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森元首相
自民党の森元首相ですが、首相時代には、失言が多く、非常に人気のない首相だった記憶があります。 その方が、どうして自民党内で、大きな権力をもつようになったのでしょうか?
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- sudacyu
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森氏は、漏れ聞くところでは、親分肌で面倒見がよく、それでいて親分肌の人に多い強引なところが少ない。 そして個人としての政治的主張がない。(政治家として?と思うところですが。) 個人としての政治的主張がないので、どんな政治的考えの人とも付き合えて、相手がそれなりの人であれば面倒を見る。 結果として、党内に敵が少なく、支持する人が多くなってボスに祭り上げられた様です。 ところが首相になってしまって、何をするというわけでもなく、人がいいので政治的に自分の発言をコントロールする癖がなく、本音がぽろぽろ出てしまったのです。 元々、過激な発言はしない人なので省庁の大臣としては、笑い話でなんとか済んでいたレベルであっても、首相としては問題視されてしまいました。 森氏の失言は多かったのですが、政治的失言と言うよりも、苦笑させられる失言と言うのが多く、どんな失言と言われても、思い出せないものが多いと思います。 有名な失言は、沖縄サミットでのクリントン大統領を迎えての挨拶。 森さんは、外務省の担当者から、挨拶は「ハウアーユー?」と言えばよい。クリントン大統領は「アイムファイン、アンドユウ?」と言うから、「ミーツー」と答えなさいと言われた。 実際その時になって、森さんは「フーアーユー?」と聞いてしまった。クリントンさんは、とっさに機転を利かせて「アイムヒラリーズハズバンド」と答えた。 それに対して森さんが「ミーツー」と言ったので、さすがのクリントンさんも、ジョークが浮かばず、返答に窮した。 森さんの失言は、このレベルの失言なので、人気はなくなっても失言それ一つが「政治責任」を追及するところまでいかず、自民党内に敵があまりいないので、支持率が下がり続けても森氏を引きずりおろして、総理大臣に替わろうという人が現れず、結局本人が辞めるというまで誰も表立って積極的に動かなかった。 総理を辞めてからも、その人柄の良さと面倒見の良さは変わらず、昔世話になった人は、頭が上がらないようです。 ですから権力者というより、自民党内で数少ない政治的主張のない人物なので、調整者として多くの人が重宝している存在と言うのが、実際のところのように思えます。
- snowplus
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小泉元総理の功績が大きいと思います 小泉氏は元々森派の会長だった人物です 元々自民党は経世会(田中角栄の流れを組む派閥)が支配していて 圧倒的でしたが小泉氏が総理になったことで小泉氏に叩きつぶされ その後小泉チルドレンが大量当選したことで森派の影響力は最大と なりました 小泉氏は総理に就任して大物になったとはいえ 森善郎は小泉氏に絶大な影響力を及ぼせるのです
お礼
ありがとうございました。 小泉さんが森派なのですね。
- mat983
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国民の人気を気にするのは総理大臣だけです。 それ以外の方の支持率調査はありません。 森さんの力の源泉は「数」です。 森派は4年前の総選挙で党内最大派閥になりました。 その原因は5年間総理の座にあった小泉さんです。 自民党をぶっ潰すの内容は、最大派閥の旧田中派の力を押さえ込んだのです。 政界は数の力がとても大きいのです。 そのため森さんは安倍さん、福田さんを次々と総理にすることができたのです。
お礼
ありがとうございました。 確かに「数」なんですが、どうして数が増えた寡婦すぎです。
- kaori7774
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国民の人気と自民の人気は違いますもん 大体、国民の人気自体がマスゴミの世論操作の結果で、実体は別のところにあります。 森さんは自身の派閥の力で、大企業に有利な法律などを成立させたり、 海外に進出する企業などに便宜を図る。 そうすると表面には現れない献金や所属議員の得票などで、森さんの派閥に属していると、有形、無形の恩恵を受ける。 だから所属している議員が多い。 属している議員が多いということは、法案ひとつ通すのも有利になりますからほかの議員も顔色を見ざるを得ない。 永田町の論理は、私たちの常識では測れません。
お礼
丁寧な解説、ありがとうございました。 「主張がないから敵がいない」というのは、面白い(で済ませてよいか疑問ですが)ですね。 よくわかりました。