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北朝鮮の人工衛星ってなぜ日本の上空?真上に打ち上げは出来ないのでしょうか?
北朝鮮の人工衛星ってなぜ日本の上空?真上に打ち上げは出来ないのでしょうか?専門知識のある方
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地球が回っているので、真上に上げると東に向かいます。 スペースシャトルは、真上に打ち上げますが、地平線に消えていきます。
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- utyuutarou
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ロケットは上昇加速中、地球の重力を受けて、放物線の飛行コースを描きます、切り離したブースターロケットを近隣諸国に落下しないようにするには、より大きな加速ができる強力なブースターロケットが必要です、旧ソ連は、そのためにエンジンを複数束ねてクラスター方式にして大きな推力を出して、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地のある広大な砂漠にブースターロケットが落ちるようにしたのです、北朝鮮のロケットは、ブースターロケットの推力が小さくそこまでの技術がないからです、中国も内陸部にある酒泉宇宙センターからクラスター方式の長征ロケットで、切り離したブースターロケットを基地周辺の砂漠に落下していますので近隣の村にロケットが墜落して村民数百人が死傷して毒性の強いヒドラジン燃料による土壌汚染も深刻です、いずれにしても内陸部のあるロケット基地は立ち退きを求められ、中国は太平洋に面した海南島に引っ越します、ロシアはカザフスタンに多額のロケット基地使用料を支払っているので中国に近いアムール州ボストチヌイに引越し太平洋に向けて打ち上げ予定です
- twilight77
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打ち上げた人工衛星を地球の周回軌道に乗せるには、地球の引力(重力)に打ち勝つ速度にまで加速する必要があります。 (水の入ったバケツを手に持って上下に回した場合、バケツが真上に来ても水が落ちてこない速度まで回転を速くする、ということで例えられます) その速度は秒速約7.9km(7.9km/s)なのですが、東に打ち上げると西から東に向けて回転している地球の自転を利用して余計に速度を稼ぐことが出来、同じロケットでもより大きな衛星を打ち上げることが出来ます(衛星の重さが同じなら、ロケットを小型化できる)。 地球の自転速度は、北緯30度くらいでは秒速400m(400m/s)にもなり、打ち上げ速度に対してもかなり大きな影響を及ぼすので、これを利用する為に東に向かって打ち上げるのです。 ちなみに、西に向かって打ち上げると、この地球の自転によって速度が相殺され、東に向かって打ち上げる場合のほぼ2分の1の物しか打ち上げられなくなってしまいます。 ただ、衛星を積んだロケットは必ず東に向かって打ち上げられるかというとそうではありません。 地球観測衛星や偵察衛星のように全地球を観測するものは、観測を効率的に行なえるように地球の北極と南極上空を通過する、地球をほぼ縦に回る軌道(極軌道)に投入されますが、この場合は、南に向けてロケットを打ち上げます。 また、多段式ロケットを打ち上げる際には、使用済みとなったロケット1段目や2段目、補助推進ブースターの落ちる場所も考慮しなければなりません。 自国内の人口過疎地域に落ちるならばともかく、他国領土に落ちるのなどもっての外ですから(使用済みロケットによる爆撃のようなものです)、通常は海に向かって打ち上げを行ないます。 ですので、イスラエルのように自国の東側に他の国家がある国は、他国にロケットの残骸を落とすわけにもいかないので、上記したような不利を承知で西側に向けて打ち上げを行っている、という例もあります。 つまり、上記した理由により、北朝鮮の場合は日本のある東側に打ち上げるのが、一番効率が良いのですね(日本にとっては傍迷惑な話ですが)。 また、真上への打ち上げは 1.地球の回転に対する速度を出せないので衛星を軌道に乗せられないばかりか、真上に石を投げた時のように打ち上げた衛星が落ちてくる。 2.ロケットの残骸が自国内に落ちてくる。 と良くない点ばかりどころか、衛星の打ち上げとしてありえない方法なのですよ。
- pipi-goo
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本当に人工衛星かどうかは別として・・・ 人工衛星は必ず東に向かって打ち上げます。何故かと言うと地球の重力を脱するのに地球の自転の助けをかりるためです。 重力を脱するには秒速8キロのスピードが必要だそうです。自転の力をかりればロケットの威力が少なくて済みます。