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熱力学について詳しく教えて下さい
fatbowlerの回答
初学者向けに解説します。 言葉の厳密性はやや犠牲になりますが、ご容赦下さい。 熱力学第零法則 AとBの温度が等しく、BとCの温度が等しいなら、AとCの温度も等しい、 という法則です。 温度という概念があやふやなものではなく、きちんと定義して測定できる ものであるとの主張です。 三法則が決まった後にこれも熱力学の基本法則に数えるべきだとされた ためにこういう名前になったそうです。 熱力学第一法則 エネルギー保存の法則とも言います。 エネルギーの総量は不変で、増えたり減ったりしないという法則です。 無から有を作り出す、第一種永久機関が作れないことを意味しますので、 特許出願においてこれに抵触するものは無条件で却下されます。 熱力学第二法則 エントロピー増大の法則とも言います。 低温のものから高温の物に熱を移すには、別途エネルギーが必要、 という法則です。 暑い夏の日、エネルギーを使わずに室内からより高温の室外へ熱を移す ことができれば、電気代も掛からず便利ですが、これは第二種永久機関 であり、第二法則により存在しないことが明らかとなります。 やはり特許出願の際には確実に却下されます。 熱力学第三法則 物体の温度を絶対零度まで下げることはできない、という法則です。 絶対零度まで近付けることはできても、決して到達することはできない という意味です。
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