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硬膜下血腫(事故)で脳腫瘍(持病)は悪化しますか?
両親が信号待ちで追突されました。 (双方車)過失割合は10:0、車は廃車。 母 :腕骨折。 父(68):打撲、硬膜下出血(事故の3ヶ月後に手術)。 事故の半年後、てんかん発作再発症、昏睡。 2年半意識がないまま死亡(肺炎) 意識不明が事故によるものなのか、それとも持病によるものなのか示談が進まず裁判になりました。 先日、鑑定医(裁判所選定)が父の死と交通事故は無関係と結果を出しました。脳腫瘍(持病)で亡くなったことは家族は認めていますが、事故後、急激に心身ともに弱り、病気でぼろぼろだった父に事故が追い討ちをかけたように思えてなりません。硬膜下血腫の手術も相当不安がっていました。 最大の疑問が、硬膜下出血が脳腫瘍に与える影響は全くないといいきれるかという点です。報告書には「硬膜下出血は完治」、「植物状態は脳腫瘍の進行によるもの」と、書いてありましたが「硬膜下出血と脳腫瘍 双方の関連」は記述なし。事故発生から硬膜下出血になるまでが脳腫瘍の進行に何らかの影響があったのではないかと思っています。「硬膜下出血と脳腫瘍 双方の関連がはっきりしない」という事実を望んでいます。 現在、弁護士を通じて鑑定医に「硬膜下出血が脳腫瘍に影響しないことと証明してほしい」、と 質問しています。 保険会社が入院費用は払い済みですが持病を理由に慰謝料を低く見積もっています。健常者と病気を持つ人が事故に遭うのとでは慰謝料も同じでしょうか。病人の方がはるかに受けるダメージは大きいと思うのですが・・・。 鑑定医の結果で争点がずれてきたので、後は慰謝料の増額しか見込めません。保険会社の提示額は100万以下でした。 裁判以前に加害者の正式な謝罪もありません。 母もばか正直に保険会社に病歴などこちらの不利になるようなことを裁判以前に言ってしまっています。病歴などは言う必要があったのでしょうか? 質問を要約すると 1、硬膜下出血が脳腫瘍に与える影響 2、健常者と病気を持つ人の慰謝料の差 3、病歴をいう必要があったのか 下手な説明で申し訳ありませんが、個別でも結構ですので参考になる回答をお待ちしています。
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- gogosmart
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前頭葉のoligodendrogliomaであれば、ご質問の文章に書かれた経過と合わせて考えると、てんかん発作の原因は脳腫瘍によるものと考えるのがやはり自然でしょう。 腫瘍の存在部位がてんかん発作を起こしにくい場所であったならば、また話は変わってきたのですが、てんかん発作を起こしやすい部位(大脳皮質、今回は前頭葉)の比較的てんかんを起こしやすい腫瘍(oligodendroglioma)ですから、普通に考えればてんかんの原因は脳腫瘍によるもの、ということになると思います。
- sodenosita
- ベストアンサー率54% (1291/2359)
1.に関しては、鑑定医の報告書は妥当であるように思います。 2.に関しては、おそらく慰謝料算出の計算式の影響ではないかと思います。逸失利益の算出は、現在の収入やその収入が何時まで見込めるかという計算であったとおもいますので、質問者さんのお父様の場合は年金受給額×平均寿命まで数年間+アルファでそのような計算だったのではないでしょうか。平均寿命は健康に生きている人の場合と、脳腫瘍と診断されており、その予後で計算が変わってきても不思議ではないと思います。 3.については、言わなくても相手は調べてくるでしょう。隠していても裁判で明らかとなり、逆に心証を損ねる可能性はあるかもしれませんね。
補足
御回答有難うございます。 前者の回答者の方と同じ質問をさせていただきたいのですが、「精神的なストレスとてんかん」の関連性をどう思われますか? よろしければご意見お聞かせ下さい。 宜しくお願いします。
- gogosmart
- ベストアンサー率60% (229/378)
実際にお父様を診察させてもらったわけではないので正確なことは言えないかもしれません。しかし質問文を読んだ限りではてんかん発作と事故との関連性は見出せません。 硬膜下血腫の術前、即ち頭の中に血腫が溜まった状態でてんかん発作を起こしたのであれば、血腫が脳を圧迫しててんかん発作を起こした可能性ありとも言えますが、硬膜下血腫の術後2ヵ月も経過してからの発作であれば、それと交通事故を結びつけるのには無理があるでしょう。 前回も書いたようにお父様の脳腫瘍が脳のどの場所にあるどんな腫瘍なのかが分からないので何とも言えない部分はありますが、今回の件については脳腫瘍の進行に伴いてんかん発作を起こしたと考えるのが自然だと思いました。
補足
御回答有難うございます。 鑑定書が手元になく、病気の場所等調べるのに時間がかかってしまいました。申し訳ありません。 電話での母とのやり取りなので、正確な判断材料になるかわかりませんが報告させていただきます。 脳腫瘍の場所 :左前頭葉 病気の種類 :欠突起膠腫(OIigodendrogiioma) 硬膜下血腫の場所:額の中央部内側(鑑定書に場所が記載されていないよう で母の記憶によるものです) 以上を参考にしていただき、御回答いただければ幸いです。 宜しくお願いします。
- gogosmart
- ベストアンサー率60% (229/378)
脳神経外科医です。回答しますが、おそらく質問者さんの望むような回答にはならないことをご了承ください。 1の質問について お父様の脳腫瘍が脳の中のどの部位に発生したどんな種類の腫瘍なのかが分からないという点はありますが、我々が普通に考えるならば、「硬膜下出血」(おそらく慢性硬膜下血腫?)が脳腫瘍の進行に与えた影響は少ないと思います。影響が「あり」か「なし」かと聞かれれば、「なし」でしょう。ただし、関係「なし」だということを証明するのは非常に難しい。証明しろと言われても鑑定医は困ってしまうのではないかと思います。(「あり」であることを証明すれのであれば、関連する事実が一つでも提示できれば良いのですがね・・・)。一般的に我々脳外科医が持っている学問的知識で考えれば、硬膜下血腫によって腫瘍の増大が促進されることは無いだろうと思います。 2の質問について その点については素人なので分かりません。 3の質問について 同じく裁判についても素人なので分かりませんが、事実を隠すのもどうかとは思います。また例えこちらから病歴を言わなかったとしても、すぐに分かってしまうことだと思いました。
補足
回答していただきありがとうございます。 専門家の回答を期待していたので大変嬉しく思います。 「硬膜下血腫によって腫瘍の増大が促進されることは無いだろう」ということは落胆しましたが受け入れなければいけない事実なのですね。 ここで、再度質問させてください。 父はてんかん発作もあり、慢性硬膜下血腫手術の2ヵ月後に発作がでました。 「交通事故のストレスがてんかん発作を引き起こした」という可能性はないでしょうか? 私なりに調べると、てんかんの原因の一部に「脳の興奮状態によっててんかんがおこされる」とありました。とするなら交通事故と発作は無関係とは思えないのですが・・・。 鑑定医には新たにこのことを聞きたいのですが医学的にどのように質門すればよいでしょうか? また、これも証明が難しそうなので、過去の症例を探してもらうべきでしょうか? 専門家の視点からほかにお気づきの点があったら何なりと教えてください。 事故と病気の接点をどうしても見つけたいのです。 些細なことでも結構です。 宜しくお願いします。 お忙しいにもかかわらず読んでいただき有難うございました。
お礼
数々の質問に回答していただき本当に有難うございました。 今までの回答を参考に家族と話をしたいと思います。 父の主治医とも遠く離れているので色々と話を聞くことができない私にとって、gogosmartさんの意見を聞くことができ大変助かりました。 また、疑問に思うことがあればご質問させていただくかもしれませんが、その節は宜しくお願いします。