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液晶製造工程の裏面露光について

こんにちは。アモルファスTFT液晶のアレイ工程でゲート電極を形成した後に絶縁膜、アモルファスシリコン、チッ化膜をCVDで形成した後にレジストを塗布しますが、その後に裏面露光をすると雑誌には書いてあったのですが、理由がわかりません。どなたか教えて下さい。裏面露光後、表面露光もし、その後に現像します。

  • 化学
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  • ベストアンサー
  • akuz
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回答No.2

 #1 Akuzです。 > 感光順番も、最初に裏面をやりれば、精密な焼きが必要な表面精度劣化や > 作業ミスを防止できます とのことですが、もう少し詳しく教えていただけますか? ◇レジストの反応性や形状維持が主目的です。  言葉足らずですみません。  レジストは、それ自身にある波長の光が照射された場合に反応するタイプと  逆に光が当たると反応が止まり、残るタイプがあることは、ご存知のことと思います。  このレジストの役割は、次工程の成膜を精密に製造する為の中間工程です。  このため、完成工程までに完全除去が必要になります。  レジストは写真で例えるとネガやポジフィルムに相当します。  よって、不均一な凹凸があれば、ピンボケや露出過多や露出不足が生じます。  従って、均一塗布が必要になります。     一方、レジストの裏面への回り込みは、常時懸念する必要がありますので、  露光過多にして照射して、アセトンなどの有機溶剤にて除去されやすいようにします。  このとき、表面露光後に裏面露光すると、誤って露光面に触れたり、経時変化によって  レジスト反応が促進されたりします。そうなると有機溶剤除去で精密な大きさの窓が  出来ないことになります。   従って、有機溶剤で除去するまでの時間管理する上でも、裏面を最初に実施した方が  余分な作業誤差が入らない分、バラツキを減少できます。  > また、もうひとつ教えて頂きたいのですが、裏面露光は毎回行なうのですか? > それとも最初の1回目の工程だけ行なうのですか?    レジスト塗布工程毎に1回生じます。  要は裏面のレジスト除去が主目的なので・・・、レジスト塗布して回り込めば、  その度に必要になるわけです。  但し、裏面に特殊回路を持たす場合には、逆になることも考えられますが、  現状ではまだ実用なっていないと考えます。  

densuke
質問者

お礼

何度もありがとうございます。 裏面露光は今まで聞いたことがなかったので、メジャーな工程ではないと思っていたのですが、そうではないみたいですね。今後はもっと勉強して詳しくなろうと思います。ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • akuz
  • ベストアンサー率66% (18/27)
回答No.1

何方も回答されていませんので、分野は多少異なる元HDD分野出身の私から・・・ ◇レジスト除去促進のためです。  TFTではガラス表面に異物付着があってはなりません。  しかし、パターン形成用のレジスト塗布(感光型でポジとネガがありますが・・)  すると裏面にも汚れ付着(回り込み)が懸念されます。  従いまして、きれいに除去するには感光させて、溶媒除去が手っ取り早いです。、  感光順番も、最初に裏面をやりれば、精密な焼きが必要な表面精度劣化や作業ミスを  防止できます。 

densuke
質問者

お礼

ありがとうございます。 もう回答がないとあきらめてましたので、とても嬉しいです。週末から仕事の関係で教えてgooを見てなかったので、お礼が遅れまして申し訳ございません。 いくつか質問なのですが、 感光順番も、最初に裏面をやりれば、精密な焼きが必要な表面精度劣化や作業ミスを防止できます とのことですが、もう少し詳しく教えていただけますか? また、もうひとつ教えて頂きたいのですが、裏面露光は毎回行なうのですか?それとも最初の1回目の工程だけ行なうのですか? 宜しくお願いします。

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