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戦前の職業
戦前は職業を自由に変えられましたか?
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- Pinhole-09
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先答の通り職業の選択は自由でしたが、転職がどうだったか。 勿論転職も自由ですが、今ほど転職は盛んではありません。 白い眼で見られる傾向もあった為です。 会社倒産でやむなくという人もあり、また夜逃げ(家賃や溜めた掛売りの代金が払えないため)も結構ありました。 郵便局長の話では職員の募集に新卒だけでなく、中年の応募もかなりいたと聞いています。 歌手、演劇、作家などの希望者を別にすると、就職先を転々とする人は少なかったようです。
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
戦前と言っても、どの戦争を指すかは日本の地方によって違います。京都では、この前に戦火で焼けたのは1477年の応仁の乱の時ですから、戦前とは、応仁の乱の始まった1466年以前を指すとか。でもここでは、一般的に戦前とは、京都以外の人に受け入れられているように、第二次世界大戦以前としておきましょう。 1871(明治4)年4月、属地主義にもとづく戸籍法(壬申戸籍)を公布。8月23日「華族より平民に至る迄互婚姻被差許候条、双方願に不及其時々戸長へ可届出事」を公布。また、華士族や平民が、住居を移転したり、職業を選択する自由を認める。所謂、四民平等です。8月28日、「穢多非人等の称廃せられ候条自今身分職業共平民同様たるべき事」を公布。 したがって、日本では明治4年以降は、法律上は職業を自由に選べました。もちろん、実質的に自由に選べるかどうかは別ですが、今だって、派遣やフリーターの方が自由に職業を選べる訳ではありませんので、やはり、明治4年から自由になったと言うべきでしょう。 蛇足:江戸時代は士農工商の制度で、いかにも職業選択の自由がなかったように学校では教わると思います。ところが、一方ではその制度と矛盾する、他の身分の間の養子縁組みも認められており、以外にこの制度はザル法だったようです。江戸時代の人達はその法のいろいろなザル穴を十分利用して、身分的にかなり流動的な社会を作り上げました。そして、その柔軟性も一因して、他の東洋社会では例を見ない明治以降の産業の驚異的な発展を可能にしたと聞いております。江戸時代の先進性については、例えば、 『徳川時代の宗教』R・N・ベラー著、池田昭 訳、岩波文庫 が参考になります。