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小説、漫画の構成分析の方法

漫画を描いているのですが、なかなか上手くできません。 特に話作り(構成)が苦手です。 どうしたら話作り、構成が上手くなるのかと相談したら、それらを勉強するためには良い作品をたくさん読むと良いとアドバイスされました。 それで評判の良い漫画や小説を読み始めたのですが(その間も作品作りはしています)、ただ読んでいるだけでは自分の中に取り入れたり学ぶことはできず、どうやって分析すればいいのか分からず悩んでいます。 気づいたら普通に読んでいて分析できなかった、ということを何度もやらかしてしまっています。 アドバイスをくれた人は、構成や見せ方を分析すればいいんだよと言っていましたが、具体的にはどういったところを見ればいいのか、どうやって分析すればいいのかわかりません。 大まかに流れを書いてみるとか、気づいたところをノートのまとめるとか、そういったことでしょうか? (この作品は最初に大きな謎を持っていてそれを徐々に解決する書き方をしていて…みたいな) ですが私は読書中、どうもそういった作品の良い部分に気づかないまま読み進めてしまうこともあって、何も気づかないまま終わってしまう事も多いです。 どうしたら良い分析ができるでしょうか。 そしてどんなところを見ればいいのでしょうか。 また、こういった分析方法について書かれた本や、分析ができるようになるやり方があれば是非教えてください。

みんなの回答

回答No.5

落語が参考になります。 今まで語り継がれているだけあって、話の構成と布石の打ちかたが絶妙です。 映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールド (著 出版社: フィルムアート社 (2009/3/31) ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫) [文庫] ディーン・R. クーンツ (著) 出版社: 朝日新聞社 (1996/07) これらの本も参考になるかと思います。

  • yakkan
  • ベストアンサー率23% (17/71)
回答No.4

 はじめまして。そのアドバイスをくれた人は、何作も描いてかなり慣れた人か、全く描かない人か、どちらかですよね。Ciceroさんが上手くできないというのは、何作描いても上達しないのか、それとも初心者なのか。多分、後者かな。それによって、回答は違ってくると思いますよ。どうなのでしょう。

  • nanaoto
  • ベストアンサー率42% (11/26)
回答No.3

参考図書は他の方が書かれていたので、分析のヒントを。 評論のための分析じゃなくて、創作のための実践的な分析ですよね? どんな作品を描いていて自分の話作り(構成)のどこが弱いと思いますか?そこに焦点を合わせながら、他の作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。 漠然と読むよりは、話の展開なり、ジャンルや設定だったり、分析したい点で似た傾向の作品を複数比較するとよいと思います。 とっかかりがわからないということなので、長くなるけど、具体例をいくつか挙げてみますね。 例えば ・問題点が推理系なのにすぐにネタバレしてしまうの場合  →他の作品はどこでどういうヒントをちりばめているか。   言葉で説明している?絵だけで伏線をはっている?   逆に何をぎりぎりまで隠していた? ・設定が説明的という問題点がある場合  例えば、登場人物が無口という設定だとして、  「彼は無口だ」と説明していて、  でもベラベラしゃべっていたらおかしいですよね。  では「無口」な事をどう表現しているか?  誰かに話しかけられても答えない、というシーンを数回入れている場合もあるかもしれないし、  台詞もモノローグもいれず、「謎の人」って感じで演出しているかも知れない。 ・泣かせたい場面なのに泣いてくれない、とか  自分が泣いた作品で、なぜ自分がそこで泣いたか、を考えてみる。  登場人物が「私は哀しい」と言ったから泣けた?  登場人物が泣いているから泣けた?  逆に何も言わないから泣けた?泣いてないから泣けた?  だとしたら、なぜ登場人物が何も言わないのに、泣けるんだろう?  どこに「泣ける種」になるエピソードを挟んでいた? とか。 あと話の筋道も普通に時系列にかくこともあれば、 全てが終わった回想シーンから始めることもある。 事件のまっただ中、みたいなシーンから初めて 「何がおこってるんだ?」と読者にびっくりさせてから、 具体的事件の内容を語るという手段もある。 それぞれで受ける印象が違うと思うので、 一つのマンガのエピソードを時系列に並べてから、どの順番でどう使っていったかをチェックするのも良いと思います。 あと、マンガの構成となると画面の構成(濃淡、1ページのコマ数)も大事ですよね? 設定上は「瞬時のこと」としているのに1ページでちまちま沢山コマ数を置いて沢山しゃべらせてたら「一瞬」って感じは受けますか? 難しいと思いませんか? でも「一瞬のことだけど、すごーく大事な一瞬」っていうのを表すために、映画のコマ送りみたいに、見開きで一つ一つ進めていく場合もある。 そういう時間の流れと話の流れをどういうコマ割りでやっているかをみる、とか。 また、その画面が誰の視点からみたものになっているのか、とかも。 話し手が変わる度にその話し手から見えた画面に変える場合もあります。この場合、登場人物毎に違う視点があるんだというのが、伝わってきますよね。 画面は聞き手の視点で、話し手は別にいる、っていうこともある。 あるい第三者の視点ということも。その場合どこから見たように描かれているのかな? あとは縮尺。すごく遠くからみてるように描かれているのか。 それともすごく近くで見てるように描いているのか。 例えばキスシーン一つでも遠くからキスしている二人を描く場合もあれば、キスされる側から見た相手のアップっていう場合もありますよね。 このあたりは映画のカメラワークも参考になると思います。 で、それぞれどういう風に感じるか、考えてみるとか。 背景の描き込み量とか。 あえてかかないことで登場人物に焦点を集中させたり抽象性を持たせる場合もあれば、沢山描くことで場所のリアリティを生む場合もある。 沢山描かれていたのに描かれなくなった等変化があるところはなぜ変化があるのか、とか。 描かれている理由、描かれてない理由をそれぞれチェックしてみる。 登場人物が複数いて会話するシーン一つとっても、 同じコマにいて、会話させる場合もあったり、 コマは別別にして、交互に登場し話させる場合もある。 さらにその場合、コマ割りを画面上向かい合わせにする場合もあれば、 コマ割は縦方向だけで、上から一つずつ順番に登場させていく場合もある。その場合立ち位置と向きが変わることによってまた受ける感じもかわるでしょう。 コマの大きさや吹き出しの大きさ、文字の太さや大きさによっても受ける感じが変わるので、どういうシーンでどういう風にしているかをチェックする、とか。 重要なセリフをあえて小さくすることでインパクトを与えている人もいますし、しっかり書いてはっきりさせる人もいる。 そういうところをみてはいかがでしょう。 そのうちに自分がめざすスタイルというのも出来てくるのではないでしょうか。 あと、逆に反面教師として、つまらないと感じた作品を なんでこの作品はつまらないのだろう?という視点で読むのもお薦めです。 単純に好き嫌いだけで終わりにせず、嫌いな理由をよく考えてみるのです。 キャラに魅力が足りない?どこがどうだから魅力がないと思うのか。 伏線が足りなすぎて唐突?逆に伏線が見え見えでつまらない?等々 絵が細かすぎ?足りなすぎ? 等々、自分がマンガを描くとき、何に注意すべきか?を考えていくと、 他のマンガの分析方法等もわかってくるのではないでしょうか。

noname#104587
noname#104587
回答No.2

人間の作るお話や物語には、ある程度、型が決まっています。 その型を研究する学問や、 その型によって人間の思考を導く思想もあるくらいです。 大学の文学部や人文学部あたりで学ぶことだと思うのですが、 一度、からくりがわかれば、物語を分析するのはそんなに むずかしいことではないと思います。 ただ、分析と創作は、また別のことだという気もします。 そこで、大塚英志という評論家が、物語を創作する人のために そういった物語の型を、実際に現場で使えるように うまくまとめている本をいくつか出しているので、 それを読んでみるのはどうでしょうか。 『キャラクター小説の作り方』 『ストーリーメーカー』 『物語の体操』 などです。 小説や漫画を創作したいという人のために、実用的に書かれています。 教養としても読んでも面白いですよ。

参考URL:
http://www.bk1.jp/product/03046495
  • qandasok
  • ベストアンサー率42% (79/186)
回答No.1

>どうしたら良い分析ができるでしょうか。 構成を分析するためには、当然ですが、物語を構成する技術を学ばなければなりません。 そのためには、その手の方法論について解説された本を、 最低でも何冊かは読む必要があるでしょう。 小説の場合なら、とりあえず以下の本がオススメです。 「ベストセラー小説の書き方」(ディーン・R・クーンツ) この本は、ベストセラー作家が自身の小説を例にとって、 その物語構成における狙いについて言及しているという、 類書を見つけるのが難しい、優れた本です。 この本は、文章作法ではなくて物語構成に重点をおいているので、 漫画を書くのが最終目的であっても大変参考になると思います。 ただし、米国人作家の見解ですので、 そちらのお国柄についても、ある程度察しておく必要がありますが。

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