• 締切済み

オバマ大統領はどうしてアフガニスタンなどに派兵するのでしょうか?

アメリカが現在経済的に大変苦しんでいますが最大の原因は前政権が世界中で戦争ごっこを続けてきたことにあると思います。 利口そうなオバマさんがどうしてイラクから撤退した後で今度はアフガニスタンに派兵すると言っています。 これでは同じことになりそうだし大変危険な政策だと思いますがイラクの後はアフガンだなどと言っている理由は何なのでしょうか?

みんなの回答

  • teccrt
  • ベストアンサー率35% (91/257)
回答No.4

国内政治を円滑に行うためのパフォーマンスだと思います。 (1)さすがにアメリカ国民はブッシュ政権のイラク戦争を見限りましたが、もともと日本やEUよりも「力の誇示」を好む国民です。弱腰な印象を持たれると、政敵からそこを突かれて世論の支持を失いかねない事情があるので、「強いアメリカ」も少しは演出しないといけません。「イラクから撤退、アフガンも撤退」だと、「テロ勢力との対決を避ける弱腰野郎」という非難を受けかねず、アメリカ国民も過去を全否定されたような気になってオバマ支持が弱体化しかねないので「イラクは撤退、でもビンラディンのいるアフガンにはむしろ派兵増強」と宣伝して「テロと戦うオバマ、強いアメリカ」を演出している。実際、派兵と言っても山奥のアフガンに派遣できる規模は限られているし、イラク駐在の負担に比べればはるかに軽いはず。 (2)アメリカ政治に影響を及ぼす有力な勢力に、軍産複合体と軍隊OBがありますが、ブッシュ政権時代の戦争でこれらの勢力はずいぶん潤ってきた。それが、イラク戦争もアフガン戦争も中止となると追い風が2つともなくなってしまいオバマ政権との対立が決定的になるため、オバマ政権としては妥協案としてアフガンの戦争は継続せざるをえない。 (3)上記(1)、(2)と比べると優先順位はぐっと下がると思いますが、アフガンがイスラム原理主義の反アメリカ勢力の拠点であることに変わりはなく、その資金源である麻薬の世界的生産地でもある。つまり、アメリカにとってテロ、麻薬という大きな2つの問題の根源地でもあるため、潰せるものなら潰したい。また、仮にサウジや日本のような従順な国にすることができれば、ロシア・イラン・中国・インド・パキスタンと言った、アメリカにとって目障りな国の脇に親米国を置くことができ、国際政治上、軍事上有利になる。 大きく分けて、こうした(1)世論対策、(2)対立勢力対策、(3)国際政治問題対策としての意味合いがあるのだと思います。

yukiyama99
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 戦争はすべて破壊活動であって世界中に不幸をばらまくだけだと思っています、覇権国家として正義は力であると誇示してきたアメリカが経済的な失速で修正を余儀なくされてきていることはある意味痛快なことだと思っています。アメリカの素晴らしいところはオバマさんのような期待できる大統領を選んでしまうところですね。アフガニスタンの泥沼に足を引きずりこまれなければいいなと思っています。

回答No.3

アメリカが経済的に苦しんでいる原因は金融破綻にあります。世界中で戦争ごっこしているからではありません。  あなたが戦争に胸を痛めていることは決して間違ってはいませんが、安易に戦争と経済を結び付けて批判しては、あなたの主張そのものが伝わらなくなります。  アフガン派兵は必要に迫られての判断であり、一方の当事者であるアメリカばかりでなく、アフガンやタリバンについても熟考されるべきではありませんか?

  • miwamey
  • ベストアンサー率23% (89/371)
回答No.2

イラクの後にアフガニスタンでなく、アフガニスタンが先です。アフガニスタン攻撃は同時テロのすぐ後、2001年か2002年。イラクはその後何年か経っていたと思います。オバマの主張は「もともと対テロ戦争はアフガンが主体だった。それをイラクに攻め入る口実としてイラクがテロの加担をしているとでっち上げた。その政策は間違いだった。イラクに目を向けた為、ビンラデンを捉え損ねた。テロと本当に戦うにはアフガンに焦点を当てなおすのが本道だ。」ということです。泥沼化してしまったイラク問題に対するブッシュ政権への批判、9-11、テロ、ビンラデンといえば攻めろ攻めろと騒ぎ出す大多数のアメリカ人からのサポートとりと私は思っています。

  • nourider
  • ベストアンサー率19% (396/2083)
回答No.1

アフガニスタンには以前から派兵されています、しかし前ブッシュ政権は「テロとの戦いの主戦場はイラクである」として主戦場をイラクに向けました。国民の多くはアフガンのことなど忘れてしまいました。 しかし、イラク戦争はチェイニーやラムズフェルドなどのチキンホーク(口だけタカ派)のネオコンによる陰謀であったことは今やアメリカでは常識です。日本では当時の野党の慎重論を「利敵行為」とまで言い放った冬柴将軍じゃなかった冬柴大臣とか小泉総理のまちがいを追求する世論は少数派です。 アフガニスタンを当時実行支配していたタリバンはイスラム過激派ですが、彼らはすべてにわたって悪いことをしていたわけではありません。タリバンはアヘンの製造を禁じて取り締まっていましたが、タリバンの力が9、11の報復攻撃をしたアメリカ軍によって衰えた結果、アフガニスタンでは芥子(ヘロインの原料)の栽培で手っ取り早く現金を得ようという農家が急増し、今や世界に流通するヘロインの実に70パーセントがアフガン製だと言われるまでになってしまいました。ヘロイン汚染は当然アメリカにも及び、若者に蔓延しています。また、ヘロインの精製で得た現金をテロリストが使い、終わりのない戦いになってしまっているのです。 アフガンにイスラム教主導の政権でもいいから穏健派で道徳的な政権ができてくれればテロリストもヘロインも減らせるというのは当然導きだされるのではないでしょうか? 彼はそういうことを実現しようとしているのだと思いますが。

関連するQ&A