、単に 犬の言い間違えをとらえてからかっただけなのでしょうか。