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中間構文について
clitonの回答
- cliton
- ベストアンサー率40% (6/15)
Dixonの用語には(私の知る限り)定訳がないので、自分で考える他ないでしょう。promotionというと、1970年代の生成文法で関係節の分析で、promotion analysis (=head-raising analysis)という用語が使われたことが思い浮かびますが、これについても定訳はなかったように思います。 「上昇」「繰上げ」「格上げ」など、raisingやupgrading(それから、この現象がmovementに関係すること)を連想させる用語は避けるべきでしょう。 Dixonの用語の面白いところは、promotion to subjectをX to subject promotingとしてみると分かるように、Xの位置が複数あることを示唆している点です(Xが前置詞の目的語で、道具を表す場合ですら、正面から論じているペーパーは少ないと思います)。 中間構文は、英語の本質を解き明かす上で、有望なプレーヤーと見なす人と、脇役と見る人に分かれますが、前者の文献リストですら、Dixonが含まれていないことが珍しくないようです。私見では、Dixonを抜きにして、中間構文は語れないように思われますが、何らかの理論的枠組みの中で処理するには、指摘している事実が多岐にわたっていることが原因かもしれません。
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