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顔を撫でる癖などについての心理学的見方
例えば、腕組みをするのは他者(話し相手)への警戒心の表れという話を聞きますが、 そういう心理学的な見方をするとどうなるのだろう?と気になっている仕草があります。 一つ目は、「顔を撫でる癖」です。 「鼻をこする」といった程度のものではなく、ベロッと顔を手の平で撫で付けるような感じの仕草です。 「顔に触る癖」と言っても良いかもしれません。 二つ目は、「口元を手で隠す癖」です。 調べてもわからなかったので、詳しい方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。 片方だけでも結構です。ご回答お願いします。
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この質問にちょっと気になったので、本棚にあったそれに関した本4~5冊見てみました。ある本によると、嘘をつくときに手が顔の一部分に触れるとありました。 また、ある本には金田一耕助が推理に行き詰まった時に頭を掻きむしる行動のことが出ていました。その行動は、自己親密行動と言うそうです。子供が不安になったり寂しくなったときに大人に「よし、よし」と頭を撫でてもらうと安定するように、自分自身で自分の体に触れるのはそれと同じで不安や緊張を紛らわす方法だそうです。質問にあった「顔に触れる癖」というのを私自身いつするかを考え実際に今やってみると、安心するような気がします。嘘をつくということは、良心の問題で緊張したり、嘘がばれないかと不安になったりするので、自己親密行動を取るとも考えられます。そのときの状況で解釈が変わってくるかもしれません。 「口元を隠す癖」というのは、嘘を言っている口を隠すことによって嘘をばれないようにするという無意識の行動かもしれません。私もこのような癖の人を見たことがあります。男性より女性の方が多かった気がします。嘘を言っているというより、いつも会話の時にその癖が出てきます。その人の性格はおとなしい性格で、自信がなさそうな感じの人でした。その人の癖は、その人の性格から来るのかなと思いました。 初対面の人を理解しようとするときには、その人の喋っている音声言語の他に視線、瞳孔、表情、仕草などのボディーランゲージを総合的に判断して解釈します。そのようなボディーランゲージのセオリー(ex腕組みをするのは他者(話し相手)への警戒心の表れなど)は、一つの判断の基準です。ですから、その基準どうしが矛盾する場合もあります。そこで、文脈に沿って総合的に判断します。一つの基準を金科玉条にして判断すると、判断を誤る危険があります。
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- harrywithers
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「無くて七癖」とも言い人にはそれぞれの癖があります、 人はわかり易い単純な図式がすきですが、No.1の方が仰るように、 > 一つの基準を金科玉条にして判断すると、判断を誤る危険があります。 腕組みが警戒感ばかりとは限らずに、何かを考える時、 他の情報を遮断して、自分の中で考えをまとめたい時にも 腕を組むことがあります、腕組み自体は、他と自分を隔てる隔壁として (意識的or無意識に)使用するもので、場の状況、自分の心理状態、 相手への駆け引き、様々なファクターで変わってきます。 そして、“癖”というものは、人が心理的にプレッシャーを受けていると 現れやすい行動パターンですので、“顔を撫でる時”には、なんらかの 心理的プレッシャーを受けている・・・そのプレッシャーから感じる 不安や不安定さを解消しよう(=落ち着こう)としているものと考えられます。 口元を隠すしぐさは、それこそ色々な解釈が成り立ちます。 ・日本的文化の問題(品位、気遣い、言霊、)=育ち(親の躾) ・上記の心理的プレッシャーを感じているとき (嘘、相手への尊敬、本音を隠す) しかし、特定の個人がどのような、状況、感情の時に、口元を隠すのかは よく観察してみると、案外簡単に、わかることもあります。 親しい関係なら、直接訊いてみる事で(真実とは言いませんが)情報が得られます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >“癖”というものは、人が心理的にプレッシャーを受けていると 現れやすい行動パターン そうなんですか! 無意識にしている仕草=癖と思っているので、そこに「プレッシャー」が関連するとは思いませんでした。 思いもよらないことが知れてよかったです。 ありがとうございました。
- kigurumi
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口元を手で隠す方。 確かこれ日本の昔からのしぐさだったと思います。 外国人が日本人の女性と話をしていて、日本人の女性がたびたび自分の口に手のひらをもっていくのが気になったらしい。 で、とうとう聞いたらしい。 「私の口臭がきついんですか?」と。 鼻と口を覆っていると見えるんでしょうか。 手がマスクかわりだと思われた? 外国には無いこのしぐさ。 平安朝だかどの時代かわかりませんが、絵巻を見ても、扇などで口元を隠す絵がある。 おはぐろなど歯を黒く塗っていたし。 歯を見せるのは下品だと考えられていたかららしいです。 で、見てると大笑いするとき、手で口を覆いながら笑う人って結構いますよね。 私も大笑いするとき、とか「まあ」って驚いて口があんぐりとしたとき とか、つい口元に手をやってしまう。 恐らく周りがやっていたので、無意識でやるようになったんじゃないかと。 あはははって笑うとき、口が大きく開き、歯が見えてしまいますよね。 で、昔からの風習が伝統として残っており、大笑いするとき、無意識でさっと口に手をあて、歯が他人に見えないようにしているんじゃないかと。 口を大きく開けて笑うと、昔だとペパーミント入りの歯磨き粉とか無かったので、口臭がぷーんと口から出てしまうので、大きな口をあけて笑うとき、口臭がなるべき人にふきかからないように、抑えていたのかもしれない。 もう一つは、大笑いするのは下品って感覚が昔の日本人にはあったんじゃないかと。 だから、とっさに大笑いするとき、それその度合いを下げるために、口元に手をもってきたのかもしれない。 おほほほ、とか漫画で人をあざけり笑うときの笑い方として、描かれています。 高貴な人が、下の人を見下すとき、そんな笑い方して、歯を隠していたのでしょうか。 大きな笑いじゃなく、あまりの相手の馬鹿らしさに、失笑せずにはおられなかった って表現が、手の甲を口の横にもってきて、口を隠しつつ、声をおさえつつ、笑うってなったのかなって思います。 日本のしぐさであって、各国共通のしぐさじゃないので、このチェスチャーによる情報は、他の国の人には伝わらないです。 ただ、映画を見ていると、ヨーロッパでも、時々口を扇で隠すしぐさありますよね。 笑っているときじゃなく、「ふっ」とか馬鹿にするとき、扇を口元にもっていっているみたいです。 微妙に・・・ジェスチャーの意味が違うようですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 若干「しぐさ、癖」に対する視点が私の求めるものとは違うような気もしたのですが、観点が違うご意見でとても面白かったです。 個人の範疇を越えて「文化」として考えることも楽しいですね。 ありがとうございました。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 全体的にとても参考になりました。 特に「自己親密行動」について、言われてみると確かに「自分で自分の体に触れる」と安心するというのは納得です。 心理テストのような客観的な感覚で楽しんでいたのですが、回答者様の体験された感想などもまじえて説明して頂いたことで、とても具体的に感じることが出来ました。 どうもありがとうございました。